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「PC遠隔操作事件、一番の問題は、誰が真犯人かではなく、日本の刑事司法にこそある:モン=モジモジ氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/13586.html
2014/3/7 晴耕雨読
https://twitter.com/mojimoji_x
PC遠隔操作事件の真犯人が行った行為は、ネット上での犯罪予告や脅迫等、確かに許されない行為だ。
しかし、4人もの誤認逮捕と2人への自白強要。
さらに5人目の片山さんへの長期勾留という暴力の巨大さに見合うものでは到底ない。
一番の問題は、誰が真犯人かではなく、日本の刑事司法にこそある。
片山さんは昨日の記者会見の中で「一番悪いのは真犯人でしょうけど」と発言したが、僕はその程度にも思わない。
(この仮定を言葉にすること自体大変失礼なことを承知で書くが)片山さんが真犯人だとしても、一番の問題は警察・検察・裁判所の方だ。
その暴力への鈍感さだ。
PC遠隔操作事件。
裁判の行方を見守るまでもなく言えることがある。
日本の刑事司法制度は、制度も制度を担う個々人も、無残なまでに腐っている。
裁判の結果を待つまでもない。
今までに既に明らかになっている事態を反省して改革すべきことがある。
そのくらいに酷い事件。
伝えられているところでは、検察側は状況証拠の積み重ねだけで有罪にもっていこうとしているらしい。
公判前整理手続きに出さなかった証拠の後出しはできないから、今後隠し玉が出てくることもない。
状況証拠で強引に裁判官の心証を作って有罪に持ち込もうとしているだけ。
「合理的な疑いがある」なら、有罪にしてはならない。
ならば、検察官だって「合理的な疑いがある」なら起訴してはならないはずだ。
見切り発車で起訴して継続して証拠を探したがどうにもならなかった、ということなのだろう。
つまりは、起訴自体が犯罪的に許しがたいことだ。
少し考えたらわかるけど、4人も誤認逮捕して2人自白させたということは、警察が直接に脅迫行為を行ったということだよ。
ネット上の犯罪予告や脅迫より、遥かに明確で深刻な暴力をふるっている。
偉い奴が出てきて頭下げて済む問題ではない。
警察の犯罪。
ひいては検察の犯罪。
公訴権濫用を「公訴自体が犯罪行為を構成するような、極限的なケースに限る」としている最高裁の濫用認定基準は極めて厳しい。
しかし、このPC遠隔操作事件は、この基準ですら公訴権濫用と言えるケースに該当してるんじゃないか。
今思ったのだけど。
結論。
PC遠隔操作事件は真犯人は誰なのか、片山さんがどうなのか、という事件ではない。
捜査した警察官たちと片山さんを起訴した検察官が犯罪者であることは既に明白。
そっちを捜査をして公訴せよ。
国家権力は絶対にそんなことしないのは承知しているが、本来の筋を曖昧にする気もない。
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