http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/318.html
Tweet |
政府がラジオで「爆弾は当たらない!逃げるな!」と放送
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11785406458.html
2014-03-02 12:37:56NEW ! simatyan2のブログ
NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』が珍しく、戦時中の
日本政府が、どれだけ無茶で非常識極まる存在であったかを暴い
ています。
NHKの新会長籾井氏は無茶苦茶な人物でも、一部の番組は良心
がまだ残っているようですね。
法政大学教授の水島宏明氏もコラムで指摘していることですが、
当時、例えばラジオで、
「空襲はさほど恐ろしいものではないと?」
「そうです。
爆弾というものはそれほど当たるものではありません。
むしろ防空活動をおろそかにして街を焼けるにまかせる方が
恐ろしい。敵の思うツボですから」
というようなことを平気で放送してたのには驚きました。
戦時中の市民には「防空義務」というのがあったそうで、空襲時
には市民が一丸となって街の火消しに当たらなければいけない、
と決められていたんですね。
逃げれば非国民のレッテルを貼られるのです。
http://www.lifeshot.jp/files/photos/1306059992/1393731192_o.jpg
「ごちそうさん」の中でも、主人公の夫が軍主導の防空演習で、
「命が惜しかったらとにかく逃げろ。街は人を守るためにある」
と市民の命を優先させることを言ったために国に逮捕されて
しまうのです。
なぜ逮捕されるのかと言うと、当時「防空法」と言う法律が
あったからなんですね。
「防空法」については早稲田大学法学学術院の水島朝穂教授が
「検証 防空法 空襲下で禁じられた避難 」
で詳しく書いています。
http://www.hou-bun.com/cgi-bin/search/detail.cgi?c=ISBN978-4-589-03570-7
つまり防空法とは、
「都市からの退去を禁止する」
「空襲のときは逃げずに消火をせよ」
という法律です(8条ノ3、8条ノ5)。
「危険な場所から逃げろ」
という市民の命を守るため当然の発言が、当時は許されなかった
ということですね。
逃げると非国民として処罰の対象になったのです。
真珠湾攻撃による日米開戦の前日、昭和16年12月7日には、
防空法に基づいて
「国民には避難をさせない」
とする内務大臣の通達が制定されました。
防空法に違反して退去した人には、最大で懲役6ヶ月または
罰金500円が課せられます。
この罰金は、当時の教員の給与9ヶ月分の金額です。
政府は、
「避難した者は非国民だ。戻ってくる場所はない。」
などの思想宣伝も流布しました。
そして、
「命を投げ出して消火活動をせよ、御国を守れ、持ち場を守れ」
と指示したのです。
この方針は、東京や大阪が焼け野原になった昭和20年3月以降
も変わりませんでした。
学童疎開や建物疎開は実施されましたが、それ以外は地方への
転居が禁止されたのです。
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2014/0217.html
上の水島朝穂教授の本では、
「なぜ、空襲があると分かっているのに、日本の都市住民は
逃げなかったのか」
という疑問に、
「戦時中の“防空法制”によって避難を禁止された」、
「御国のために命を捨てて消火せよと強制された」
との答えが書かれています。
「空襲はこわくない」
などという無茶で無責任なことを当時の政府が国民に説明していた
事実は、何か今の世相とダブッてきませんか?
「放射能は怖くない!逃げるな」
「国のために一丸となれ!」
「戦争を怖がるのは非国民だ」
今の政府とネット右翼の世論とそっくりじゃないですか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK162掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。