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事実は「反原発デモは、ますます規模が大きくなっている」(カレイドスコープ) 
http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/625.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 3 月 10 日 14:51:48: AtMSjtXKW4rJY
 

http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2670.html
2014.03.10



3.11〜明日でちょうど3年。
昨日(3月9日)、国会議事堂周辺で3万人以上の大規模な反原発デモが展開されました。
さらに、11日前後には全国175ヵ所以上で原発抗議行動が行われ予定。。


この国を破滅させる世界一の馬鹿首相、安倍晋三の地元でも7千人規模のデモが。県内の反原発デモでは過去最大とのこと。


メディア独裁王国・安倍晋三と籾井勝人のNHKは一度解体させなければ再生できない


この大規模デモをNHKは、どこまで報じたのでしょう。


国会周辺で3万2千規模の「脱原発」デモ


「原発ゼロ」集会に"3万人" 国会前までデモ行進


安倍晋三の地元山口−上関原発を建てさせない山口県民大集会


これを見ると、明らかに大マスコミは、安倍晋三の内閣に魂を売ったことが分かります。
特に、私たちが半ば強制的に受信料を取られているNHKは公共放送の役目を捨ててしまいました。


NHK会長の任命権を持っているNHK経営委員会の委員5人を、安倍の息のかかった人間に入れ替え、さらにNHK会長の籾井勝人は、安倍晋三の政府のプロパガンダを流すために、NHK理事10人に日付欄を空白にした状態で辞表を提出するよう要求しました。
この国は、完全に北朝鮮と同じになったのです。


日本国憲法で保証されている言論の自由を破壊するこんな無法者などは、とっとと辞任させなければならないのですが、大人しいサラリーマン貴族、NHK職員には、そんな元気もないようです。
NHKは、もはや愚鈍の掃き溜め。完全に腐りきっている。


今後、世界のメディアはさらに、平和憲法を破壊する本物の狂人、安倍晋三を一斉攻撃するでしょう。


オバマ政権が特使として日本に送り込んでいたアーミテージが、安倍晋三が昨年暮、安国参拝を強行したのを見て、思わずこう言ったのです。


“It's over”  「安倍のヤツ、とうとうやってくれたな、もうお開きだ」。


アベノミクスの結果は「経常収支が赤字転落」、「GDPさらに下方修正」


さて、アベノミクスの成果はどうでしょう。
外国人勢は、いわゆる“買い上がり”ではなく、ババを引くのはごめんだとばかり、売り逃げの態勢を取っているかのようです。


今日の日経平均株価は、ちょい暴落の様相を呈しています。前場は152円74銭安で終了しましたが、まだ下げのエネルギーは完全には放出されていません。個人投資家たちは、後場も外国人投資家の動向に目が離せません。


このことは、メルマガ(2月20日発行 第46号)でお知らせしてありますが、ジョージ・ソロスが日本株に対して売りポジをとったことは本当だったようです。(公開関連記事)
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-2650.html


1月22日、安倍首相がスイスのダボスで開かれた「世界経済フォーラム」に出席したとき、ソロスが彼の演説を聴いて、「これはダメだ」と決断したとか。その演説の内容は、「日本の経済を破壊することそのものである」とソロスは考えたのでしょう。


今日(3月10日)、財務省が発表した国際収支速報によれば、
「経常収支の赤字額が前年同月より1兆2406億円増えて、1兆5890億円となった。経常赤字は4ヵ月連続で、単月としては、比較可能な1986年以降で過去最大となった」とのこと。


経常収支が赤字化することは、どの政府も恐れていることです。


どういうことかというと、日本が1000兆円もの借金をしても国債の金利が上がらないのは、日本人がこれに匹敵する貯蓄を持っているからです。これを引き受け手が担保と見なしているから国債を発行し続けることができたのです。


しかし、経常収支が赤字に転落する(つまり国内の貯蓄率がマイナスになるということ)ということは、今までの国債の引き受け手(銀行、生保などの機関投資家が主)が、いわゆる「担保割れ」と認識して、次の国債を引き受けなくなる恐れが出てきた、ということなのです。


新規国債を発行しても、国内の誰も買ってくれないのでは政府は資金を調達できなくなりますから、海外の政府や機関に買ってもらえるようにしなければなりません。


外国にとって、経常収支が赤字化した日本はリスキーな投資先ということになるので、国債の利回りを上げて、リターンが多くなるようにしないと外国人は日本の国債を買ってくれないのです。


すると、債権の国際市場は、日本の国債の金利(国債が償還期限を迎えたとき、買った相手が受け取る利息=利回り)がどこまで上がるのか見極めます。


買い手にとっては受け取るリターン(金利分)が大きくなるほど国債を保有しているリスクが下がるので、国債の金利動向をよく見るようになるのです。


これは日本の場合ですが、このようにして日本国債が海外市場の洗礼を受ける始まりになるのが「経常収支の赤字化」なのです。


国内の金利が上がれば、国債の償還時の支払額も増えるので、財政をより圧迫します。
ここから、いわゆる自転車操業の地獄が始まってしまうのです。今、その瀬戸際に立っている、ということです。


アベノミクスでは、これをさらに札束を印刷することで、一時しのぎをしようとしています。これは狂人しかできないことなのです。


さらに、同日、内閣府がGDPの下方修正を発表しました。
つい先日の速報値では、「前期比0.3%増、年率1.0%増」だったのが、今回は「前期比0.2%増、年率換算で0.7%増」と下方修正。


このタイミングで出してきたことを見ると、霞が関内部に安倍おろしの根が定着したことを表しています。
官僚も、安倍に愛想がつきた、ということです。


またまた、原発推進新聞の読売(この新聞は嘘が多いので、定期購読を中止すべき)は、経常収支が赤字に転落した原因は「原発を止めたため、海外からのエネルギー輸入が増えたため」と書きたてるでしょう。


確かにエネルギーの輸入は負担になっていますが、根本的な原因は、自殺的な量的金融緩和によって急激に誘導された円安にあるのです。


それだけでなく、アベノミクスによって、これから発行する国債の引き受け手さえ、いなくなりそうなのです。
すでに、この馬鹿男は、国民の虎の子である公的年金の原資を勝手に国債購入に充てていたのです。


とうとう、国民の年金が吹き飛ぶかも知れない危険水域に差し掛かったので、厚生労働省の専門委員会は、約129兆円の公的年金の積立金について、現在の国債中心の運用を見直す方針を確認した、とのことです。


どういう意味か分かりますか?


赤字国債を発行している政府それ自体が、日本の国債で運用していると危険である、というシグナルを出したのです。


アベノミクスなど、最初から全部、デタラメ、インチキだったということです。
こんな男など、とっととゴミ箱に捨てないと、本当に日本は破滅してしまう。


 

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コメント
 
01. 2014年3月10日 15:23:53 : 2LoTfLYvLI
反原発はカルトである。
   「正論」4月号、西部邁「テクノロジー盲信の愚、反原発という
                    カルトを撃つ」

反原発ファシズムと言ってもよいだろう。
   科学的根拠が非常に薄い。
   反原発で名を売り飯を食う、そんな悪党階級に引きずれられるアホ階級。




[32削除理由]:アラシ

02. 2014年3月10日 16:09:13 : X8K3Jt2Lhg
>>01
悪口のフレーズを並べただけやな。

03. 2014年3月10日 16:25:59 : 4IIsvL27Pf
>>01

 ならば、原発安全推進教がカルトでないと証明せよ。(福一・チェルノ・TMI・・・その他を踏まえてだよ)

 原発安全教の否定を完璧に論破するまで。

 原発安全教の肯定を完璧に論証するまで。


(西部が言っているなんて逃げないでくれよな)


04. 2014年3月10日 16:38:57 : YxpFguEt7k
3年経ってどれだけ作業は進んだのか?

木野龍逸氏
「根本的なところはほとんど進んでないと思いますね」
https://www.youtube.com/watch?v=JMdU2J1Wa84#t=49m28s

東電に欠けているのは責任感です。世界最悪企業2位の実力は健在です。


05. 日高見連邦共和国 2014年3月10日 16:51:59 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>>01

“原発推進カルト”、逃げた!!
(笑)


06. 2014年3月10日 16:55:02 : 8z0JTJjQpY
「原発がカルト」 であり、
「原発がファシズム」 である。
以上。非常に簡単な事実。

07. 2014年3月10日 17:10:03 : dzSvvl4VUI
01>おまえ最近文体変わったな。きちがいウヨクじじいはクビでバカ犬の復活か。

又、朝鮮まみれの日本語使ってくれやww

[32削除理由]:言葉遣い

08. 2014年3月10日 17:20:45 : ECjBPk5zrM
>>01
また現れたか。
あちらこちらでこれだけ反論されているのに気がつかないのか。
UNSCEAR(アンスケア)信者なんだね。
他の物も読まないとダメだよ。
あっちこっちでリンクはっといたけど見てくれたかな?

今度はこれを紹介する。
脱原発入門講座
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/index.html


09. 2014年3月10日 17:38:47 : eILsaRK7Cc
いま、ミサオレッドウルフとかが主導している反原発運動には注意したほうがいい。かれらの目的は被爆被害からめをそらすこと、放射能の全国蔓延から目をそらすことにある。
そういう意味で西部のいう「カルト」というのはあながちまちがいじゃない。

10. 2014年3月10日 17:44:27 : ZRjnouqilU
ほとんどスレの01,02,03は工作員によって最初書き込まれる。
工作員は仕事でやっているから、書き込むのが早い。

どうにかしてこの非人道的な書き込みをしている工作員を見つける方法はないものかね?


11. 2014年3月10日 18:34:27 : SgfNxnMDL2
非人道的な書き込みをしている工作員を見つける方法はないものかね?f??工作員を見つける方法・・・ネトウヨ安倍晋三と東京の政界の恥男・ネトウヨ「世耕弘成」を殺さない限り・・・無理でしょう。。。。諦めて下さい。。。。。

12. 2014年3月10日 21:15:13 : c2ZLdD2o3Q
「テクノロジー盲信の愚」というのは基本的に原発推進派の事だろう。

脱原発派は基本的に”テクノロジー不信”ですよ。
基本的にテクノロジ−の進歩があっても人間のすることには必ずミスがつきまとうもの。脱原発派は従ってテクノロジーに完全な信頼を置いていません。従って,一端事故があった場合,環境に不可逆的に近いダメージを与える原子力発電には賛成できない。


13. 2014年3月10日 21:23:09 : lUxzQdG0ho
小泉さんと細川さんは顔ぐらい出したのかな?

14. 2014年3月10日 22:21:12 : 2LoTfLYvLI
テクノロジーを盲信してるから、反原発をいうのだ。
ほんたうにテクノロジーを盲信してないのなら、自動車事故で年間4千人も死に、
しかもこの4千人ってのは事故後1日以内に死んだ者の数らしいから、2日後
3日後まで数えて、あるしわ自半身不随とか数えれば膨大な犠牲者がでておる
ってことになる。この事実を忘れて、原発のテクノロジーをなんだかなんだ
ゆーても始まらんだろ。

このやうにだね、テクノロジーってのわ、原発に限らず、日々
膨大な人命をなにしてるのだよ。それに火力発電所からの最終廃棄物、つまし
CO2だけんじょ、これって大気中に廃棄してんだろ。

ま、テクノロジーだけじゃない、年間3万人の自殺者わ、どーなんだと。
放射能ってゆぅ眼に見えないから、なんか幽霊見たように、やたら恐怖を
あおってはゆけんのじゃ。恐怖をあおって名を売り、本を売って金儲けしたりする
悪党が多い、G.K.チェスタトンいわく・・・ま、えーか。

http://www.mxtv.co.jp/nishibe/archive.php?show_date=20140308


[32削除理由]:アラシ

15. 2014年3月11日 00:35:57 : FfzzRIbxkp
デモを戦争に利用している海外の近況を見れば、
日本の平和的なデモがいかに重要なのかを思う。

チェルノブイリ事故のあとにデモが続いたのかどうかは私は知らないけれど、
戦争の足音が聞こえる時代にデモがあったのかどうかは知らないけれど、

原発に反対するデモは、その足音をかき消し、特定秘密保護法さえも無力化するパワーがあると、デモに手をふりながら思いました。


16. 2014年3月11日 08:25:09 : hXJog9gGvs
一番下の写真なんか薄気味悪くてしょうがない。
みなが同じ顔、姿勢、態度で個性がなく、もはやカルト。
こんなウンドウがまともであるはずがない。

17. 2014年3月11日 09:58:03 : Znt21PahMY
いくら反原発デモが盛り上がっても、一強多弱の政治状況が変わらなければ、原発は再稼働されるだけ。

18. 2014年3月11日 12:31:16 : 4IIsvL27Pf
>>16

 あなたにとっては甲子園の高校野球の応援なども気持ち悪く、カルトにしか見えないのでしょうね。ということは高校野球もまともなものでないというところでしょうかね?

 日本はそんな不気味なカルト(あなたの主張するところの)が幼稚園や学校から大人社会までありとあらゆる場面で充満していますね。

 日本全体がまともでないとも言えるようですね。そこまであなたの論が包含しているとすれば私もあなたの主張に同感です。(安倍なにがしの愛好する全体主義と瓜二つですね)


19. 2014年3月11日 13:29:17 : pqxrs8UqC6
>18. 2014年3月11日 12:31:16 : 4IIsvL27Pf
>>16

>安倍なにがしの愛好する全体主義と瓜二つですね


そうかな?
むしろ安倍なんかが依拠する保守反動右翼愛国思想の陣営の人たちのほうが、
その主張は色合いも深さも方向も態度も多種多彩だがね。
逆にサヨク連中ときたらまさに右へ習え。習わなければ罵倒と憎悪で排除する。
これが病的なカルトでなくなんだ?


20. おじゃま一郎 2014年3月11日 14:04:55 : Oo1MUxFRAsqXk : R8CHZ1yfqs
>アベノミクスの結果は「経常収支が赤字転落」、「GDPさらに下方修正」

これはまさに反原発のせいなのである。

日本が経常収支赤字になったのは、原発停止状態のため、化石燃料の輸入で
輸入額が輸出額を上回り貿易赤字となった。

所得収支が貿易赤字を上回れば、経常収支は黒字になる。
円安で外国人観光客は増え所得収支が増えるはずなのだが、
反原発が飛ばすデマのため、外国人観光客は、日本を避ける
ようになったのである。

反原発がいなくなれば日本の経済は回復するのだ。


21. 2014年3月11日 14:42:52 : rrhrFN6JLd
20)おじゃま一郎 お前はホンマに低能だのう。原発の代わりに使用するガスや化石燃料より工業製品の樹脂や化学繊維の原料のナフサやガソリンや航空機燃料代、船舶、漁船、トラックの燃料代が円安で20%以上上がっているからだろ。電力の原発分の燃料代なんかたかが知れてるだろ。アホか。

22. 2014年3月11日 15:11:31 : 4IIsvL27Pf
>>19へ(18コメント者です)

 そうですかね。

 安倍の教育に対する異常な介入は、全体主義志向そのものではないですか?
 
 また、保守愛国を主張するほうが多様性があるということですが、それぞれが言っていることは他の考え方の否定でしかありませんよ。多種多様な考えの人たちがいるとして、彼らはみずからと異なる主張に対して多種多様の意見を認めるまたは寛容な姿勢でも示すということでしょうか?

 そんなこと見たことも聞いたこともありません。

 そのような現実があるなら是非具体的にご提示願いたい。それによって私の見解が変わるかもしれません。

>>20

 つい最近の統計で外国人観光客数が最大になったと政府自体が発表したが?

 あの発表は嘘だったのか?あなたは相当詳しいようだから、嘘なのかどうか、ぜひ説明してくれ。


23. 2014年3月11日 15:19:49 : jnaGcYEN5I
>>01
最近さ、外国人の友達に「工作員」の説明をしてるんだよね〜。
ちなみに、バイト料って時給いくら?
両親とも日本人?大学出てる?虐められてた経験は? 友達いる? 家族いる?
独身? ヒキコモリ? 人生の目標ある? 今幸せ? 宗教は?

全部先日の飲み会で友人たち(英国、中国、豪州、マレーシア、ドイツ) から出た質問なんだけど、
工作員、答えてよ。

あ、もう一つ。日本人じゃ出ないような質問だなーと思ったけど、マレーシアの友人が、
「死んだら天国に行けると思う?」って聞いて欲しいと言ってた。


24. 日高見連邦共和国 2014年3月11日 16:22:06 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>>23

へぇ〜〜〜
(笑)


25. 日高見連邦共和国 2014年3月11日 16:25:39 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>>23

まったく蛇足、関係ない事柄ながら・・・

>「死んだら天国に行けると思う?」って聞いて欲しいと言ってた。

逆説的ながら、死んで“地獄に堕ちる奴”は、生前からすでに“地獄の住人”です!!
(笑)


26. 母系社会 2014年3月11日 17:23:28 : Xfgr7Fh//h.LU : iFdy2rLn02

NHKを安倍派に乗っ取らせた安倍は、さすがに権力というものを
良く理解している。

小沢派も政権を握ったら、安倍のように、即座にNHKを小沢派が
掌握しなければならない。

この「NHK掌握」という<非民主主義的決断>ができなければ、
小沢氏が首相になろうが、小沢政権はまた再び、政治謀略を
仕掛けられて打倒されてしまうか、あるいは、民主党の菅政権や
野田政権のように「無害化」されてしまうだろう。

小沢氏がNHKを掌握しなければ、NHK以外の民間放送局は全て、
反小沢派=従米派が掌握しているので、プロパガンダ合戦に
負けてしまうからだ。


27. おじゃま一郎 2014年3月11日 17:27:59 : Oo1MUxFRAsqXk : R8CHZ1yfqs
>21
化石燃料の使用目的が多様であっても、経常収支はフローなので、
増加率、減少率で見なけけばならない。

化石燃料が工業製品生産に使われている比率が高ければ
輸入した化石燃料で製品を生産するので、内需が拡大したか
輸出が拡大したか、あるいは生産過剰になったのか数値で
出てくるはずである。

しかしこの部分は輸入価格が上がるので輸入量は減少しているのである。
そのため、生産過剰にはならず、GDPの伸び率も大したことがないので
内需拡大でもなく、貿易赤字であることから、輸出の増加にも寄与していない。

残るは原発稼働停止による電力用化石燃料の輸入増加率が
確実に上がったということである。

政府は、経常赤字になってもしらっとしている反原発の言うことに
耳をかすより、マクロ経済を重んじるべきであろう。



28. おじゃま一郎 2014年3月11日 17:29:54 : Oo1MUxFRAsqXk : R8CHZ1yfqs
>22
>つい最近の統計で外国人観光客数が最大になったと政府自体が発表したが?

投資収支に関係してくるのは、外国人観光客が日本でいくら使ったかである。
せっかく日本に来ても、反原発がデマ飛ばすので、嫌気が差し
滞在日程を短縮したのであろう。

このように反原発は日本のイメージを損なっているのだ。



29. 2014年3月11日 17:38:06 : 4IIsvL27Pf
>>25さん

 お言葉ですが。

 「生前からすでに地獄の住人」に関して

 地獄の住人に該当する人たちは現世では天国の人生を送っていますよ。

 何があっても経済的な心配がなく、安全な場所で安全な食品を食し、なんの憂いもなく、笑顔で生活しています。誰にどのような迷惑をかけようとも、精神的な苦痛・痛痒など全く意識していません。あれだけひどい史上最大の原発事故を起こしながらなんら恥じることのない東電の前の社長(勝俣とかいう人道に反する奴)を思い出せば明らかです。

 生前に地獄の生活を味わうのは、「正直でまじめで貧しい庶民」のみです。

 (いつも日高見連邦共和国さんのコメントには共感を持っていましたが、今回ばかりは、敢えて反論します。反論お待ちします。)


30. 2014年3月11日 17:45:00 : 4IIsvL27Pf
>>28のおじゃまへ(22だよ)

 外国人観光客が滞在日数を短縮したという論拠を具体的に提示しなさい。でなければ、いい加減なコメントは慎め。(馬鹿者が適当なコメントを書き込むからこういう無様な結果になるんだよ)


31. おじゃま一郎 2014年3月11日 19:03:32 : Oo1MUxFRAsqXk : M9YnSDY9AM
>外国人観光客が滞在日数を短縮したという論拠を具体的に提示しなさい。

それは、「観光客数が増えても経常赤字になった」=「所得収支の
増加率が逓減した」につきる。

このように反原発は国益を損なっているのだ。


32. 2014年3月11日 19:25:29 : 4IIsvL27Pf
>>31のおじゃまへ

 反原発で観光客が減ったといいながら(コメント20)、この言い逃れは一体全体何なんだ。

 次には外人観光客の滞在日数が減ったといい、その説明ができなくなったら、この31コメントだ。

 たわけたことをぬかすな。

 このどアホウが。


33. 2014年3月11日 19:29:07 : QdE5zRzXMI
>22さん

わたしは保守反動右翼愛国思想の陣営の人たちの多彩ぶりをいったのであって安倍個人のことではありません。
思想家の内田樹も安倍の憲法に対する姿勢には批判的ですが本人は「政党保守」だといっている。
あるいは小説家の石田衣良は原発批判や東電批判の過激さに批判的だが戦争を翼賛しているわけでもない。
保守陣営には吉本隆明から西部遇から極端な愛国者まで多種多彩だけど、原発反対なんかをやっている連中にはちょっとした個人的意見での批判も許されない。
そういうことをいったまでであって、高校野球から反原発まで、いまの日本のカルト社会のなかでは安倍はむしろ異端でしょ。
わたしはそうおもうし、だから橋下とおなじく米国や日本の富裕層からいずれ排除されるのは目に見えている。
しかし「反原発」勢力たちは米国の思惑と一致しているからねえ。
いつまでもやってるでしょ、こいつらは。


34. 母系社会 2014年3月12日 00:36:00 : Xfgr7Fh//h.LU : T5QbXwYVAw

>>33さんへ

吉本隆明は保守陣営=保守派ではありません。

吉本隆明は、日本を代表する最も先鋭な革命思想家の一人です。

吉本隆明は、マルクスの「国家死滅論」(消滅論ではない)、
「プロレタリア独裁論」(=コミューン国家論)も含めて、
マルクス思想の全てを肯定していました。

吉本隆明は、マルクスの言説には、訂正すべき点は一つもないと
明言していました。

マルクスの「国家死滅論」や、共産党も放棄してしまった
「プロレタリア独裁論」も肯定する保守思想など言語矛盾であり、
存在するわけがありません。

★吉本の「原発支持論」は、技術と人間の関係を宿命的に考える
吉本独自の「人間論」=「人間文明論」であり、保守思想とは
無関係です。

もっとも、何を持って保守思想というか、定義次第ですが、
通常の意味の保守ではないことは明らかです。


35. 2014年3月12日 01:18:51 : ECjBPk5zrM
>>34
確か吉本隆明さんは、レーニンの組織論はダメだ、と言ってたね。
でもレーニンの「国家と革命」を高く評価していたと思う。
暴力革命とプロレタリア独裁を、高らかに賛美したあの書をね。


36. 2014年3月12日 02:03:18 : GPhnN6xvVY
 原発再稼働の容認の3条件

 1. 霞ヶ関(経産省・農水省・環境省・厚労省)と国会は福島へ遷都せよ。

   現場で生活してこそ、原発の将来について、正しい判断ができる。

 2.原発補助金を廃止

   原発が安全というのなら必要ない。
   それでも立地現地、その周辺が望むなら、どうぞ。

 3.東京に原発を作れ。

   当事者となって初めて、東京の人々は、責任と覚悟ある判断ができる。  
   それでも経済が大事ですか?

それと、次に原発事故があっても、避難者に対して、いかなる手助けもしない。
 


37. 2014年3月12日 10:02:34 : uB1LPr7TjI
>34. 母系社会 2014年3月12日 00:36:00 : Xfgr7Fh//h.LU : T5QbXwYVAw

>>33さんへ
吉本隆明は保守陣営=保守派ではありません。

>吉本隆明は、日本を代表する最も先鋭な革命思想家の一人です。

33ですがねえ、あなた吉本なんかちっとも読んでないでしょ。w
読んだとしても一ミリだって理解できてない。
吉本の戦後のすべての努力は既成左翼つまりソフトスターリン主義(吉本にとっては共産党、社民党、過激派、市民運動家すべてがそう)との戦いだったんですがねえ。
かれの思想的営為はそこにつきる。
べつのことばでいえばカルトとの戦いだったんです。


38. 日高見連邦共和国 2014年3月12日 11:12:16 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>>29

地球自体が“魂の監獄”という表現もできます。

人間は“使命”を持って生れ落ちてきます。
また、人間本来の高貴な属性は、“己を捨てて他者に尽くす事”、この一言に尽きます。
私はこの人間(その精神)が本来持つ素晴らしい属性や目的に逆らい、自分本位で堕落していく人間を
“この世に居ながらの地獄の住民”と表現しています。
当然そういう連中は唯物的(この世的)には恵まれた人生を送ることも多いでしょう。

あなたのような霊性の高い方にはようくお分かりの事かとは思いますが。


39. 小沢カルトはバカばかり 2014年3月12日 13:34:00 : 06DYzoEDvhFp6 : QhmTzSDPOw

>アベノミクスの結果は「経常収支が赤字転落」、「GDPさらに下方修正」

原発停止&高コストエネルギー輸入が、最大要因

つまり、原発を稼働すれば、経常収支は黒字化する

太陽電池や半導体、スマートホン(多機能携帯電話)などの輸入増は、まだ円が高過ぎる証拠と日本の技術開発力が海外に劣り始めた象徴である

[2月25日 ロイター報道]
電機関連の輸入が急増している。
1月は太陽電池や半導体、スマートホン(多機能携帯電話)などの輸入増で前年比で34%増の1兆0504億円に膨張し、原発の稼働停止で膨らんでいるエネルギー輸入(約2.8兆円)に次ぐ輸入規模となっている。

円安が進む中での輸入急増の裏には、競争力が低下した電機セクターにおける輸入急増という日本経済の直面している大きな構造変化がありそうだ。

財務省が20日公表した貿易統計によると、1月の輸入額は前年比25%増の8兆0429億円と大きく伸び、貿易赤字が2兆7900億円と1979年の統計開始以来、最大となった。

原油や液化天然ガス(LNG)とならび輸入額が急増したのが電機。内訳は、電子部品(半導体含む)が同57.3%増の2595億円。品目別の詳細は27日に公表されるが、財務省によると「特に太陽電池の輸入増の寄与が大きい」という。

太陽電池の輸入は2013年に前年比3.5倍の5902億円と急増した。背景にあるのは国内市場の急拡大だ。2012年7月に始まった再生エネルギーの固定価格買い取り制度の導入で市場拡大が続いている。

太陽光発電協会によると、2013年の国内出荷量(内外メーカーの日本での出荷)は前年の約3倍の750万キロワットまで拡大。うち54.2%が輸入となっている。

市場は拡大しているもの、大規模太陽光発電所(メガソーラー)などでは大量に安価な太陽電池が必要とされメーカー間の競争も激化。日系メーカーは採算悪化を嫌気して国内生産の拡大に慎重となっている。


[12削除理由]:無関係

40. 母系社会 2014年3月12日 18:15:35 : Xfgr7Fh//h.LU : qjb3Yb3LXE

>>35さんと37さんへ

●戦後日本は、3人の偉大な人物を生み出した。

マルクス派では、理論哲学の広松渉氏と文学・思想の吉本隆明氏、
自由主義派では、政治家の小沢一郎氏である。

そして、この3人に共通するのは、仏教(★注)に対する高い
評価である。

(「日本は独裁国家」と喝破した小沢一郎氏は、マルクス派の
広松渉氏や吉本隆明氏と同じ国家観に到達したのである。

また、小沢一郎氏は変化することの大切さを強調しており、これは
仏教の「諸行無常」思想の実践であり、自由主義=西欧民主主義
から、「国民の生活が第一」という<社会自由主義>=<中道左派>
へと移行した)

>>35さんへ

●吉本隆明氏の主著の一つは「共同幻想論」であり、吉本隆明氏は、
この「共同幻想論」で、レーニンの「階級支配の道具・装置として
の国家」というような即物的・道具的国家観=実体主義的国家観を
否定し、マルクスの「幻想的共同体」として国家という幻想的=
観念的存在としての国家論を復活させ、それを深化させたのですから、
むしろ、レーニンの「国家と革命」を批判したのです。

吉本隆明氏も広松渉氏も、広い意味での「暴力革命論」ですが、
吉本隆明氏は、単なる選挙による政権交代的革命は不可能と
考えていたので、選挙に一度も行きませんでした。しかし、基本的
には文学者・思想家ですから、詳しい革命の方法論までは述べて
いません。

●広松渉氏も単なる選挙による政権交代的革命は不可能と考えていた
わけですが、現代では、毛沢東の革命軍の武力による権力奪取的革命
も不可能と考え、ブント時代は典型的な暴力革命派であった「赤軍派」
と対立するブント内右派グループのイデオローグでした。

広松渉氏は選挙も無視せずに参加しつつも、最終的には、今回の
ウクライナやエジプトの革命のように、議会活動とゼネストや街頭で
の戦闘的デモを組み合わせた直接行動的革命論です。選挙による
政権交代的革命であっても、議会外で活動する革命派の実力行動組織
が必要ということです。

議会の外に、革命派の政党=議員団を物心両面で支援する革命派の
実力行動組織が存在して、事実上の二重権力状態を創り出し、この
組織が反革命派を威嚇して、軍のクーデタやマスゴミの謀略的
プロパガンダを抑止しないと、革命は不可能と考えていたと思います。

>>37さんへ

確かに、「吉本の戦後のすべての努力は既成左翼つまりソフト
スターリン主義(吉本にとっては共産党、社民党、過激派、市民運動家
すべてがそう)との戦い」だったとも言えますが、だからと言って、
吉本隆明氏は<保守派>というのは、余りにも実態を無視した暴論です。

吉本隆明氏は、第一次「ブント」時代から親しい関係であった三上治氏
から頼まれて、マスゴミから「過激派」とレッテル貼りされていた
三上治氏の「ブント叛旗派」の政治集会で何度も講演しています。

また、吉本隆明氏は、その「ブント」や全共闘運動=学生運動の
イデオローグであった広松渉氏の追悼集会で講演して、吉本隆明氏の
「共同幻想論」と広松渉氏の「共同主観性の哲学」との差異を表明
しつつも、広松渉氏の「共同主観性の哲学」を高く評価しています。

何度も「ブント叛旗派」の政治集会で講演し、また、広松渉氏の
追悼集会でも講演して広松渉氏の「関係主義」的哲学=マルクス論を
高く評価する保守派など、あり得ません。

(★注)仏教の「諸行無常」とは、全存在が一瞬の休み無く生成変化
(万物流転)しており、全存在が相互依存的関係にあると考え、
実体=独立自存体=それ自身の力でそれとして実在できるもの
は存在しないと考る「非実体主義」的存在観に基づいている。

これは釈迦の「此があれば彼があり、此がなければ彼がない、
此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す」という
「縁起論」的世界観を表す命題や、親鸞の・・・

「わがこころのよくてころさぬにはあらず。また、害せじとおもふとも
百人、千人 をころすこともあるべし」という「関係主義的世界観」
を表す言葉に集約されている。

仏教の「縁起論」を、現代哲学の用語で換言すれば<関係主義>
であり、仏教の「縁起論」=「諸行無常」的世界観は、
「関係主義的世界観」であり、この世界観は、人類が生み出した
最高の世界観である。

●現代哲学・科学哲学は、実体は存在しないと考える「非実体主義」
的存在観へと変化しており、それはソシュール言語学やフロイトの
無意識理論、現象学、構造主義、そして、自然科学では量子力学や
システム論として結実しているが、その元祖はヘーゲルであり、
その欠点を克服したマルクス=マルクス的弁証法=である。

この弁証法の根幹には、全存在が一瞬の休み無く生成変化している
という仏教の「諸行無常」的世界観と同じ「万物流転」思想があり、
この「万物流転」思想から生まれた「論理学=存在論=認識論」が
弁証法である。

★マルクス主義は、西欧で生まれた「仏教的世界観」に基づく思想
なのである。

<参考文献>
「入門 哲学としての仏教」 (講談社現代新書) 竹村 牧男著
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%A5%E9%96%80-%E5%93%B2%E5%AD%A6%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E4%BB%8F%E6%95%99-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%AB%B9%E6%9D%91-%E7%89%A7%E7%94%B7/dp/4062879883


41. 2014年3月12日 19:15:08 : HTkRgKgQPg
大きな音と
夕方の散歩
公園の集会
こんなもので世の中が変わったり 脱原発ができるはずがないでしょw

世の中変えるのも 脱原発できるのも選挙だけなんだよ。
自らその権利を放棄したりイデオロギーに振り回されてるんだから
どうしようもない愚か者だよ。w


42. 2014年3月12日 20:11:02 : bDBUl7kQxQ
何度も言うけど、国会の前でどれだけ吠えようと何も変わらないって!

やるなら渋谷、NHKの前で!


43. けろりん 2014年3月13日 06:28:23 : xfW5FN1G6ouU2 : 0LbJ4EEfms

>40. 母系社会さん・・・

ヘーゲルを唯物論的世界観から昇華させた
弁証法的唯物論も、魂魄要素の片手落ち・・
にはなっているな。

それがゆえに、量子力学の対生成・対消滅が説明できない。
唯物論的生命発展進化仮説では、生命生成の原理が説明できない
袋小路へと迷い込む。
ゆえに、その運動形成論ともいうべき弁証法が
底の浅い、『 正・反・合 』止まりになっている。

「 正(負荷) 」「 反(反映) 」の双対の二極対立構造から
即座に「 合(昇華) 」とはならない。

「 正(負荷) 」
「 反(反映) 」
「 対(対化) 」
「 等(等化) 」
「 中(昇華) 」

西洋弁証法は根本的に、
大事な真ん中がスッポ抜けているんだな。
それは、中観論からも導き出せる。

そして、仏教体系の「空 即是 色」も、
肝心など真ん中がスッポ抜けている。
実際には、「空 即是 我 即是 色」になる。
要するに、観察者自体も観察系に含まれる・・だ。
量子力学上の二重盲検法の論拠だ。

唯物論的弁証法に立脚する限り、
科学的進歩の片手落ち妄想からは金輪際抜け出られない。
それがために、吉本隆明も
「原発推進」の妄想に囚われてしまう。
ソシュールの構造言語学から言えば、
ドルゥーズが、先端だろうな・・・。
ある意味、言霊学だな・・・。


44. 2014年3月13日 08:22:11 : DLZZxai29U

巨額東電債を受信料で買い東電を支援するNHKのデマとは逆に、
実は費用も飛び抜けて高くつく原発。
http://viploader.net/ippan/src/vlippan328904.jpg

http://viploader.net/ippan/17.html?1394657590
http://viploader.net/ippan/18.html?1394657590
 


45. 母系社会 2014年3月13日 11:58:51 : Xfgr7Fh//h.LU : bB4hktjyZU

>>43さんへ

>実際には、「空 即是 我 即是 色」になる。
>要するに、観察者自体も観察系に含まれる・・だ。
>量子力学上の二重盲検法の論拠だ。

●広松渉氏の共同主観性論は、個々の主観の存在を
否定するわけでもないし、主観の全てが共同主観化
されているというわけでもないが、大部分の主観は
言語により、共同主観化されているという立場です。

ですから、広松渉氏の場合は・・・

「空 即是 我 即是 色」→「空 即是 我々 即是 色」

<私はあなたであり、あなたは私です>

「我思う、ゆえに我あり」→「我思う、ゆえに我々あり」

<我>ではなく、<我々>です。

●また、広松渉氏の場合は・・・

全存在が相互依存関係にあり、全て一瞬の休み無く生成変化して
いると考えます。従って、仏教のように、独立自存体としての
客観は存在しないと考えます。

また、認識とは、そうした相互依存関係にあるものの関係の認識
=関係性が項である「もの」に反照して、「もの」があたかも
実体であるかのように現前する=「もの」に内在するとされる
本質とか性質とは、対他的関係性である=と考えるので・・・

量子力学では、ボーアやハイゼンベルクたちの「コペンハーゲン解釈」
を、広松渉氏は支持しています。

それで、実在論の俗流マルクス派からは、広松渉氏は吉本隆明氏と
同じく、観念論者と批判されてますが、実在論者にはエンゲルスが
「物質は存在しない」と言った深い訳が理解できません。

つまり、広松渉氏の場合は・・・

<観察者自体も観察系に含まれる>を支持します。

★広松渉氏は、「物」とは「事」が<物象化>したものと考え・・・

「物的世界観」から、「事的世界観」への移行を唱えました。

広松渉氏と龍樹では、細部では違いがあるようですが、
広松渉氏は龍樹の中観論を、非常に高く評価しています。



46. けろりん 2014年3月13日 17:01:19 : xfW5FN1G6ouU2 : 0MgVDzajvc

>45. 母系社会さん・・・

『 物質 』が先手か?
『 意識 』が先手か?
それが、有無論=空観を超えた
・・・ドン突き問題に相当するものですな。
ナギ&ナミの、”ヒル子”問題がその本質でしょう。
奥深い物質生成論は、すでに過去から存在するもの。
カ(火)と ミ(水)の契り構造。
本質的には、
カ(火)は見えないモノ、とらえられないモノ。
ミ(水)は見えるモノ、操作できるモノ。

『 物質=ミ 』は『 意識=カ 』の反映。
有る無しではなく、負荷とその反映。
そこから読みとかなければ、二極性の妄想に迷い込む。
『 物質/意識 』は切っても切り離せない。

・・おそらくはね、
空間=意識、と物質=観察、
それが双対構造になっている。

・・・ゆえに、おっしゃるように、
『 我 』の実態は、『 我々 』になる。

ただ、しっかりした『 我 』の確立無しには
『 我々 』という意識拡大へとは繋がらない。

・・・ということでしょうな。


47. 母系社会 2014年3月14日 03:50:56 : Xfgr7Fh//h.LU : Jy27qDLQck

>>46・ けろりんさんへ

>奥深い物質生成論は、すでに過去から存在するもの。

★その通りですね。広松渉氏は龍樹の中観論は、西欧の理論哲学を
凌駕するレベルに達していたと言っていました。

紀元前6世紀前後の釈迦が「関係主義」に気づき、2〜3世紀の
龍樹が西欧の理論哲学を凌駕するレベルに達していたとは、心底
から驚くしかありません。

人間の言語は「実体主義」に基づいて構築されているので、「実体主義」
は人類史と同じ歴史を持つはずだからです。

しかし、アジアの文化には、非「実体主義」的な伝統思想があります。

★死去直前の1994年、世間から極左のイデオローグと見なされていた
広松渉氏は、朝日新聞に論説を発表し・・・

「東北アジアが歴史の主役に  -日中を軸に“東亜”の新体制を」

と訴え、極左である広松渉氏が、戦前の右翼と同じ「大東亜共栄圏」建設
を主張したとして世間を驚かせ、既成左翼から、ずいぶんと非難され
ました。

しかし、それは誤解であり、広松渉氏は・・・

まずは、マルクスが人間(社会的諸関係の総体)や社会、資本、価値など、
マルクス思想では非常に重要な中心的概念を、全て、それらの関係性
から規定したことで、マルクス思想が、アジアで生まれた仏教と同じ
「関係主義」的世界観を背景にした思想であると考えていたからです。

★また、一方で、仏教はもちろんですが、中国・道教系の「陰陽五行説」も、
キリスト教のように、「もの」や「人」には絶対神が定めた「本質」が
内在しているとは考えず、「もの」や「人」は、陰陽などの様々な要素
(契機)間の(力)<関係>により、運動していると考えます。

「怪力乱神を語らず」の儒教も、一種の実践的な唯物論であり、絶対神が
定めた「本質」を認めないので、生後的な<修身>の大切さを説きます。

絶対神が既に、存在の「本質」を定めているなら、人間が生後的に<修身>
に努めても無駄のはずで、儒教も、キリスト教のような「本質」は認めない
非実体主義的な人間観を核にした宗教です。

★日本のイスラム教学の泰斗である黒田寿郎氏によると、実は、イスラム教
も一神教でありながら、「関係主義」的宗教のようです。

キリスト教は、精神的なものを<聖>、物質的なものを<俗>とする
二元論的思考をして、地上に差別、つまり<支配=被支配関係>の階級関係を
生み出しますが、イスラム教の核心には「タウヒード」という思想があり、
これは、神を除く森羅万象、あらゆる存在は<等位>という概念ですから、
必然的に、地上でのあらゆる差別を否定します。

全存在が<等位>であるなら、必然的に、それらの関係性が物事を決する
ことになるので、イスラム教は「関係主義」的宗教です。それでイスラム教
では、人も動物や自然と<等位>の存在でしかないのですが、人は動物よりは
知恵があるので、貧困者や動物、自然の保護義務があると教えているようです。

生まれながらの「悪人」がいると考えれるキリスト教では、人類の悪行
であり、動物でさえ極力避ける同種同士の殺し合いを廃絶できませんが、
「関係主義」では、生まれながらの「善人」や「悪人」は認めません。

悪行は<屈折した関係>の産物でしかなく、「悪人」を殺しても、悪行
を産み出す関係が存在する限り、悪行を無くすことはできないので、
<屈折した関係>を直すべきと考え、<関係の革命>を目指す「マルクス思想」
と、全く同じ発想です。

ですから、黒田寿郎氏に言わせれば、「関係主義」的なイスラム教は、
欧米のポスト・モダン的な現代思想を先取していたことになります。
しかも、イスラム教も「関係主義」なら、「関係主義」は、アジア全体の
共通世界観ということになります。

(アジア系の神話では、万物は神が創造した「もの」ではなく、植物の
ように「発生したもの」と考えるので、おそらくこの発想の違いが文化の
違いでしょう。

イスラム教の保護義務は神の命令ですから、絶対的な戒律です。面白いのは、
保護者される貧困者も尊厳を失わないことです。施された食事が不味い
場合には堂々と苦情を言い、苦情がでると食事を施した側が謝罪したりして、
両者はあくまでも平等で、この点は日本人の感覚とはかなり違うようです)

★要するに、アジアの伝統思想は「関係主義」的世界観に基づいており、
「マルクス思想」と同じ世界観です。それで広松渉氏は、中国共産党が、
「マルクス思想」も「関係主義」であることに気づけば、「日中」がこの
アジアの「関係主義」な世界観を掲げて世界を領導すべきと唱えたのでは
ないかと思います。

現時点なら、近代化に成功した<日・中・韓>が連携して「東アジア共同体」
を結成し、中国を核とした「東アジア共同体」が世界を領導すべきという
ことでしょう。

明治初期の日本の知識人たちの多くは、「アジア主義」でしたが、欧米の
帝国主義が浸透して、ウルトラ右翼化された「アジア主義」となってしまい
ました。日本はもう一度原点に戻り、アジアの伝統思想である「関係主義」
=「アジア主義」の旗を掲げて、欧米の強欲「帝国主義」から、世界を、
人類を救済すべきでしょう。

★マルクス自身は仏教を学んだ形跡は無いらしいのですが、マルクスの
師匠である怪物的な大思想家ヘーゲルは、仏教を学んだ可能性がある
ようで、ヘーゲルの「関係主義」は仏教からインスパイアされたもの
かもしれが、どうゆう理由か、ヘーゲル自身は「関係主義」を極め
ず、代わりに、マルクスへと継承され、「マルクス思想」が生まれ
ました。

しかし、残念ながら、マルクス・エンゲルスの「関係主義」的世界観
は、キリスト教=実体主義の影響が強い欧米では継承されず、実在論が
唯物論だと誤解したレーニンやスターリンにより「ロシア・マルクス主義」
となって世界に広がりました。

それで、ロシアや中国では、このロシア製マルクス主義や、それから
派生した毛沢東思想が国家宗教化したために自由な研究ができず、
欧米もソ連との政治的対立でマルクス専門研究者は少なく、むしろ、
冷戦時代は反マルクス派により、マルクスは批判対象として研究されて
いたわけです。

こうした事情で、世界で最も自由闊達にマルクスの研究が行われたのは、
何と、日本であり、その日本で広松渉氏の「マルクス主義」は生まれました。

現在では、中国の南京大学に「広松渉研究所」が設置され、広松渉氏の著作が
中国で出版され始めました。また、何度も、日本の広松派の学者たちと
中国の広松派の学者とが、シンポジウムなどで交流しています。

もちろん、まだ中国では、広松派は極少数派であり、中国共産党は、右派の
自由主義派と左派の「ロシア・マルクス主義」派とが思想的に支えている
ようですが、「反スターリン主義」の広松思想が共産党内にも浸透すれば、
中国も大きく変わるでしょう。

★マルクス弁証法は、ヘーゲル弁証法のように結論が端初となるような
円環構造ではなく、結論が存在しない開放系ですから、暫定的結論が同時に
、通常の意味での結論の役割も担います。

暫定的結論の提示は、その暫定的結論の欠点=限界点=残された課題も同時に
提示して、後に続く者たちへの導きを示さなければ、弁証法では、結論を提示
したことにはならないわけです。

それで、当然ですが広松思想も絶対ではないわけで、それは広松自身が
最も良く自覚していたので、広松渉氏は「ではないか?」としか言って
はいけないという歴史的相対主義=弁証法の立場でした。

★つまり、例の「社会主義=共産主義の理想社会」なるものも、あくまでも
暫定的目標・暫定的理想社会でしかないわけです。そのことはマルクスの唯一
の哲学的著作である『ドイツ・イデオロギ−に、共産主義運動には、何らかの
実現すべき理想社会なるものは存在しない、共産主義運動は「永久革命運動」
であると、誤解の余地がないくらい明確に書かれていますが、俗流マルクス派は、
「社会主義=共産主義の理想社会」を、マルクス派の最終的な理想社会と考えます。

弁証法では、ある時代の理想社会は、その時代の欠点を取り除いた社会しか、
理想社会として思い描くことはできない、我々の思考を制限・拘束する時代的・
文化・社会的な「パラダイム」は存在するというのが原理ですから、いかなる
「理想社会」も、全て暫定的理想社会であるわけです。

広松渉氏自身は、非常に厳しい原理主義者でしたから、宗教にも厳しい態度
でした。しかし、宗教が理想とする社会も、時代と共に変化してゆくはず
なので、ある時点では、マルクス派の理想社会と、各宗教の理想社会とが、
一致する可能性もあると思います。


48. けろりん 2014年3月14日 13:16:20 : xfW5FN1G6ouU2 : 6ZuciJdQ4s


東洋思想には・・・、
主体(観察者)と客体(被対象物)を分割しながら統合させている
多様性の一元論に立脚している、観察的土台、というものがあるように、
そもそも、デカルト等々に端を発する西洋論理二元哲学よりも
次元的優位性がありますからな・・

ボーアが、腰を抜かせるほど驚いた、と言われる
無双陰陽原理と自然科学(量子論、宇宙論、生命科学等)との接点・・
陰陽子(陰陽双極子)と素粒子の関係性など、顕著ですな


共産主義運動は「永久革命運動」である・・・は、
< 禊は永遠に続く >という古神道と同じですな。
理想郷の先には、まだまだ次の理想郷が待ち構えている
運動方程式・・というワケです。

いまや、『 宗教 』とも呼べるべき
組織御用達し共産主義思想が蔓延している現状。

あなたのように、哲学&宗教叡智からの掘削にも
耐えうるような掘り下げをされておられる方は
なかなか居られない・・・。

居られるところには居られる。
同志を発見したような感覚で、
ななかなか喜ばしいコトです。

>47. 母性社会さん・・・


49. 母系社会 2014年3月15日 00:24:27 : Xfgr7Fh//h.LU : GTGRGo4BFs

>>けろりんさんへ

●広松氏によれば、マルクスの認識論は、ヘーゲル認識論を継承
しているので、認識論を存在論と共に考えるという特徴がある
そうです。

ところが、西欧理論哲学は、認識論と存在論とを分離して考えて
しまう伝統があり、現代の西欧哲学でさえもまだ、実体主義の
母斑を残していて、仏教のような徹底的な「関係主義」化が達成
できていないようです。

仏教の認識論は良くわかりませんが、おそらく、マルクスと
同じように、認識論を存在論と共に考える立場なのかもしれません。

ダイヤの硬さは、ダイヤをジッと見つめていても決してわからず、
ダイヤの硬さを知るには、他の鉱石と衝突=関係させないとわからない
わけで、我々が本質や性質と呼んでいるのは、関係性が物象化した
ものです。

ですから、「実体概念」も全て「関係概念」ですが、我々の日常意識は
実体主義ですから、実体主義は非常に根強い信憑となっていて、実在論
=科学主義者には「関係主義」が理解できず、仏教も「関係主義」を
説くのに、いろいろ苦労してきたようですね。

●マルクスは独立自存体としての実体を認めないので、ゲシュタルト
心理学の認識論のように、青をバックに、白地に赤丸の布が羽ばたいて
いたら、その布は日本国旗とか、布=<図>を、青(空)=<地>との
<地ー図>構造=ゲシュタルトとして、それらの差異で日本国旗と
認識すると考えます。

ですから、椅子を椅子として認識する場合も、椅子と机や床、天井と
の関係、そして、それを座る道具として利用する西洋的な生活様式の
人間自身(歴史的・文化的人間)との関係で、椅子として認識する
と考えます。

このマルクスの媒介的=関係論的、物象化論的な認識論は、人間ペテロが、
自己を人間と認識する機制を、他者である人間パウロを媒介して認識する
とか、王が王であるのは、彼に対して周囲の人が臣下として接するからと
説明した『資本論』の「注釈」でも明らかです。

●また、この認識論は<雪は白い>というような命題は・・・

実は、命題<X=雪>と、命題<雪であるXは白い>という
二つの命題の合成であり、命題<X=雪>が前提となっていて
、命題<X=雪>が成立しなければ、当然ですが、命題<雪は白い>
は成り立たないことを示しています。

ところが、実在論者=反映論者である俗流マルクス派や、大部分の
科学者は、「雪は雪だから雪」と言って、命題<X=雪>を自明と
見なします。

しかし、椅子の認知なら、畳で生活していた江戸時代の日本人が、
生まれて初めて椅子を見た場合、人間は、自己の生活様式も含めた
媒介的=関係論的に認識しますので、それを椅子と認識するとは
限らないわけで、「椅子は椅子だから椅子」といういうような実体論
は成り立たないわけです。

更に、認識は関係性の認識ですから、この<X>の本質=<X>に
ついての全知全能の神の認識は、この宇宙の全存在と<X>との関係性
を総合しないと規定できませんが、それは原理的に不可能です。

なぜなら、全知全能の神なら、過去の消滅した存在や、未来の新存在と
<X>との関係も知っているはずで、そうした関係も総合して<X>の
本質規定をしているはずですが、それは人間には不可能だからです。

こうしたことが、実在論の俗流マルクス派や、普通の科学者=
科学主義者には理解できないので、ボーアらの「コペンハーゲン解釈」
=我々は観劇者ではなく演技者でもあること=を支持すると言うと、
大非難を浴びてしまいます(笑)

●つまり、<X=雪>は、<X>の一部の関係性からの規定、<X>の
一側面での<判断>に過ぎないわけですが、実在論者=反映論者は、
<X=雪>だと断言します。

確かに、物象化された位相では雪なので、全くの誤りでもないのですが、
あくまでも、<X=雪>は、一部の関係性を物象化した位相での規定=
矛盾律を信じている悟性的規定=全存在が運動中であり、停止している
存在は無いことを理解しない規定でしかありません。

おおむね科学(科学理論)は、このような物象化された位相での、悟性的
理論であり、換言すれば、近代科学は「機械論的自然観」=「物的世界観」
を前提=「パラダイム」とした現代の宗教です。

●現代の宗教というと宗教を軽視しているようですが、宗教は人類に対して
非常に大きな貢献をしてきたと思います。おそらく、宗教が無かったら、
既に人類は滅びていたでしょう。

マルクス派が宗教を敵視したのには、それなりの理由がありますが、
それでも軽率だったと思います。仮に、政治的・経済的な解放が実現
できたとしても、吉本隆明氏が指摘したように、それで人類の全苦悩=
病気や死=が解決・消滅するわけではないからです。

マルクス派の西欧理論哲学者であった広松氏の構想には、倫理学の構築も
ありましたが、実現できていないわけです。ですから、マルクス派が独自の
倫理学や文学で、宗教と同じ役割を果たせる思想を創造しない限り、仮に、
将来マルクス派の世界体制ができたとしても、宗教の力を借りなければ、
マルクス派の世界体制は一日とて維持できません。

宗教は階級支配の体制も支えますが、一方で、マルクス派の体制も支えて
くれるわけです。「解放の神学」とか、仏教にも「エンゲージド・ブディ
ズム」とか、社会運動に熱心な宗派もあるようです。マルクス派は仏教は
もちろん、本来なら利子を禁止しているイスラム教とも親和的になれる要素
があります。

また、量子力学の発展で素粒子は波でもあり、更に、自己同一性が無い
ということになってしまったために、古い俗流唯物論である原子論的
唯物論は決定的に崩壊しましたね。

素粒子は物質というよりも、非精神的存在=エネルギーのようなもの
とでも言った方が適切な存在になったので、唯物論と観念論の垣根も
低くなり、両者は実質的には「接近」していますから、将来の唯物論と
観念論の関係は、想像もつかない展開となるかもしれません。

こうしたことは、あらゆる定立(唯物論)には、正当な反定立(観念論)
が可能としたヘーゲル=マルクスの弁証法の射程内の事態かもしれませんが、
どうなるのか、楽しみです。


50. けろりん 2014年3月15日 15:44:57 : xfW5FN1G6ouU2 : d4OySqDO4Y

どこへ、潜り込んだのか・・・
探すのに一苦労の・・ココ。

>47. 母系社会・・さん。

なぜか、日頃のうっぷんが一気に噴きだして
大論文開陳の、イカリ爆発の様相を呈しているような
・・いないような・・・
ココでは、もったいない展開なので
コピペで保存しておきますよ


おっしゃるように・・、
既存の人間型ゲシュタルトの抜け出し・解放こそがホントの命題
『 唯物論と観念論の垣根 』の統合は、
” はじめにコトバ(ロジック)ありき ” でしょうね。
人類がマクロ(宇宙物理)とミクロ(素粒子)の究極を発見した時に
モノとココロの融合が始まる・・・ですな。
” はじめにコトバ(ロジック)ありき ” は、
” はじめに名(認識の外在)ありき ” になりますな。
切り株や岩であろうが、「イス」の”名”によってイスになる。
ア・プリオリにイスが在るワケではない。

認識論の土台にある ”関係性の命題” は
空間と時間に畳み込まれている。
生身の「おのれの目」は自ら観察できない。

まぁ〜、いろいろなトコロで、イライラするのは、
ある意味、仕方がない・・・

埴谷雄高が一番言いたかったトコロの問題でしょうな
「 俺は俺である 」・・・ぷっは

宗教、思想、科学、哲学、・・諸々すべてが
その土台に横たわる、既存の人間型ゲシュタルトによって
時代が下がるごとに劣化して行く。

シカシ、ここで展開するのは
しごく ” もったいない ”
母系社会・・さん。
・・・w


51. 母系社会 2014年3月17日 17:41:01 : Xfgr7Fh//h.LU : lWRO57jwBI

>>50. けろりんさん

>コピペで保存しておきますよ

コピペで保存とは光栄です。ありがとうございます。

広松哲学には常識と異なる点が多いのですが、その中でも・・・

@感性と知性は、同時に働いているという前提と、A人間と自然は、
相互依存関係にあり、人間は自然を、非有機的身体としているという
マルクス思想についての「独創的解釈」があり、この点の誤解が観念論
という批判を生み出しているようです。

●通常、感性と知性は別々の能力をされているので、まず、感性で外界を
とらえ、その後に知性が知覚されたものを解釈していると考えられて
いますが、感性と知性は別々に働く能力という常識は、実証さえされた
ことがない信憑でしかありませんから、広松哲学のように、同時に働い
ているという解釈もあり得ます。

また、Aの人間は自然を非有機的身体としているというマルクス思想は、
広松哲学では、意識を脳内現象、あるいは、少なくとも皮膚の内の身体内
の現象と考える近代の意識論を否定する根拠になります。

これは、視覚障害者が使う杖の先端は、事実上、視覚障害者の指の皮膚と
同じで、視覚障害者は杖の先端を、皮膚として地面を知覚しているので、
同様に、音や光を伝える空気も、杖のような媒体=非有機的身体と考え、
人間の身体は空気を媒体=身体の一部として皮膚の限界を越え、意識は
外界を直接把握しているという意識観=反近代的意識観が生まれます。
ですから、広松氏に言わせれば、意識を皮膚の内側の現象と考える近代的
意識論の方が観念論です。

広松氏の説では、マスメデアが伝える海外ニュースは、現地のジャーナリスト
の目や耳を媒体として借りて、現地の現象を知覚することです。このように
考えれば、人間は古代から、宇宙空間でさえの身体の一部として活用して
認知活動を行っていた生物です。

新カント派は、認識というものを徹底的に考察して、非常に精密な認識論
を構築しようとしたのですが、結局失敗してしまいましたが、この原因が、
意識を脳内現象、あるいは身体内の現象と考える近代の意識観だったと
総括しています。

こうした意識観には、現代の最新の西欧哲学でさえ到達していませんが、
もしかしたら、仏教にはあるのかもしれません。

>既存の人間型ゲシュタルトの抜け出し・解放こそがホントの命題
>『 唯物論と観念論の垣根 』の統合は、” はじめにコトバ(ロジック)
>ありき ” でしょうね。人類がマクロ(宇宙物理)とミクロ(素粒子)の
>究極を発見した時にモノとココロの融合が始まる・・・ですな。

●実体主義的パラダイムと共に誕生した人類は、ギリシャ時代、実体主義
に相即した矛盾の存在を否定する「矛盾律」=「同じ物が、同じ部分について、
そして同じ物との関連で、正反対のことを同時に行うことはないだろうという
ことは明らかである」=に基づく学問を構築し、この「矛盾律」は、現代
でも学問の主流として生き延びています。

中世の「生物論的自然観」も、また、それを否定して生まれた近代の
原子論的唯物論に基づく「機械論的自然観」も、両方とも、この「矛盾律」
を根本原理とする実体主義的パラダイムを前提にしています。

ヘーゲルとマルクスにより、「矛盾律」=実体主義を根本的に批判する
新しい弁証法=関係主義が構築されましたが、残念ながら「ロシア・
マルクス主義」はもちろん、戦後、この「ロシア・マルクス主義」=
「スターリン主義」を、初期マルクスの「疎外論」で批判する新左翼も、
「マルクス思想」を関係主義と実体主義の混合物のようなものと解釈し、
こうした改変「マルクス思想」は、反マルクス派の実体主義者からも、
また、ポスト・モダンの現代思想派からも、実体主義的として批判されて
います。

●われわれの日常的意識は、実体主義的パラダイムに支配されてますから、
「矛盾律」は非常に強固な信憑ですが、「矛盾律」では、<変化>=<運動>
というこの世界のあらゆる存在の実態がとらえられません。

「矛盾律」の「同じ物」や「同じ部分」、「同時」の<同一性>というものは、
厳密には、近似的にしかあり得ないからですが、近似的知としてなら科学も
有効なので、科学は人類文明を(おそらく)大発展させました。

しかし、たとえば、この「同時」一つでも、この「同時」には時間の幅が
存在しない数学の点のような時間であるなら、その矛盾していないと想定
されているある「もの」自体があり得ないことになります。存在・実在する
とは、どんなにわずかな時間であれ、幅のある時間、最初と最後がある
時間、ある位置に存在するということですから。

また、その「同時」が、ある一定の幅がある時間なら、存在は最初と最後
との間に、変化してしまうこともあり得ますから「矛盾律」は成り立ちません。

●埴谷雄高は政治論以外、広松以前は全く理解できませんでした(笑)
今なら、少しは理解できるかも、です。

埴谷雄高の「幻視の中の政治」の政治論は、広松の政治論をも越えている
と思います。



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