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党内騒然 「夏に内閣改造」報道に首相の見え透いた“魂胆”
http://gendai.net/articles/view/news/148277
2014年2月26日 日刊ゲンダイ
行き詰まり/(C)日刊ゲンダイ
「首相、夏に内閣改造」――。読売新聞が25日1面トップで報じたニュースに自民党内は大騒ぎだ。6月末までの通常国会が終わった後、安倍首相が人事に手をつけることは、党内では半ば既定路線だったが、それでも読売新聞が改めて報じたことで、入閣待望組が「よし、次は」とソワソワし始めている。
恐らく、読売新聞の記事は、首相周辺が「夏に内閣改造」と囁いて書かせたのだろうが、半年も前に人事話を流したのは、政権運営が行き詰まり始めた裏返しだ。
「組閣人事は、やるかやらないかも含めて直前まで明らかにしないのが鉄則です。やることが早めに予定されると、議員の期待が高まりすぎる。それでも、あえて<夏に内閣改造>と流したのは、このままでは政権が持たないと判断したからでしょう。実際、この先、安倍政権はピンチに陥る可能性が高い。4月に消費税増税がスタートしたら景気が急降下するのは確実。TPPの決着や原発再稼働も控えている。アメリカからは“4月までに日韓関係を修復しろ”と命じられている。どれも党内世論が割れている難問です。これまで自民党議員は、安倍首相が党を無視して暴走してもガマンしてきたが、4月以降、不満が噴出するのは確実。そこで、批判が噴出しないように、いまから“大臣になりたければ騒ぐな”と人事をチラツかせたのでしょう」(政界関係者)
どうやら、安倍周辺は、党内から不満が噴出しそうになるたびに、人事情報を流すつもりらしい。しかし、この戦略は裏目に出る可能性が高い。
「たしかに、大臣ポストを餌にすればおとなしくなるでしょう。問題は組閣後です。いま党内には当選9回の逢沢一郎を筆頭に、一度も大臣になっていない当選5回以上の入閣待望組が43人もいる。当選6回では河野太郎や平沢勝栄など16人が未入閣です。3年間も野党暮らしが続いたため処遇されなかった。彼らは、次こそはと思っている。でも、大臣が全員初入閣というわけにはいかないので、入閣させられるのは、せいぜい4〜5人。40人前後が期待を裏切られる。大臣になれなかった中堅議員が“反安倍”に回るのは目に見えています。それでなくても内閣改造を実施すると政権は弱体化しやすい。今から期待をあおるのは最悪のやり方です」(自民党事情通)
多くの内閣が人事をきっかけに潰れている。人事をチラツかせ始めた安倍政権も終わりが近づいているのではないか。
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首相、夏に内閣改造・党人事も…幹事長続投焦点
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140224-OYT1T01543.htm
2014年2月25日03時01分 読売新聞
安倍首相(自民党総裁)は、通常国会閉会直後の今夏に、内閣改造・自民党役員人事に踏み切る意向を固めた。
複数の政府筋が24日、明らかにした。年末には、消費税率を10%に引き上げるかどうかの判断や、日米防衛協力の指針(ガイドライン)の改定などが予定されている。今国会で2014年度予算案の成立にメドがついたことから、懸案処理に向け、新しい体制で臨むことにした。
党役員人事では、来春の統一地方選を指揮する幹事長に引き続き石破茂氏を充てるかどうかが焦点となる。
通常国会の会期は6月22日まで。集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈見直しを巡る議論の行方によっては8月ごろまでの会期延長も取りざたされており、改造時期は、6月下旬から8月下旬ごろが想定される。
12年12月に発足した第2次安倍内閣は、これまで一度も閣僚が交代しておらず、内閣改造は初となる。自民党内には、入閣待望組を中心に、改造を求める声が広がっている。
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