http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/369.html
Tweet |
甘利大臣の「菅長官続投」発言 裏に内閣改造ポスト争奪戦
http://gendai.net/articles/view/news/148393
2014年3月3日 日刊ゲンダイ
甘利vs.下村/(C)日刊ゲンダイ
来年度予算が最速ペースで衆院を通過するほど国会が凪だからか、自民党議員の関心は3カ月以上も先の「人事」一色だ。先週2月28日、安倍首相が参院幹部に内閣改造の方針を伝え、改造路線が確定すると、さっそくこの人が反応した。甘利明経済再生担当相は1日の講演で、「菅義偉官房長官は立派な仕事をしているから、安倍内閣の要として続投する方がいい」と発言したのである。
「額面どおりに受け取らない方がいいですよ。だって、人事は総理の専権事項です。普通はコメントしませんよ。菅長官続投を口にしたのは、むしろ逆。甘利さんは官房長官に色気があるから、このタイミングではあえて“謙遜”したのでしょう。すでに党内では『ポスト菅』として甘利さんの名前が挙がっています。2度目の安倍政権をつくった立役者で、総理の信頼も厚い。でしゃばりすぎず安定感があり、うまくサポートできるという評価です」(政界関係者)
菅官房長官の処遇は内閣改造の焦点のひとつだ。安倍側近の“お友達”は、靖国参拝にストップをかけた菅が面白くない。安倍の関心事が経済から安保へ移るにつれ、人事から国会運営まで仕切る菅が、ますます邪魔になってきたという。トンデモ発言の籾井NHK会長の人選責任を菅に押し付けようとしているとも。そんな“お友達”の間では、官房長官に下村博文文科相の名前が浮上しているという。
「かつて塾経営をしていた下村さんは長年、文科行政を専門としてきて、文科大臣が目標でした。その目標を達成してしまったいま、次は官房長官でステップアップと考えているようです」(前出の関係者)
もっとも、内閣の要だけに官房長官は誰にでも務まる役職ではないのだが、閣内からの横滑りばかりでは、待機組が黙っちゃいない。集団的自衛権の行使をめぐって解釈改憲を急ぐ安倍に苦言を呈していたベテラン議員は、次は引退なので最後にもう一度入閣したいらしく、最近はすっかりおとなしくなっているとか。
3年の野党暮らしの後の自民党議員は、保身と私欲の塊。安倍が早めに人事をちらつかせたのは求心力の維持が目的だが、いまからポスト争いが起こっているようでは、その思惑は裏目に出るんじゃないか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK162掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。