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米国の安倍批判は嫉妬心のなせるわざ(裏で手を握る米韓)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogasawaraseiji/20140228-00033095/
2014年2月28日 14時7分 小笠原 誠治 | 経済コラムニスト
安倍総理が珍しく殊勝なことを言っています。
「まだまだ私の努力も足りないと認識している」、「様々な意見にも真摯に耳を傾けたい」
どうしてなのでしょうね? 実はこれ、昨年末の靖国参拝について米国側から厳しく批判されているからです。
では、安倍総理は米国の批判を受けて、今後は靖国参拝を控える考えなのでしょうか?
答えはノー。
口では、様々な意見にも真摯に耳を傾けたいと言っていますが、そうは考えられないのです。というのも、次のように言っているからです。
「国のために戦った方々の御霊に対して手を合わせ、ご冥福をお祈りする。この行為自体が外交問題、そして、国際的な問題になっているのは大変、不幸なこと。まだまだ私の努力も足りないということは認識している。非難を解いていくために様々な努力をしていきたい」
いいでしょうか? 彼の言う「努力が足りない」と言うのは、自分の真意が未だ海外によく理解されていないから、だからもっと理解してもらうように努力をし、そして靖国参拝にクレームが付くことのないようにしたいと言っているのです。
つまり、安倍総理は、幾ら米国が安倍総理に警告をしようが、自分の意志を貫こうとしているのです。但し、表面的には従順な姿勢をみせて、米国からこれ以上嫌われないような努力もする、と。
それにしても、米国の安倍批判も痛烈になっています。というのも、先日明らかになった米議会調査報告書には次のように書かれているからです。
「首相がアメリカの忠告を無視して靖国を突然訪問したことは、両政府の信頼関係を一定程度損ねた可能性がある」
「安倍首相の歴史観は、第2次大戦に関する米国人の認識とぶつかる危険性がある」
まあ、そのような報じ方をするメディアが多いのですが‥でも、本当はもっと辛辣なことを言っているのです。つまり、かつてアジア共同体構想を披露して米国を驚愕させた鳩山総理と同じように扱われようとしているのです。
Abe's decision to visit the shrine despite quiet discouragement from U.S. officials "demonstrates qualities of the leader that complicate bilateral relations."
「(米国の政府関係者の制止要請にも拘わらず安倍総理が靖国参拝を決意したことは)安倍総理が、日米関係を複雑化させる指導者の性格を有していることを証明した」
いいでしょうか? 米国の議会調査局は、安倍総理の言動が日米関係を危うくしていると言っているのです。つまり厄介者である、と。かつて鳩山総理をルーピーと呼んだのと変わりがないのです。
何故そこまで米国は安倍総理を厄介者扱いするのか?
それは、米国がそのような安倍政権を強力に支持するような姿勢を示せば、中国や韓国が米国に反発し、それが米国にとっては都合の悪いことになるからです。
では、何故米国は中国や韓国に気を使う必要があるのか?
それは、中国が今や世界第二位の経済大国となり、そして、米国債の最大の保有者でもあるからです。つまり、米国にとっての最大の債権者が中国である、と。そして、その中国は今や世界の最大のマーケットでもあるので、米国の経済を上向かせるためにも中国との関係を悪化させることはできないのです。
一方、韓国については、軍事同盟国として何かと使い勝手がいいし‥それに、米韓FTAを見れば分かるとおりに、韓国は米国に対し最大限の譲歩を行い、米国の要望を殆ど受け入れていると言ってもいいからです。
そうした一方、日本はと言えば、最近のTPP交渉で分かるとおり、韓国とは違って殆ど譲歩をする様子がない。
米国にとってどちらがかわいいか?
韓国の方に顔が向くのは当然かもしれません。それに、韓国は、ロビー活動か何か知らないが、やたらと政治家にお金をばら撒いてくれる、と。
では、韓国は、その代り米国から何を得ようとしたのか?
それは、日本以上に可愛がってもらうこと。慰安婦などの問題でも、韓国の言い分をよく聞いてくれること。
韓国としては、そうやって米国が韓国の肩を持ってくれると分かっているので、どれだけでも日本に喧嘩を売ることができるのです。
一方、米国はと言えば、そうやって米韓が仲の良いところを見せ付けて、日本に対して、もっと米国の要望を聞き入れるように仕向ける作戦だったのです。
しかし、その米国の作戦もやぶ蛇になってしまいました。
それは、安倍政権が余りにもオバマ政権から冷たくされるので、日本がロシアに接近し過ぎているということです。
米国は、韓国との仲の良さを見せつけて、日本に嫉妬心を起こさせようとした。しかし、日本は、別に米国と韓国が仲よく見えても特に嫉妬心を燃やすこともなく、ロシアの方に走っていった。つまり、米国が日本とロシアの仲のよさに嫉妬心を燃やし始めているのです。
いずれにしても、米国はあまりに損得勘定で動き過ぎなのではないでしょうか。
以上
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