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解釈改憲によって日本を戦争に参加できる国にしようとする動きを止めようと呼びかけ、憲法学者や作家らが4日、「戦争をさせない1000人委員会」を発足させた。安倍政権の解釈改憲による集団的自衛権行使容認の阻止をめざし、全国に賛同人を募る。
4日は国会内で発起人らが発足集会や記者会見を開いた。憲法学者の奥平康弘・東京大名誉教授は「集団的自衛権の容認とは、日本が米国の手足となり戦争に参加できる国にすること。内閣の解釈だけで憲法9条をないがしろにできる解釈改憲を阻止しなければならない」と呼びかけた。
作家の佐高信さんは「集団的自衛権を容認すれば、日本の『自衛』は他の国も守る『他衛』に変わり、米国の戦争に参加する義務を負う」と指摘した。作家の落合恵子さんは「日本は世界の平和に貢献する国となるべきなのに、武器を輸出し戦争ができる国になろうとしている。次の世代に『戦争が嫌ならどうして止めなかったの』と問われかねない。自分の存在のほとんどをかけて反対と言いたい」と話した。
憲法学者の高良鉄美・琉球大教授は「沖縄の住民にとって日本復帰運動は平和憲法のもとへ復帰するということだった。憲法により日本は戦争ができない国になったはずが、沖縄の戦争体験者には現状が『戦争に向かっているきな臭い状況』に見える」と語った。
多くの賛同を集めたいと、「1000人委員会」と名づけた。発起人16人の訴えに賛同し、俳優の菅原文太さんや作家の赤川次郎さん、作詞家の湯川れい子さんら83人が呼びかけ人に名を連ねた。10日夕に東京・神田駿河台の連合会館で実行委員会を、20日夕には東京・日比谷公園の野外音楽堂で「出発集会」を開く予定だ。問い合わせは、事務局の電話(03・5289・8222)か、ウェブ(http://anti-war.info)。(北野隆一)
■「日本は戦争前夜」
「戦争をさせない1000人委員会」の発足集会や記者会見では、作家ら発起人が考えを述べた。
作家の雨宮処凛さんは「安倍政権は集団的自衛権容認や靖国神社参拝で本性をむき出しにし、この国を戦争ができる方向に変えようとしている。憲法が空文化してしまうという危機感から参加した」と思いを語った。
作家の鎌田慧さんは「いま日本は戦争前夜にあるのだと思う。今回は戦争反対と言うだけではなく、一人ひとりが戦争をくい止める力となる運動を進めたい」と発言した。
高橋哲哉・東大教授は「安倍政権は靖国神社の参拝や改憲など、これまでにない大転換を進めている。中韓だけでなく欧米からも歴史修正主義者と批判されている一方、国内では排外主義的な動きから若者の支持を集めている。非常に厳しい状況であることを肝に銘じ、若者にも届く言葉を見つけたい」と語った。
http://digital.asahi.com/articles/ASG344R4HG34UTIL01Q.html?iref=comkiji_redirect
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