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本田内閣官房参与
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140303/plt1403031801003-n1.htm
2014.03.04
この間何度か、内閣官房参与の本田悦朗静岡県立大学教授(1979年旧大蔵省入省)から話を聞く機会があった。
改めて指摘するまでもなく、本田氏はアベノミクス策定の中心人物である。本田氏が、安倍晋三首相の経済政策のブレーンであることは、同氏が官邸首相執務室と同じ5階に部屋を持っていることでも理解できる。
さらに、昨年4月に刊行した『アベノミクスの真実』(幻冬舎)は、表紙に「安倍総理公認」と銘打っているように、安倍政権が昨年春以降打ち出したアベノミクスに関する“アンチョコ”と言っていいものだ。
ところが最近、同氏の名前が新聞をにぎわしたのは、アベノミクスとはまったく関係ないことについてであった。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(2月19日付電子版)の記事中の本田氏の発言が物議を醸した。インタビューに応じた同氏が語ったとされる件は以下の通り。
「日本の平和と繁栄は彼ら(神風特攻隊)の犠牲の上にある。だから安倍首相は靖国神社に行かなければならなかった」−。
本田氏は、アベノミクスから靖国参拝までテーマは多岐に渡り、その中で先の大戦末期に米艦に体当たりして玉砕した神風特攻隊をどう思うかと尋ねられたので答えたのに、と不満気味である。
要は、つまみ食いされたのだ。インタビュアーがWSJ紙北京特派員の親中派であることにもう少し警戒すればよかったと本田氏は言うが、後の祭りである。
本稿で取り上げたいのは別の話だ。同氏のアベノミクスについての解説が、実に明快で分かりやすいということだ。その一端を披瀝(ひれき)したい。
アベノミクスの要諦は、(1)デフレ脱却のための大胆な金融政策(2)景気回復支援のための機動的な財政政策(3)日本再興戦略のための成長政策−の3本柱だ。世上言うところの「3本の矢」である。
第1の矢と第2の矢で需要を喚起して、供給側の政策(サプライサイド・ポリシー)としての第3の矢で成長経路を定着させる。
金の卵を産むニワトリは大きく育てて、ひとつでも多くの金の卵を手にするべきだ、途中で絞めては得るものは無きに等しい、とも言う。
その具体策は、労働(女性と高齢者活用)、土地(エネルギー安定供給と農地集約化)、資本(法人税改革と金融資本市場改革)、知恵(規制改革)、インフラ整備(東京五輪)である。本田氏の説明に得心がいった。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)
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