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朝日の天敵『週刊新潮』 (『WiLL』2005年4月号より) 
http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/516.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 3 月 07 日 19:00:00: igsppGRN/E9PQ
 

朝日の天敵『週刊新潮』 (『WiLL』2005年4月号より)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140307-00010000-will-pol
WiLL 3月7日(金)17時49分配信


朝日、広告掲載拒否の経緯

『週刊新潮』が、〈「朝日「極左記者」と「NHK偏向プロデューサー」が仕組んだ「魔女狩り」大虚報〉という特集を掲載したのは、二〇〇五年一月二十七日号(一月二十日発売)。

 ことの起こりは、朝日新聞、二〇〇五年一月十二日付朝刊のスクープだった。

 NHKが二〇〇一年、一月三十日に放映した慰安婦番組に関して、自民党の安倍晋三、中川昭一代議士が、この番組放映前に、NHK幹部を呼びつけ、「偏った内容だ」と指摘、手直しを要求するよう圧力をかけた。NHKはそれに応じて番組を改変した、と一面で大々的に報じた。

『週刊新潮』は、この記事を「朝日の『極左記者』が最初から、政治介入ありきの姿勢で取材を行った『魔女狩り』にほかならない」として、特集を組んだのだ。

 その後の「言った」「言わない」のNHKと朝日のバトルは、ご存じの通りだが、この記事が掲載された『週刊新潮』の広告を、朝日新聞は「掲載拒否」したのである。

 掲載拒否にいたるまでの、朝日新聞サイドと、『週刊新潮』のやりとりは次のようなものだった。

「一月十八日火曜日、朝日サイドから審査結果の報告がありました。この、朝日新聞に関する記事タイトルは、事実に反する。このままでは広告を掲載できない、ということだった」(『週刊新潮』編集部次長・佐貫雅義氏)

 朝日新聞に掲載予定の広告は、事前に、朝日新聞広告局が原稿審査をすることになっている。

 通常のケースでは、「この言葉はまずい」「こう変えてほしい」などと言ってくるところを、今回については、ともかく「事実に反する」「このままではダメだ」の一点張りだったという。

『週刊新潮』編集部は、記事は事実なのだから変更するつもりはいっさいない、と突っぱねた。翌水曜には、朝日は記事全体が気に入らないようだ、という情報が代理店経由などで聞こえて来た。さすがに朝日内部では大騒ぎになったようだ。朝日新聞としては、『虚報』の事実はないし、NHKと『仕組んだ』『魔女狩り』というのも事実に反すると、強い姿勢で反論しているという情報も入ってきた。

 一面の スクープ記事を、「虚報」とされたのだから、朝日が怒り狂うのも、無理はない。広告局の担当者を超え、役員レベルの問題になっていた。

 その後もやり取りが続き、十九日の夕方になって、間に入っている広告代理店と、新潮社の宣伝部から、『朝日』の二文字と『大虚報』の三文字を削ることで掲載できないか、という案が双方に打診された。また朝日新聞が認めない「異常体裁」を避けるため、文字を削除した部分に、背景と同じように網をかけることも検討できないか、との打診も同時にあった。

「異常体裁」というのは、朝日新聞広告局が使う用語で、朝日サイドが「掲載できない」と判断した文字を削除して白く抜けたままにしたり、黒く塗りつぶした形の広告をこう呼んで嫌う。確かに、文字が不自然に抜けたりつぶれたりしている広告は、まるで戦前・戦中の検閲を思い起こさせ、読者にとっても「異常」ではある。

 朝日サイドはこの案、つまりタイトルを〈「極左記者」とNHK「偏向プロデューサー」が仕組んだ「魔女狩り」〉として、その上で五文字削った部分が不自然に見えないように修正をするのならば、掲載を認める、と回答してきた。

 これに対し『週刊新潮』編集部は、「記事は事実と考えており、編集部として削除した原稿を入れ直すつもりはない。文字を削除するのなら、朝日新聞で勝手に削除すればよい。ただし削った後に網をかけて修正することは認められない。こちらは、記事は事実であると考えているのだから、文字を削ったという痕を残した形で掲出するのでなければ、認めることはできないと回答しました」(佐貫次長)

 その結果、朝日側から「それでは広告は掲載いたしません」という返答があった。
 これが今回の掲載拒否に至るまでの経緯だ。

過去四回の掲載拒否

 朝日新聞が、『週刊新潮』の広告掲載を拒否したのは、実は初めてではない。今回を含め過去四回の 前科があるが、そのすべてが、朝日新聞に都合の悪い記事を載せたことが原因となっている。

 最初の掲載拒否は、二〇〇二年十月二十四日号の〈「西友から「牛肉返金」を騙し取っていた「朝日新聞拡張団」〉。狂牛病に関連する偽装販売が発覚した西友が、偽装販売期間中に牛肉を買った客に「お詫び返金」を行ったが、朝日新聞の複数の拡張員が、買ってもいないのに、返金を受けていた、という内容。

 これについては朝日側が「事実無根であり心外だ」と言ってきた。むろん、『週刊新潮』側は事実だと主張。

 朝日サイドの意向を受けた代理店は、1.『騙し取っていた』を『受け取っていた』に 2.『騙し取っていた』の『騙し』を取り、『取っていた』だけに 3.『朝日』の二文字を削る、のいずれかでどうかと提案してきたが、新潮社は「一字一句変えるつもりはなく、朝日が勝手に変えることも断る」として、掲載拒否になった。

 二回目は、二〇〇三年二月二十日号〈インターネットから「盗用」していた朝日の看板コラム「天声人語」〉これは、「本屋に行くとなぜかトイレに行きたくなる云々」という「天声人語」の文章が、「散人雑報」というサイトに載っているコラムとそっくりだというものだ。

「『天声人語』は朝日の看板コラムだけに、反応はひときわ強硬でした。朝日の役員会判断として、このままでは掲載できない。別の記事にするか大幅訂正以外はダメ、白抜き、黒塗りでも認められない、ということでしたが、こちらとしては応じる余地がなかったので、結局掲載拒否となりました」(佐貫次長)

 さらに二〇〇四年二月二十六日号の〈日朝交渉「成果なし」を笑う「金正日」――「安倍幹事長を激怒させた朝日新聞の捏造記事」〉。

 この時、朝日サイドと代理店を通じて行ったやり取りはこんな具合だったという。朝日側 「捏造」は事実ではない。タイトルを変更してほしい。このままでは掲載できない。
新潮側 安倍幹事長が「捏造」と発言したのは事実である。

朝日側 『週刊新潮』が、朝日の記事を捏造と断じている、としか読めない。〈安倍幹事長が「捏造」と批判した朝日の記事……〉のようなタイトルなら考慮する。このままでは絶対に載せられない。

新潮側 編集部もこの記事は「捏造」と判断しているので、一切変更には応じない。

 結局この広告も掲載を拒否された。

削りたければご勝手に

『週刊新潮』の基本姿勢は、広告原稿は、先方の要望があっても一切変更しないというものだ。

「タイトルは、編集姿勢そのものだからです。どうしても掲載したくないのなら文字を削るのはやむを得ない、と言ってきた。相手の意を受けて、こちらで原稿を変え、さらに変えたことがわからないように、デザインを直すなどということには、決して応じられません」(佐貫氏)

 その結果、朝日が嫌う「異常体裁」の頻度はかなり高くなっている。

 二〇〇二年八月二十九日号の〈特集 日本の戦争責任を追及する「朝日新聞」の戦争責任――まず自分のアタマの上のハエをどうにかしろ〉も、『週刊新潮』と朝日側で、かなりの応酬があり、朝日が「気に入らない」部分を黒く塗りつぶす、という結果になった(右ページ参照)。

 このときは、まず朝日側が、「『朝日新聞の戦争責任』については、それなりの責任を取っていると考えてはいるが、新潮社の主張ということで甘んじて了解する。ただ『アタマの上のハエ』の表現は、わが社に対する中傷、揶揄と受け取らざるを得ない。朝日新聞出版広告掲載基準に照らして、この表現は避けたいがいかがか」と言ってきたという。

 新潮社側が「アタマのハエ」の部分についても、編集部の主張であると答えると、朝日新聞の広告部長が来社し、「『アタマの上のハエ』部分は弊社に対する揶揄と受け取らざるを得ない。その部分をスミで塗らせてもらえないか」と言ってきた。

 新潮社側が、了解するわけではないがやむを得ないとしたところ、広告は、「アタマの上のハエ」の部分を黒く塗りつぶす「異常体裁」で掲載されることになった。

そのまま掲載のケースも

 もっとも、朝日側の要請を突っぱね、そのまま載ったものもある。

 例えば二〇〇三年一月十六日号〈朝日「声」欄に堂々と載った捏造投稿〉

 この時は朝日新聞側から、まだ捏造と確定していないから、せめて捏造にカッコをつけてくれ、という要請があったが、新潮社側が「お断りする。イヤなら勝手に削除を」と返答したところ、結局そのまま掲載になった。

 二〇〇二年十二月十二日号〈戦後半世紀「北朝鮮」と「金日成親子」を賛美し続けた「朝日新聞」の大偏向報道〉は、審査結果の報告が遅れたため、何か言ってくるかと思って、編集部サイドが待ちかまえていたら、そのままOKとなったという。「賛美し続けた」ことに、反論できなかったということだろう。

 また、二〇〇四年三月四日号〈だから「朝日新聞(ちょうにちしんぶん)」とヤユされる「北朝鮮」寄り偏向報道〉については、「『ちょうにちしんぶん』『偏向報道』とは、あまりにも侮蔑的、変更してもらえないか」との申し入れがあったものの、応じなかったところ、そのまま掲載になった。これも「北朝鮮寄り偏向報道」に反論できず、ということか。

意味不明の「言葉狩り」

 朝日新聞が、『週刊新潮』の広告について「修正要求」「削除要求」をしてきたものは、「朝日新聞に都合の悪いもの」ばかりではない。性的な表現、差別用語など「言葉狩り」としか言いようのないケースも枚挙にいとまがない。

 また、広告審査基準についてもあいまいな部分がある。たとえば、「巨乳」「シャブ」はダメ。「セックスという言葉はいいが、性行為としてのセックスはダメ」。〈全編の三分の一が「セックス描写」という仏映画「巨匠」〉(二〇〇一年十二月六日号)は、「セックス描写」を「性描写」と変えられた。

 ところが、同年の九月二日付けの朝日新聞には「史上最高のセックス特集ぶち抜き22ページ」という『週刊現代』の広告が載っている。

 他に「ペニス」を「男性器」に、「イチモツ」を「男の象徴」に変えた例もある。

 もっともバカバカしいのが、古瀬絵里アナウンサーの「スイカップ」。どういうわけか、朝日はこの言葉にいたく「敏感」なのである。二〇〇四年八月二十日には『週刊ポスト』の広告を「古瀬絵里アナ秋から毎日スイカ」として掲載している。「ッ」と「プ」を削ったのだ。『週刊文春』は「スイカ乳古瀬アナ遠きにありて想うもの」(二〇〇四年六月十日号)で挑んだが、これも朝日のお気に召さず、「豊乳古瀬アナ」と変えて掲載した。

『週刊新潮』は、まず〈前途がしぼむ「スイカッ○アナ」〉とされ、(二〇〇四年六月三日号)、つぎは〈「スイカ○○・アナ」絶体絶命〉(二〇〇四年九月二日号)と、二文字を削られた。

 ところが同年六月十八日号『フライデー』の「スイカップ古瀬絵里を独占直撃撮影」は、そのまま掲載。

『週刊新潮』と『週刊文春』のすることは、根本的に気に入らないということらしい。

 実は「スイカップ事件」は、「大虚報」後にもまた起きている。

「大虚報」の週は、「異常体裁になるくらいなら掲載を拒否する」ということで、掲載されなかったが、その翌々週の二月三日号の広告「ワイド 風の噂〈「スイカップ」アナがついに消されてしまう〉では、「ッ」と「プ」が、例によってきれいに消され、朝日の言う「異常体裁」のまま、掲載されることになった。

「異常体裁のまま掲載するくらいなら、全面掲載拒否」ではなかったのか? 

 『週刊新潮』は、これまで、朝日新聞側から数々の広告掲載拒否、「異常体裁」の仕打ちを受けているが、しかしそれで『週刊新潮』の売り上げは落ちたのか。

「過去四回の掲載拒否についても、売り上げには響かず、むしろよくなっています。朝日が広告掲載を拒否したという話が伝われば、読んでみたくなる人も多い、ということでしょう。

『自社の利害を損ねる広告は載せられない』と、広告掲載を拒否したものの、その行為自体がまた別の記事になって、批判の的になってしまうのだから、腹わたが煮えくりかえる思いかもしれません。朝日新聞とは、今後もこうした 攻防 が続くでしょう。『週刊新潮』の姿勢が、広告掲載拒否によって変わることはあり得ません。

 大新聞朝日の偽善者ぶったひとりいい子になろうとする姿勢と『週刊新潮』の姿勢は、対極にある、ということです」(佐貫次長)

『週刊新潮』には、ますます頑張っていただきたい。

本誌特別取材班


 

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コメント
 
01. 2014年3月07日 19:25:59 : tzTIWNkVFs
左に「見える」か右に「見える」かってだけで
背後にいる奴は同じもの

阿修羅でこれが通用するわけがないんだから
無駄な投稿はするなよ、かさっこ
まあ笑坊でもいいんだけどw


02. 2014年3月07日 19:30:31 : 39aCiWUiEM
willの記事か?

見出しだけ見ただけで”キモイ”カルト臭がする。

比較する雑誌が思いつかない。

”実話”系の方がマシ。


03. 2014年3月07日 22:20:44 : UGSA6BU7Lg
毎月毎月飽きもせず従軍慰安婦はいなかった、南京大虐殺はなかった、東京裁判はまちがっていた、とか同じことばかりを書いているのが右翼雑誌のWILL
何月号でも同じことばかり。

よにも稀なるきもい雑誌。


04. 2014年3月08日 11:55:56 : sD73Lt5qsA
アホのコメントをみたので書く。

俺は朝日新聞社の捏造体質はベトナム戦争報道で十分理解した。
サイゴンのホテルで、べトコンカラ記事を買い戦記報道を垂れ流した。
朝日新聞社が人民日報、ニホン支局といわれ、今現在そのやくわりを果たしている。
NYタイムズガ朝日記事のコピーであるのはよくわかる。

国連から公表された北朝鮮の人権報告を読めば日本の左翼新聞、自民党、社会党、共産党、民社党、公明党、などの政党、在日左翼、人権弁護士、人権団体が
北朝鮮国民、奴隷化した国民に対して、荷担勢力であつたことがわかる。

朝日新聞社が権威ある新聞などと引用する記事こそ日本の現代史を勉強しないねつ造記事である。
図書館に行けば証拠は簡単に見つけられる。
馬鹿は図書館にゆかないか?それはそれは、失礼。


05. 2014年3月08日 15:55:10 : v2K8I4WiB6
>>04

図書館で自分に都合のいい歴史を手にしようと思えば、自分が望むものがえられるだろう。

今は、その様な段階ではないと思う。

お互いに都合の良い歴史を応酬し合っても不毛だ。

Willが歴史学習の入門なのかな?

長文、ご苦労様です。
  
           アホコメの主より


06. 2014年7月18日 11:41:49 : JmeRhc0AqE
真面な雑誌ってあるの?
まともなジャーナリストもいるんだろうか。
マトモそうな学者だって正体はあやしいもんだ。

ひとりごと
2013年2月5日火曜日
http://hitorigoto-kokoro.blogspot.jp/2013/02/blog-post_2370.html
週刊新潮の廃刊予告をします



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