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2014-02-26 09:57:52
安倍政権は昨日2月25日、原発の新設さえにも含みを持たせた「エネルギー基本計画の政府案」を決めました。この政府案の肝は、ご承知のように「原発再稼働による原発の維持、推進」です。さらに、本当の狙いは、「潜在的核保有国の立場を何としても維持する」という”国家意志”を表現したというところにあるようです。
自民党を中心とする国家権力側は、なぜこうも「原発再稼働」にこだわるのでしょうか。通常は、「そこに巨大な利権が存在するから」といわれます。当然、それもあります。
しかし、あまり表立って指摘されないもっと大事なことがあります。それが、「潜在的核保有国の立場を維持する」という”深い闇”のような日本保守勢力の決意です。
核兵器を保有していない国の中では、日本だけが使用済み核燃料の再処理によるプルトニウムの取り出しを認められています。それが認められているのは、核燃料リサイクルを実現するために必要というのが根拠でした。そして、取り出したプルトニウムは、たやすく核兵器に転用できるのです。そのプルトニウムはすでに45トンも保有しているとされています。日本は今でも、99%の核保有国といえる状態です。
だから、核燃料リサイクル計画に組み込んだ「もんじゅ」や、MOX燃料を燃やす大間原発(青森県)はやめるわけにいかない。
しかももっと切実な目の前の問題は、使用済み核燃料の処理です。いわゆる「核のゴミ」の処分場がないことです。すでに現在でも核のゴミが溜まってしまって困り切っています。滋賀県に放置された放射能汚染のゴミですら、もって行き場がなくて立ち往生しています。
だから、燃やし続けるほかない。原子炉を再稼働し動かしている間は、原子炉そのものはゴミにはなっていない。しかし、廃炉と決まれば、一転してゴミとなります。しかもその放射能の線量たるや超高濃度。人間が近づけば一瞬で生命がなくなるほどの高さです。
福島原発の1号機は運転を始めてからちょうど40年でした。「廃炉にする、廃炉にする」と言いながら動かして続けて、とうとう過酷事故を起こしたのでした。
安倍政権は、原発再稼働に力を入れています。早ければことにの夏にも、原子力委員会に「安全」のお墨付きを出させて、めでたく再稼働にこぎつけようともくろんでいます。
かたや、脱原発勢力は、都知事選で敗れたあと、エネルギーが急速にダウンしたように見受けられます。
しかし、夏の再稼働を阻止するため、再結集することが急務。本当は民主党が再結集の核になるべきですが、海江田代表にはそれだけのリーダーシップは期待できない。
とすると、自民と連立を組んでいる公明党の抵抗に期待するほかないのでしょうか。
都知事選で宇都宮候補を担いで、「細川候補に勝った」とホクホク顔だった共産党の面々は、原発再稼働の事態にどう闘いを組むつもりでしょうか。
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