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米「立場変わらず」 首相靖国参拝 衛藤補佐官発言に不快感
【ワシントン=吉野直也】米国務省のハーフ副報道官は19日、電話で記者会見し、衛藤晟一首相補佐官が安倍晋三首相の靖国神社参拝に「失望」を表明した米政府の対応を批判したことについて「米政府の立場は明白だ」と述べた。「失望」を表明した米政府の立場を変更しない考えを示し、衛藤氏の発言に不快感をにじませた。
衛藤氏は動画サイトに米政府を非難する発言を投稿し、その後、菅義偉官房長官に撤回を求められ、削除した。ハーフ氏は「日本政府は、(衛藤氏の)個人的な見解であり、政府を代表した考えではないと説明している」と語り、米政府として衛藤氏の問題を取り合わないという方針も明らかにした。
NHK幹部の言動に中韓両国が反発しているという質問には「発言は認識しているが、米国の立場は変わらない」と述べ、日本と周辺国の緊張が高まるのは望ましくないとの見解を重ねて示した。
同時に「北朝鮮問題を踏まえ、日韓が対話を通じて立場の違いを乗り越え、協力できるようになることを希望する」と強調。日韓両国に関係改善を促した。ケリー米国務長官は13日の米韓外相会談で、4月下旬のオバマ米大統領の日韓訪問前までに関係を改善するよう訴えたばかり。
衛藤氏が動画サイトに投稿した対米批判は、削除したとはいえ米側の不信感を招き、日米関係にも悪影響を与えかねない。首相の靖国参拝後にすきま風が吹いた日米関係は、両国の閣僚や政府高官の往来により、局面転換に向けた努力が進む。
半面、「首相に近い人物による発言が、日米の努力に冷水をかけるのは皮肉だ」といった声もワシントンでは漏れる。こうした発言が今後も相次ぐのか。オバマ氏の訪日を前に、米政府は首相の対応を注視している。
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首相「個人的発言」問題視せず
安倍晋三首相は20日午前の衆院予算委員会で、衛藤晟一首相補佐官が首相の靖国神社参拝に対する米国の反応に「失望した」と動画サイトに投稿したことについて「個人、参院議員衛藤晟一として発言した」と説明した。そのうえで「誤解を与える可能性があるので撤回した」と述べ、問題視しない考えを示した。
[日経新聞2月20日夕刊P.2]
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