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公明・漆原氏、首相批判の狙いは… 「貸し」作り軽減税率で譲歩得る意図か
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140227/plt1402271215001-n1.htm
安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認をめぐり、公明党の漆原良夫国対委員長が放った批判が波紋を広げている。漆原氏は自民党幹部との関係が深く、最も「自民党寄り」と目されていたからだ。ただ、歴代国対委員長で最長在任記録を持つ御仁だけに、一筋縄ではいかない。発言の背景には、安倍自民党や公明党内の事情を見据えた深謀遠慮が透けてみえる。
「総理のこの考えは、『国民の声を聴く』という一番大切な部分が欠落しており、私は、到底賛成できません」
漆原氏は25日付のメールマガジンでこう記し、解釈見直しの閣議決定に動く安倍首相を批判した。これに対し、菅義偉官房長官は26日の記者会見で「誤解がある」と反論。政府と公明党が火花を散らす構図になった。
とはいえ、政府内には「漆原氏の発言は額面通りに受け取る必要はない」(首相官邸筋)との見方が強い。
政治評論家の浅川博忠氏も「これだけ批判しても、最後は妥協したという『貸し』を作り、公明党が求める消費税の軽減税率導入などで譲歩を得るという意図があるのでは」と分析する。安倍自民党との交渉を有利に進めるための“超絶テクニック”というわけだ。
さらに、漆原発言の背景には、公明党内の事情もうかがえる。
集団的自衛権をめぐっては、太田昭宏国交相が12日に「すべて首相が答えていることに同意している」と発言したほか、井上義久幹事長も18日に「真っ正面から否定しているわけではない」と柔軟姿勢を示した。
だが、山口那津男代表は支持母体の創価学会に抵抗感が根強いこともあり、「連立政権のあり方も含めて議論していく課題だ」と強硬な姿勢を示してきた。太田、井上両氏が柔軟姿勢を示しても、山口氏は慎重姿勢を崩しておらず、党内で孤立したとも取られかねない事態となっている。
浅川氏は「山口氏は孤立していないとアピールするめにも、自民党に近い漆原氏が安倍政権を批判するポーズを取ったのではないか」と指摘する。漆原氏の発言はマスコミ各社が大きく取り上げており、漆原氏のもくろみ通りになっているといえそうだ。
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/02/27]
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