http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/452.html
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http://mewrun7.exblog.jp/21754419/
2014年 03月 06日
これは『慰安婦問題でも米国の忠告軽視〜安倍の偏向思想が人権問題化&日本の孤立化を招く』http://mewrun7.exblog.jp/21737401の関連記事になるのだが。
安倍晋三氏&超保守仲間は、以前から、日本は自虐的な歴史認識を押し付けられていると主張。
自分たちの思想や歴史認識に基づき、慰安婦の強制連行や先の大戦の侵略性、南京大虐殺などは事実ではないして、これらを認めた河野談話や村山談話の撤回や見直しを実現すべく、活動を続けている。(@@)
中韓だけでなく、欧米の政府や議会、メディアもこのことを問題視して、昨年来、(特に安倍首相の靖国参拝以降)そんな安倍首相&超保守仲間の思想や歴史認識の危険性を指摘する声明や報告書、記事などを相次いで出し、安倍政権への批判&プレッシャーを強めているのであるが・・・。
安倍首相&超保守仲間たちは、これに抵抗する構えを見せている。(~_~;)
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5日には、中国で全国人民代表大会(全人代)が開かれ、李克強首相が活動報告の中で『「第2次世界大戦勝利の成果と戦後の国際秩序を守り抜き、歴史の流れを逆行させることを決して許さない」として、名指しを避けながら安倍政権をけん制した』そうなのだが。(産経新聞14年3月5日)
これを受けて菅官房長官は5日の記者会見で、「日本は戦後一貫して自由と平和と民主主義の道を歩んできた。歴史に逆行することはあり得ない」と反論を行なったという。 (・o・)(発言部分・時事通信14年3月5日)
いや、確かに日本は戦後一貫して、自由と平和と民主主義の道を歩んで来たし。mewも、何とかそれを守って行きたいと思っているのだけど。
安倍首相が、「戦後レジームからの脱却」「強い日本を取り戻す」などという目標を掲げて、日本の戦後体制(憲法、教育、国や社会の仕組み)を否定。
時計の針を巻き戻すような戦前志向の超保守的な施策を進めたり、集団的自衛権の行使を含め、やたらに軍事力強化に力を入れたりして、日本の自由と平和と民主主義を壊そうとしているから、毎日、このブログで「日本がアブナイ!」とわめいているわけだし。また、中韓だけでなく、欧米まで安倍首相を危険視しているわけで。
日本はともかく、「安倍政権はまさに歴史に逆行しようとしてるでしょ〜!(`´)」と、菅官房長官の言葉に、大きな声で突っ込みを入れたくなったmewなのである。(・・)
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また、先日、当ブログでも紹介したニューヨーク・タイムズの安倍首相の歴史修正主義を批判した社説に対して、菅官房長官が訂正を申し入れたという記事も出ていた。 (・o・)
『米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は2日、「安倍氏の危険な修正主義」と題する社説で、「彼(安倍晋三首相)は戦争の歴史をごまかしている。彼とほかの国家主義者らは今も日本軍による南京大虐殺は全く起きなかったと主張している」と指摘した。在ニューヨーク日本総領事館は3日、「著しい事実誤認がある」と同紙に反論し、訂正を申し入れた。
菅義偉官房長官は4日の記者会見で「政府の見解と全く違う、総理が言っていないことが掲載された」と批判。「日本政府の基本的立場は1937年、旧日本軍の南京入城後、非戦闘員の殺害または略奪行為などがあったことは否定できないというもので、安倍政権も全く同じだ」と述べた。共同通信14年3月4日)』
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ちなみに、NYタイムズの社説には『He and other nationalists still claim that the Nanjing massacre by Japanese troops in 1937 never happened.』と記されていた。
Heは安倍首相のこと。和訳すると「安倍首相と他の国家主義者たちは、いまだに1937年の日本軍が行なった南京大虐殺は、全くなかったと主張している」となる。
政府は南京大虐殺を否定していないのかも知れない。また、mewは安倍氏自身が、南京大虐殺に関して、語ったのをきいたことがない。<盟友の下村博文氏(現文科大臣)が、中国側が30万人と主張する人数に疑問を呈していたのを見たことがあるのだが。超保守派の中には、中国側が主張する被虐殺者の人数や行為の内容を問題視している人もいる。>
ただ、少なくとも安倍氏と一緒に活動して来た「他の国家主義者たち」(mew的にいう超保守仲間ね)の中には、中山成彬氏のように「南京大虐殺はなかった」と明言している人がいるのだ。<中山氏は、昨年の国会で「安倍さんからの指示で党で調査した」と言ってたりもして。(~_~;)>
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前回の記事にも書いたのだけど。安倍晋三氏は故・中川一郎氏らの超保守仲間と共には、97年に「日本の前途歴史教育を考える議員の会」なる超保守議連を設立。(設立時は、中川氏が会長、安倍氏が事務局長。)
その後、この会は当時は自民党議員だった中山成彬氏(現維新)や、古屋公安委員長が会長役を継承しながら、活動を継続。安倍氏や下村氏らも、首相や閣僚になる以前の12年頃までは、一緒に活動していたようだ。<古屋くんのHP参照(コチラ)>
この「日本の前途歴史教育を考える議員の会」は、「南京の実相〜―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった」という本を08年10月に監修して、出版。その頃、行なった会見で、少なくとも「大虐殺」と呼ばれるような事実はなかったと主張しているのを見たことがある。(・・)
<ちなみに、本の推薦文は、平沼赳夫衆院議員、島村宜伸自民党代議士会会長、中川昭一財務大臣。「まえがき」を中山成彬衆院議員が執筆したんだって。^^;>
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しかも、つい昨年のことなのだが。13年4月10日に、元会長の中山成彬氏が衆院の予算委員会で、南京大虐殺はなかったと主張していたという。
『中山氏は教科書検定のあり方という切り口から南京大虐殺について、「通常の戦闘行為で30万人が殺されたなんてとんでもない。南京事件はなかった」と結論付けた。「慰安婦問題は捏造」という発言に続く自信満々の主張。その根拠はどこにあるのか。
「南京事件はなかったんですよ。第1次安倍内閣のとき、私は自民党議員でしたが、安倍さんからの指示で党で調査しました。当時の新聞や議事録だとか1次資料に当たったり、生き残りの人だとか、その子供に会って聞き取りをし、結論を出しました。学者じゃなく国会議員が調べたことだから信用してほしい」(東スポ13年4月14日)』
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さらに、同じく13年4月10日に、現事務局長の自民党の西川京子氏も、国会の質疑で、このような発言をしている。(ぼやきくっくりさん(コチラ)の書き起こしを転載。mewが一部編集)
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1362.html
『この当時、1937年12月の13日以降、1月、2月、日本軍が大虐殺30万人をしたよと、そういう中で、実は日本に一番厳しい目を向けていた、ロンドン・タイムズ、ニューヨーク・タイムズ、この期間のこの新聞たちの社は、何も1行もこの問題を報道してません。このことで、大きなこの事件が、実はなかったと、はっきりしてるわけですね。
で、私たちは、先日この問題を、維新の中山成彬先生がされましたけれども。中川昭一故・先生が作られました、日本の前途と歴史教育を考える会、これ自由民主党の中での議連の勉強会ですが、安倍総理ももちろん、下村文科大臣も入ってらっしゃったと思いますが、この問題をお二人が徹底的に政府に入ったあと、私は事務局長を引き受けまして、中山会長のもとで、この問題を徹底して検証しました。
その中で一番特記すべきことは、実は、国際連盟の時に、中国の顧維鈞(こいきん)外相が、これは、その当時2万人ということも、あの、数を出してきましたが、2万人の南京市民と婦女子を虐殺、暴行したという演説をしたんですね。日本非難決議をしてくれと。
その時に、実は欧米列強、日本に大変厳しい目を持ってる欧米列強が、その意見陳述を一切無視しました。取り上げませんでした。そのことに対する、国際連盟の議事録が、2007年、私たちの努力で出てまいりました。外務省、なかなか出さなかったんですが、内閣府のほうから出てきました。これは戸井田・元衆議院議員の、ご努力があった結果なんですが、そういう中で、この問題は完全に決着が付いてるんですね。(中略)
ですからこの南京の問題、従軍慰安婦の問題は明らかになかった、通常の戦闘行為でも以下でもなかった、以上でも以下でもなかったという結論が、実に正しいことだと、私たちは(この議連で)そういう結論を得ています。』
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それゆえ、もしこの「日本の前途歴史教育を考える議員の会のメンバー」=「安倍氏と他の国家主義者たち」だと考えるなら、「南京大虐殺が全くなかったと主張している」と記したNYタイムズの社説は、完全に誤りだとは言い難い部分があるのだ。(**)
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さて、4日には、ついに、ラッセル米国務次官補が米議会の公聴会で、日韓の歴史問題での対立に関して、「いますぐ分別と自制を示す必要がある」と発言を行なったという。
『ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、日韓関係悪化が安全保障面での協力に与える影響に懸念を表明し、歴史問題をめぐり「いますぐ分別と自制を示す必要がある」と述べ、日韓双方に対立解消に向けた取り組みを強く促した。
上院外交委員会アジア・太平洋小委員会の公聴会に出席、同時に提出した書面証言で言及した。歴史問題は「傷を癒やすような方法で扱う必要がある」とも明言した。
安倍政権は河野洋平官房長官談話の根拠となった元慰安婦の証言内容を検証する方針。ラッセル氏の発言には、検証作業が日韓対立をさらに深刻にしかねないとの警戒もありそうだ。(共同通信14年3月5日)』
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米国はオバマ大統領が4月下旬に日韓両国を訪問するまでに、日韓が関係改善することを強く要望。日本は3月に首脳会談を行なうことを目指して、韓国側に働きかけていたのであるが。この件で、韓国側の反発が強まったため、会談を行なうことは極めて困難な状況になっている。(~_~;)
それゆえ、米国は靖国参拝に続いて、新たに韓国との対立との火種を作った安倍内閣に、ますます不信感を募らせているに違いない。(-"-)
前回の記事でも触れたが。この慰安婦の強制連行に関する河野談話の撤回&見直しは、安倍氏自身が「日本の前途歴史教育を考える議員の会」の活動の中でも、最も熱心に取り組んで来たことの一つだ。<安倍氏は、NHKの慰安婦関連の番組を修正させたことがあるし。12年の衆院選前に、米紙に慰安婦の強制連行はなかったという広告を出した時も、名を連ねていたほど。^^;>
昨年、中山成彬氏が中心となって、維新の会に「歴史問題検証プロジェクト・チーム(PT)」を作ったのも、2月末に、維新の山田宏氏が、国会に河野談話作成に携わって来た石原信雄官房副長官を招致して、慰安婦の証言を聴取した際に、裏づけ調査がなされなかったとの証言を引き出したのも、安倍内閣が河野談話の見直しを行なうのをアシストするためにほかならない。(@@)
それゆえに、この証言を受けて、菅官房長官は、すぐに政府として、河野談話の根拠となった慰安婦の聞き取り調査を再検証する意向を発表したし。
安倍首相は、山田宏氏の質問にわざわざ謝意を述べたのである。(~_~;)
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維新の会は、3日夜「河野談話の見直しを求める国民大集会」を開催。この集会に、自民党の桜田文科副大臣も顔を出し、メンバーを激励したという。
『日本維新の会は3日夜、慰安婦募集の強制性を認めた「河野洋平官房長官談話」の見直しを求める国民大集会を東京・永田町の憲政記念館で開いた。維新国会議員約10人を含む約500人が集まる中、桜田義孝文部科学副大臣も駆け付け、「真実は一つ。皆さんと心と考え方は同じだ。一生懸命応援する。頑張ってほしい」と賛同する意向を示した。
参加した維新議員には旧太陽の党系が目立った。桜田氏の出席について、維新側は「サプライズだった」としている。
先の衆院予算委員会で、談話作成にかかわった石原信雄元官房副長官に質問した山田宏衆院議員は「連立与党の公明党幹部は、河野談話の検証は必要ないといっている。これは韓国大統領の言葉(と同じ)だ。どんどん検証すべきだ」と述べ、公明党を牽制(けんせい)した。
集会では「その場しのぎで、甘い歴代の日本外交のツケが今回ってきている。政府が一日も早く慰安婦の聞き取り調査を検証し、談話の作成過程を明らかにすること」とする決議を採択した。河野氏や当時の内閣外政審議室長で韓国との折衝経緯を知る谷野作太郎氏の国会招致も求めた。(産経新聞14年3月3日)』
『集会は、維新の中山成彬元文科相らが主催。桜田氏は途中から参加して登壇し、談話見直しに賛意を示した後、すぐに会場を去った。
集会では、維新の山田宏衆院議員が「(談話作成に事務方として関わった)谷野作太郎元内閣外政審議室長や河野氏に国会に来ていただかないといけない」と述べ、河野氏や谷野氏の国会招致を求めていく考えを強調した。
中山氏らは、3月末までかけて署名を集め、首相官邸に談話の見直しを申し入れる考え。集会には、先月の東京都知事選に出馬した元航空幕僚長の田母神俊雄氏らも出席した。(時事通信14年3月3日)』
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でも、菅官房長官は、桜田副大臣が集会に出席したことに関して、誤解を招かないように注意をしたという。、
『旧日本軍の慰安婦問題をめぐる1993年の河野官房長官談話をめぐり、桜田義孝・文部科学副大臣が3日、日本維新の会の国会議員らが開いた「河野官房長官談話の見直しを求める国民大集会」に出席し、「皆さんと心は同じ、考え方も同じだ」と賛意を示した。菅義偉官房長官は桜田氏を注意した。
桜田氏は3日の集会で「私はうそをついたり、人をだましたり、事実を捏造(ねつぞう)することが大嫌いな人間だ。皆さんと心は同じ、考え方も同じ。一生懸命応援する」とあいさつした。
安倍政権は河野談話を踏襲しており、菅長官は4日の記者会見で、3日夜に桜田氏に電話で「誤解を招くことがないようにくれぐれも留意してほしい」と注意したことを明らかにした。桜田氏から「政府の立場は十分理解している」との返事があったという。
桜田氏は4日、記者団に対し、集会には友人に誘われて出席したとして、自らの発言は見直しに賛同したのではなく、「(河野談話を)検証してほしい、と言っただけだ」と釈明した。(朝日新聞14年3月4日)』
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mewから見たら、この菅官房長官の注意は、チョット奇妙に&やや滑稽にも思えるところがあるし。おそらく、これはポーズに過ぎないだろう。(~_~;)
というのも、菅官房長官自身が先月28日の衆院予算委員会で『平成5年の「河野洋平官房長官談話」をめぐり、作成段階で韓国側とすり合わせを行った経緯を調査する「検証チーム」を政府内に設置すると明言』『その後の記者会見では、検証内容を「国会から要請があれば提出する」と語り、検証過程で河野氏への聴取も排除しない考えも示し』ているからだ。(・・)
『菅氏は28日の予算委で、「すり合わせの実態を解明する必要がある。秘密の中で検討のチームを作り、もう一度(事実関係を)掌握する」と明言した。』(以上、産経新聞14年2月28日)
ただ、安倍首相も菅官房長官も、オモテ向きは、村山談話と河野談話を継承すると言っているわけで。
菅氏としては、それとつじつまを合わせるために、「自分たちは、あくまでも河野談話の作成過程に関して、事実関係を把握するために再検証するだけで、河野談話の見直しを目的にしたものではない」ということにしたいのかも知れないのだが・・・。
もし首相在任中に河野談話に手をつける気がないなら、こんなに米韓との関係が悪化している中で、あえて政府として再検証を行なう必要などあるまい。(~_~;)
安倍応援団の(?)産経系ZAKZAK4日も、『菅氏は河野談話を継承する安倍政権の姿勢と、談話の検証が矛盾しているとの指摘について「全くない」と述べているが、一連の作業が談話見直しに向けた環境整備であることは確実』と認めている。(・・)
とはいえ、韓国や中国はもちろん、米国も、安倍首相&超保守仲間の特異な歴史認識の持ち主であることは、よ〜くわかっているだけに、そんなまやかしが通用するはずもないと思われ・・・。
経済や国民生活の立て直しや復興促進、原発政策などなど、国政に関して重要な問題が多々ある中、自分たちの思想に固執して、余計な歴史認識を持ち出しては、無用な外交問題を次々に起こす安倍首相らには早く退場していただいた方が、絶対日本の国や国民の利益につながるのではないかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
南京事件なかった」発言の根拠
2013年04月14日 東京スポーツ
「慰安婦問題はなかった」と衆院予算委員会でブチ上げて話題になった日本維新の会の中山成彬衆院議員(69)が10日、今度は「南京事件はなかった」と主張して再び注目を浴びている。前回の質問後には「私が狙われている」と“圧力”をにおわせていた中山氏だが、状況は今も変わらず。しかし、本紙の直撃に「歴史認識の決着は付いた」と勝利宣言をした。その真意は――。
この日行われた衆院予算委は教育についての集中審議。中山氏は教科書検定のあり方という切り口から南京大虐殺について、「通常の戦闘行為で30万人が殺されたなんてとんでもない。南京事件はなかった」と結論付けた。「慰安婦問題は捏造」という発言に続く自信満々の主張。その根拠はどこにあるのか。
「南京事件はなかったんですよ。第1次安倍内閣のとき、私は自民党議員でしたが、安倍さんからの指示で党で調査しました。当時の新聞や議事録だとか1次資料に当たったり、生き残りの人だとか、その子供に会って聞き取りをし、結論を出しました。学者じゃなく国会議員が調べたことだから信用してほしい」
最近では名古屋市長選に出馬している河村たかし氏(64)が、「南京大虐殺はなかった」と話して、中国サイドを中心に大バッシングに遭った。中山氏にも矛先が向きかねない。いや、「慰安婦問題は捏造」と訴えたときから、すでに身の危険も覚悟しているという。
「気を付けろと言われましたよ。身の危険はもちろんのこと、マスコミが私についてネガティブなことを捏造してでも書くぞと。そんな話でした」
批判にもどこ吹く風といった感じだが、事務所には応援のメッセージが寄せられているという。
「(慰安婦発言のあと)反響はすごくて、主に2通りありました。『よく教えてくれた』と『知っていたけどよく国会で取り上げてくれた』というものでした。特に海外に住む日本人から『よくやった』という声が多かったです。外国に住むと、日本人ということをいや応なしに自覚させられる。(韓国や中国に言われっぱなしで)肩身の狭い思いをしているんですね。日本のことを憂いているんです。事実を突き付けているわけだから、反論はなかった」
今や“国会の爆弾男”と言ってもいい中山氏だが、今後はどんな質問をぶち込むのか。
「もう歴史認識については決着が付きましたよね。すべて朝日新聞のせいなんですけど、訂正キャンペーンをやってくれと言いたかったが、質問時間が足りなかった」
こう本紙に勝利宣言をした。とはいえ身の危険は相変わらず。何もなければいいが…。
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