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民主党は生き延びられるのか――小沢・生活の党との協力・協同を探るべき
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2014-02-23 07:48:51 生き生き箕面通信
民主党は党内の対立から身動きが取れず、立ち往生が続いています。集団的自衛権の行使容認という安倍政権の挑戦にきちんと対抗する方向が定まらない。TPP(環太平洋経済連携協定)も安倍ペース。原発再稼働に対しても、有効な手が打てない。消費税増税で庶民が苦しむことが分かっていても、どう対応するのか、まったく見えません。
国会にあって、国民の平和を求める声を政治の世界で反映できず、民主党は政党の役割、そしてまた国会議員としての役割が果たせないままべんべんと時を過ごしています。
立ち直れるメドはあるのでしょうか。海江田代表のもとではおぼつかない。といって、代わる人材も無し。このままでは2年半後に想定される衆参同時選挙では、さらに党勢が落ち込むのは必然ではないでしょうか。
民主党は野党第一党として、政権党にしっかりと対抗する役割を背負っているはずです。そして、自民党という巨大政党に対抗するには野党がまとまって対抗するしかなく、野党再編の要の役割も担っているはずです。ところが、この二つともが全く果たされず、民主党が存在するのかどうかさえ疑われる状態といえます。
これは、民主党結党以来、党内に保守とリベラルの二つの流れがあり、いまだに克服できていないところに起因しています。
民主党はこの際、庶民の立場を明確にするべき時期です。富裕層を代表するのが自民党であり、持たざる者、庶民を代表するのが民主党の立党の精神のはずです。
庶民の立場、平和と民主主義を求める政党の正当な流れは、生活の党が受け継ぎ、体現しようとしています。
庶民の立場の正当な流れとは、具体的には、集団的自衛権を憲法解釈を変更することによる行使できるようにすることは認めない、TPP(環太平洋経済連携協定)ではなく、東アジア共同体で経済、安保を実現する、消費税増税は先送りし、シロアリ退治を先行する、辺野古での米軍基地新設は中止する、原発再稼働は認めず自然エネルギーの開発に全力を挙げる、などです。
民主党内には、小沢一郎氏に対するアレルギーが残っているにせよ、党を再建するには正当な考えを中心にまとまるほかありませんよね。
海江田代表は早急に小沢氏と話し合い、同じ方向で何が協力できるのか、具体的に何を重点に取り組むのか、結論を出すべきです。その結論に従って、国会内外で精力的に行動を起こし、日本の新しい姿を実現する。
一般の有権者も、検察を中心とする官僚群がでっちあげ、マスメディアが拡散させた小沢・悪代官イメージをきちんと再評価し、自らの考えで日本の政治をまっとうな道に戻す必要があります。
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