http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/408.html
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昨日の記事、「神戸市 @kobekoho の実質的な『民主憲法不支持宣言』に強く抗議します。」で書いたことが、長野県千曲市でも起きています。
東京新聞の記者、佐藤圭 (@tokyo_satokei)氏のツイートと、社民党党首の吉田忠智 (@tadatomoyoshida)氏のツイートでこのニュースを記録します。
憲法をテーマにした市民集会をめぐり、長野県千曲市と神戸市が「行政の政治的中立が保てない」との理由で後援の名義使用を断っていた。千曲市の担当者は、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認を目指す安倍首相への配慮をほのめかしている(東京新聞3月4日付朝刊1面より)。
— 佐藤 圭 (@tokyo_satokei) 2014, 3月 4
長野県千曲市と神戸市が、憲法をテーマにした集会や講演の後援申請を断ったとのこと。憲法99条が公務員の憲法尊重擁護義務を義務付けていることを考えると極めて問題です。両市の猛省を求めるとともに、他の自治体が追随しないよう強く求めます。
— 吉田忠智 (@tadatomoyoshida) 2014, 3月 4
神戸市への抗議の記事で書いたことと同じことを繰り返さざるをえません。長野県千曲市は公務員の憲法擁護義務を定めた日本国憲法第99条違反です。
日本国憲法第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
長野県千曲市の患部、もとい、幹部も、現憲法に象徴される民主主義とまだ国民投票で採用されたわけではない自民党主義を提示されてどちらかを選べと言われた時にどちらも選ばないのが中立だと思っているのです。
大間違いです。改憲もされていないのに自民党の自主憲法を忖度(そんたく)するのは現日本国憲法に違反します。現行法を守らずに自民党に自主的に服従することが民主主義を崩していくのです。現行法を守らない自治体。たいへんに深刻な事態です。
長野県千曲市の幹部は自民党の憲法草案を読んだことがあるのでしょうか。そして、長野県千曲市の幹部は「立憲主義」について理解しているのでしょうか。自主的に自民党主義に服従するということは長野県千曲市の幹部は自民党の憲法草案が民主主義や立憲主義やや基本的人権や国民主権や平和主義すべての縮小、制限、実質的な無効化のプロセスであることを理解していません。
現行法の最高法規である憲法を守らないことを公言した千曲市に対して厳重な抗議をして、この愚かな決定を思いとどまらせることが必要です。(千曲市には市の公式のツイッターアカウントがありませんので、記事タイトルにツイッターアカウントを入れることができません。)
(引用ここまで)●千曲市
■市政へのご意見・ご提案
TOP > 組織 > 秘書広報課
TOP > 分野 > 広報・広聴
TOP > 属性 > 相談窓口
http://www.city.chikuma.lg.jp/docs/2013072200016/
■教育基本方針 - 千曲市教育委員会
http://www.chikuma-ngn.ed.jp/?page_id=54
(前略)
憲法や教育基本法の精神にのっとり、学校教育・社会教育を通じて人権尊重の意識を高める教育を推進することは重要なことです。
平成20年度に策定した「人権とくらしに関する総合計画」に基づき、あらゆる機会を通して、人権についての教育・啓発を進めるとともに、人権に関する情報提供や相談体制の充実を図るなど、人権・平和教育を推進します。
市民一人ひとりが人の尊厳を大切にし、人権と平和を守る地域社会をつくるため、地区人権教育研修会への支援を進めるとともに、学校と地域・家庭が連携し、いじめや差別をなくし、すべての人の人権が守られる教育を推進します。
千曲市教育委員会の教育基本方針を見ると、「憲法や教育基本法の精神にのっとり」と書いてあります。言っていることとやっていることが違います。憲法と自民党の意思をくらべて現行の憲法に従うのではなく憲法をくつがえそうとする自民党に従うことを選んだ千曲市はちっとも憲法の精神にのっとってなどいません。そのことに気づいていただきたいと強く願います。
日本国憲法第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
千曲市は「この憲法を尊重し擁護する義務を」果たさなければなりません。それをしないのは住民と国民への深刻な反民主的裏切りです。
地元紙である信濃毎日新聞はこの事態を重視して千曲市のこの態度を強く批判する論陣をはっていただきたいです。信濃毎日新聞の最近の社説を一つ記録させていただきますが、この千曲市の態度に的をしぼった批判も必要です。
(転載ここまで)●信濃毎日新聞[信毎web]
解釈改憲 戦争する国への瀬戸際
http://www.shinmai.co.jp/news/20140302/KT140301ETI090004000.php
2014年03月02日(日)
(前略)
<安倍首相の荒っぽさ>
手法は荒っぽい。首相は憲法を尊重する義務を負っているにもかかわらず、その解釈を一方的に変えて自分自身の信条を実現しようとしている。
首相がやろうとしていることを黙って見ていると、国民を置き去りにして国の形や針路が変えられてしまう。与野党は安全保障政策の転換で将来がどうなるか、厳しく問いただすべきだ。
(中略)
憲法に拘束される政府が憲法解釈を勝手に変えることが認められるとしたら、法治国家は成り立たなくなる。国際社会の目も厳しさを増すだろう。行使容認に踏み切ることは許されない。
この社説のうち上で記録した部分の趣旨はそのまま千曲市に当てはまります。
●信濃毎日新聞[信毎web]
お問い合わせ・ご意見の窓口
https://nano.shinmai.co.jp/info/contact/
長野県千曲市の実質的な『民主憲法不支持宣言』に強く抗議します。村野瀬玲奈の秘書課広報室
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-5337.html
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