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2014年03月06日 「ジャーナリスト同盟」通信
<731部隊犯罪がハバロスクで裁かれていた!>
世の中は広い。信念を貫いて活動する市民グループの存在である。一般には知られていないABC企画委員会の機関紙が自宅に送られてきた。確か友人ジャーナリストの事務所で名刺交換、その関係であろう。そこの資料の中に「731部隊の生体実験について旧ソ連軍がハバロスクで、裁判を行っていた」というのだ。
多くの日本人は知らないのではないだろうか。731部隊は米軍・GHQとの極秘取引で、石井四郎以下、部隊の軍医など関係者全てが戦争犯罪から免れ、戦後の日本医学界の中枢で活躍してきた。むろん、大学で医学生を教育する者もいた。犯罪集団による戦後医学教育が、今日の医学倫理不在という恐ろしい問題を引きずってきている。特に医療事故における嘘と隠ぺいは悪辣すぎる。
繰り返し、医療事故は起きてしまう。医学倫理不在の基礎に、731部隊の生き残り軍医が関与していたことは、まぎれもない事実だろう。
<ソ連軍は731部隊を裁いていた>
生きた人間の体に猛毒の細菌を注射、次いで生きた状態の体を切り刻むという世にも恐ろしい731部隊による生体実験を、米軍は彼らの証拠と引き換えに救済した。
だが、ソ連軍は許さなかった。ハバロスク法廷で裁いていた。その研究をジャーナリストの近藤昭二がしていた。3月20日に彼の講演が、港区立商工会館で開かれるという。
ソ連軍は関東軍の山田乙三総司令官、梶塚隆二軍医部長、高橋隆篤獣医部長、731部隊本部の川島清部長、柄沢十三夫など100人を超える細菌戦部隊関係者の中から12人を法廷で証言させていた。
この法廷証言によって、米軍が隠ぺいした731部隊の悪魔の実態が判明した、というのである。筆者はソ連軍による731部隊裁判が行われていたという事実を知らなかった。
<ABC企画ニュース>
またABC企画ニュースによると、3月16日15時から八王子のアミダステーションで「731部隊・広島・長崎・そして福島、医学界の倫理的犯罪」というテーマで、ジャーナリストの西里扶ゆ子が講演する。これもいいテーマだ。
福島について、日本の新聞テレビは真相を報道できない。欧米のテレビが大活躍しているのだが、その背後で彼女が支援しているようだ。外国特派員協会でも活躍している。
日本医学界の倫理的犯罪の源流が、ご存知731部隊の悪魔軍医らである。聞いてみたいテーマだ。
<衛生学校記事の情報公開裁判>
「衛生学校記事」といっても、素人にはわからない。原告の和田千代子が報告記事を載せている。
それによると、「衛生学校記事」とは陸上自衛隊の衛生学校が発行している内部研究誌。同誌に1941年当時、陸軍省医事課長として731部隊等による細菌戦に関与していた軍医大佐・金原節三、1940年から敗戦まで731部隊に所属していた軍医少佐・園口忠男らが、同誌に細菌戦に関する文章を載せている。
ということは、731部隊の悪しき成果を自衛隊も継承している。そこで和田らは、防衛省に731部隊関連の情報公開を求めている、ということのようだ。
これも注目される動きである。731部隊の悪しき実績は全て米軍に持ち込まれて、日本には存在しないとされてきた。実際は、日本の自衛隊にも継承されてきている。その資料がある。それの情報公開を求めて裁判を起こしているのである。
民主的な政権交代によって、731部隊関連の極秘資料を公開させる責任と義務が日本国民にある。次回公判は4月17日11時45分。
70年以上前の蛮行を特定秘密にすることは許されない。今まさに世界から日本の歴史認識が問われている。国家神道を引きずる安倍内閣のもとで特定秘密保護法、靖国参拝、次いで戦争する集団的自衛権行使の閣議決定と、政変がらみの政局は緊迫の度を増している。
それにしても、こうした小さな信念を貫く運動は、必ずや花を咲かせる必要があるだろう。13億人の人民も注目している。
2014年3月6日2時25分記
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