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安倍政権の止まらない暴言に海外メディアの批判も激化!(大貫 康雄)
http://no-border.asia/archives/19370/2
2014年02月23日 DAILY NOBORDER
悪いことに日本は、「アメリカからの支持を得て当然だ」と思っているようだ。バイデン副大統領が事前に自制を求めていたにもかかわらず、安倍総理は靖国参拝をした(アメリカは水面下での助言を無視され、正面から面子をつぶされた形だ)。その後、安倍・バイデン対談の内容が、戦略的に漏えいされた。多分、安倍総理の尊大な態度(defiant stance)を一般に暴露するためだろう。
そして、日本の当局者はオバマ政権の頼りがいのなさを裏で非難する。日本への支持を無制限で行わないのはアメリカの軟弱さの表れだと(この時点でも日本側はアメリカ側の真意を理解できなかった)。
(以下はブルームバーグの主張が明確に出ている)
「アメリカ政府は反論すべきだ。それも通常以上に強い言葉で」4月のオバマ大統領アジア歴訪では、中国の冒険主義を容認しないことを改めて表現するとともに、安倍総理の挑発行為(provocations)がアジアの安定を脅かし、(肝心の)日米同盟に害を及ぼし(damaging)ていることを明確に伝えるべきだ。それでも安倍政権内部で考えを変える者は多くないだろう(メディアが安倍政権を極めて悲観的に見はじめたことは注意が必要だ)。
多くの(一般の)日本人は、アメリカの不興を買うのに対し敏感だ。ある世論調査では、安倍総理の靖国参拝へ批判的な反応があり、ケネディ米大使の温和な“失望”発言も含め、70%がアメリカに配慮すべきと答えている。
安倍総理は第一次政権時、国家主義的野心に取りつかれて、経済政策が疎かになり、有権者からも見捨てられている(今も同じ過ちを繰り返しつつある)。安倍氏を抑えるために(to rein him)、日本国内からも(有権者が)圧力をかけ続ける(sustained domestic pressure)ことが重要だ。
経済を再生させて開かれた社会にし、自衛隊を通常の軍隊にして日本をより強い国にしようという政策は必ずしも悪いことではない。軍事力を持った日本は(地域の安定を破壊する戦争ではなく)、海賊行為防止のパトロールや平和維持活動、同盟国の防衛を通して世界と地域の安定にもっと貢献できるだろう。(しかし)中国と韓国の神経を逆なでしていては、逆にこうした目的を達成できなくなる。
それは(地域の安定どころか、逆に)地域の紛争が起きる可能性を高めるだけだ。
安倍総理の言動が、中国の冒険主義程に危険ではないかもしれないかどうかは、この記事で論じるところではない。
日本が何十年もかけて築いてきた責任ある民主主義国家(responsible democracy)としての国際社会から受ける善意を、安倍総理は損ないつつある。総理がこうしたことを自分でわからなければ、アメリカ、そして日本国民がわからせてやるしかない(人権、民主主義を軽視・制限しようとする政権は、民主主義社会の主役である国民が出来るだけ早く終わらせることを促している)
【DNBオリジナル】
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