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斎木外務次官が来韓 両国関係改善の突破口は見いだせず
2014/03/12 20:38
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙太庸(チョ・テヨン)外交部第1次官は12日、ソウルで日本の外務省の斎木昭隆事務次官と会談した。両国の次官級協議が行われるのは昨年12月に安倍晋三首相が靖国神社を参拝して以降、初めて。だが、日本側は旧日本軍の慰安婦問題など歴史認識をめぐる問題で進展したメッセージを示さず、両国関係改善に向けた突破口は見出せなかったもようだ。
会談で趙氏は日本側に対し、両国関係回復の前提条件として、歴史問題で韓国国民が理解できる措置を示すよう促した。これに対し、斎木氏は両国が基本的な価値と利益を共有する国であることを強調し、関係回復の必要性をあらためて訴えたという。
斎木氏は韓国側が求めた歴史認識問題について、安倍内閣は歴代内閣の立場を継承しているとの従来の姿勢を繰り返したという。日本側から両国関係改善に向けた具体的な提案はなかったようだ。
また、両国の首脳会談の開催に期待を寄せたという。
複数の日本のメディアは今月末、オランダで開催される核安全保障サミットに合わせ、韓国と米国、日本の3カ国首脳会談を行う方向で調整を行っていると報じたが、韓国政府は日本の誠意ある措置がない場合、首脳会談は難しいとの立場を明らかにした。
趙氏は会談前に記者団に対し、「首脳会談をしないというわけではない」とした上で、「朴槿恵(パク・クネ)大統領も、実りのある会談にしなければならないと話していた。そう信じられるようになればできるのではないか」と述べた。その上で、「正しい歴史認識が両国関係の礎」と強調した。
一方、斎木氏は趙氏と夕食を共にし、13日に帰国する予定だったが、「自国の都合」を理由に会談前に韓国側の了解を得て、12日午後日本に向かった。
kimchiboxs@yna.co.kr
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2014/03/12/0200000000AJP20140312003400882.HTML
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