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森ゆうこVS志岐武彦裁判 森側はX氏の陳述書作成へ 志岐側は小沢一郎氏の証人調べも視野に@
http://www.kokusyo.jp/?p=5221
2014年02月26日 MEDIA KOKUSYO
森ゆうこ元参院議員が、『最高裁の罠』(K&Kプレス)の著者で、ブログ「一市民が斬る」の主宰者・志岐武彦氏を訴えた裁判の第3回口頭弁論が、25日の午後、東京地裁で開かれた。同じ法廷で、ほぼ同じ時刻に別の裁判が予定されていたこともあって、30名を超える傍聴者が席を占めた。
原告の森氏は出廷しなかった。原告席には小倉秀夫弁護士、被告席には山下幸夫弁護士と志岐氏の姿があった。
(注:事件の経緯については、記事末の資料を参照にしてください。)
【内容】
●原告の森側から、準備書面が提出された。これは、前回の法廷で被告の志岐側が提出した準備書面(2)に対する反論である。
(注:MEDIA KOKUSYOは原告側の主張も公平に伝えるために、原告準備書面のネット公開を予定している。ただ、書面に個人名が含まれているので、公開の条件などを、小倉弁護士に問い合わせた後、公開方法を決定したい。裁判(本訴)書面の公開は、著作権法には抵触しない。)
●裁判長が、原告に対して次の点で疑問を呈し、小倉弁護士を問い詰める場面があった。裁判長は、何を問題視したのか?
もともと森側の主張は、志岐氏が異なった日に執筆(H257月29日、8月11日、8月17日)したブログから、特定の表現を抜き出し、それを組み合わせて、名誉毀損を構成するというものである。これに対して、志岐側は、個々のブログは、独立しており、我田引水的に文章の「細切れ」を組み合わせて、名誉毀損を構成するいう立場の森側主張は誤りであると、反論している。
裁判長が疑問視して、小倉弁護士を問い詰めた点は、読者がブログを読む際に、別の日に書かれたブログを参照にしながら、全体として書かれた内容を検証するだろうか、という疑問である。
名誉毀損裁判で、ある表現が名誉毀損(社会的評価の低下)に該当するか否かの判断は、「一般人の普通の注意と読み方」を基準としている。それゆえに森側が主張するブログ読者の読解スタイルに対して、裁判長が疑問を呈したものと思われる。
普通、ブログは読み流すものである。それゆえに書き方もむつかしい。
●裁判長から原告に、「判決までやりますか?」との問いかけがあった。これに対して、小倉弁護士は、元国会議員である森氏の立場を考えると名誉毀損のダメージが大きいので、裁判を続ける旨を表明した。
●これに先立って、志岐側の山下弁護士は、「こちらは判決でお願いします」と述べた。
●森側の小倉弁護士は、X氏の陳述書を提出する旨を表明した。
●志岐側の山下弁護士は、場合によっては、小沢一郎氏と彼の主任弁護士に 対して証人調べを求める旨を表明した。捏造報告書がロシアのサーバーを通じて歌手の八木啓代氏に届いた経緯を調べるのが目的だ。
流出経路について、検察は内部の者が外部に漏洩させたことを否定しいる。と、なれば他の複数のルートを検証する必要が生じる。小沢一郎氏の出廷は不可欠ではないか。
●次回の口頭弁論は、4月18日午前10:00 530号
【参考資料】
■事件の経緯について:「森ゆうこ元参院議員が提訴した裁判 背景に小沢事件をめぐる最高裁事務総局の闇 」
http://www.kokusyo.jp/?p=4037
■森側の訴状
http://civilopinions.main.jp/items/%E8%A8%B4%E7%8A%B62.pdf
■志岐側の準備書面(2)−訴状に対する反論
http://civilopinions.main.jp/items/%E8%A2%AB%E5%91%8A%E6%BA%96%E5%82%99%E6%9B%B8%E9%9D%A2%EF%BC%88%EF%BC%92%EF%BC%89.pdf
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