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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140307-00000000-pseven-soci
週刊ポスト2014年3月14日号
「原発再稼働反対」「日中・日韓友好促進」と、夫の安倍晋三首相の政治方針とは逆の意見を堂々と口にする昭恵夫人。その“家庭内不一致”は安倍政権の最大リスクといわれもするが、冷静に振り返ると、結果的にアッキーの奔放な発言はことごとく夫の悪評を打ち消す効果をもたらしているのだ。もしや、これは計算された“連携プレー”では……。
夫人は日経新聞のインタビューで「(首相への問題提起は)確信犯的な面もある」と語っている。昨年、昭恵夫人をインタビューした作家の大下英治氏はこう話す。
「一般の人は昭恵さんを見て、総理の“毒消し”をしてくれているように感じている。昭恵さんの天真爛漫で女性的な意見が、安倍総理の男性的なマッチョな意見を中和している」
確かに、もしもアッキーがいなかったら、安倍首相のイメージは全く違ったものになっていたに違いない。
世論の反対などどこ吹く風で原発再稼働を進め、中韓どころか米国にも「私を軍国主義者と呼びたければ呼べばいい」と強面を隠さない。与党内の軋轢を承知で憲法の解釈改正をして、集団的自衛権の行使を可能にしようとする姿勢は、性急さを感じさせる。加えて特定秘密保護法の強行採決で言論機関に圧力をかける。その姿は国民から“強権独裁者”と見られても仕方ないだろう。
だが、そんな夫に「再稼働はNO」といい、中国大使館や韓国大使館のパーティで日本との友好を明るく語るアッキーの姿を見れば、“実は安倍さんは反対意見にも耳を傾ける人だ”“奥さんの反対意見を許すのだから、言論弾圧なんてしないだろう”と思えてくる。不満を抱く人々のガス抜き効果にとどまらず、「安倍首相への安心感」をもたらす効果を生んでいる。
実はこのテクニックは、近年、企業の危機管理術として注目されるダメージコントロール手法だという。
「不祥事があった時など、現社長を前社長が叱責したなどという“身内からの批判”をあえて広報する。不祥事を検証する役員会で社長批判を演出することもある。従来なら“ガバナンスが機能していない”と叩かれたが、最近では“この企業には自浄作用が働いている”という好印象を与える効果がある」(大手金融機関の広報担当役員)
また、夫人の露出については「反面教師になる前例」があったという。
「菅直人・元首相の伸子夫人や鳩山由紀夫・元首相の幸夫人も“物言うファーストレディ”だったが、彼女たちは夫を持ち上げたり、正当化したりする拡声器タイプ。結果的に夫の悪評を2倍、3倍に膨らませた。どうせ注目されるなら、総理の諫め役のほうが国民受けはいい」(官邸スタッフ)
では、当の本人はその役割を自覚しているのか。昭恵夫人に電話で訊ねてみた。
「不仲(がわざと)ですって? キャハハハ。否定するのもバカバカしいわよぉ〜。キャハハハ」
と、終始ハイテンションのまま電話は切れた。煙に巻かれたのか、“そのまんま”なのかは判別のしようがない。
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