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2014-03-10 08:52:27
「勤務時間は1日2〜3時間で、年間休日が約300日、給与は月額40万円以上、ボーナスは年4か月分もありますよ」と謳った募集プロジェクトを見かけました。来年の統一地方選挙に向けて、「高学歴ニート100人立候補プロジェクト」と銘打った、冗談半分のようなキャンペーンです。地方議員といえど、そんなにおいしいわけではありませんが、傍からは「気楽な稼業ときたもんだ」と見えるのでしょう。
ただ、実績として、原田亮・箕面市会議員(大阪府)、25歳、大阪大卒、得票数2644、月額報酬61万円。藤川優里・八戸市会議員(青森県)、27歳、帝京大卒、得票数6962、月額報酬58万円などいくつか上がっていました。
統一地方選挙2015まであとわずか1年。予想される衆参ダブル選挙までは2年余り。いずれもあっという間に近づいてきます。準備は進んでいるのでしょうか。いえ、いえ、遅れに遅れています。
民主党内では、代表の座をめぐって水面下の暗闘が続いているようです。前原誠司氏のあたりから、「海江田代表は、来月4月までに党勢立て直しの確たるメドがついたとならなければ辞任するだろう」と、”辞任の勧め”がささやかれているとか。もちろん後釜には、前原氏が控えているというシナリオです。
不人気の民主党から立候補するというのは、とても勇気のいることです。だから、1年後に迫っているにもかかわらず候補者選びは遅々として進まず。このまま突っ込めば、結果はどうなるでしょう。
地方議員に支えられなければ国政選挙はできない。このままいけば2年後の衆参ダブル選挙では、壊滅的敗北を喫するのは目に見えています。
自公の巨大与党に立ち向かうには、野党側が統一候補を立てられなければ、東京都知事選と同じパターンで負けます。野党側候補が割れれば、票も割れ、与党を勝たせるだけです。とくに、衆参ダブル選挙では、その傾向が顕著になりそうです。
小沢一郎・生活の党代表が昨日3月9日、奈良の生駒で開かれた講演会で、「野党はやり方次第で勝てる。事実、これまでの地方選挙では自公候補を破って、野党候補が勝っている例は数多い。自公の得票数は伸びていない。有権者は、暴走する安倍政権に不安を感じているのではないか。都知事選挙でも、候補を一本化できていれば、その安心感でもっと票が伸び、自公候補を破っていたはずだ。絶対、勝っていた。『オリーブの木』でも何でもいいが、一本化できれば、棄権した10%の人が戻ってくる。その意味では、有権者の皆さんが、政治家のシリをたたくということも大切だ。そして、力を合わせるということができると信じている」と、語りました。
この講演会は、生活の党の元参院議員、中村てつじ氏の主催で開かれたもので、中村氏の再起をかけた”早めの決起言集会”という意味合いがあったようです。小沢一郎代表も、「中村君は理念も理論もしっかりしており、私が最も信頼する同志のひとりです。皆さんのお力で、中村さんを再び国会に送って頂けますよう、ぜひともお願いします」と、呼びかけていました。
小沢氏は、「政権交代は夢のまた夢、と言う人がいるが、国民のみなさんは、政治が今のままでいいとは決して思っていないはずです。国民の生活に直結する大きなテーマが目白押しの状態だ。消費税増税や景気の先行きなど経済問題。若者の雇用問題。憲法問題、集団的自衛権や特定秘密保護法など安全補償問題、TPP、中国や韓国などとの外交問題。いずれも、国民の安心・安全に直結している。自公の得票数は伸びていません。力を合わせれば、再び政権交代はできます」と、力強い口調でした。
ボクは、大阪では渡辺義彦(生活の党)、服部良一(社民党)、樽床伸二(民主党)の各氏を推したいと思っています。共産党とも話し合いの場を持ちたいと思っています。根幹となる政策は、「脱原発」です。
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