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舛添都知事が手柄自慢 「保育所に国有地活用」の詭弁とウソ
http://gendai.net/articles/view/news/148092
2014年2月19日 日刊ゲンダイ
みんなダマされている/(C)日刊ゲンダイ
「やっぱりパフォーマンス先行の猪瀬前知事と同じスタイルになるんですかねえ」
東京都の舛添要一知事について、都庁内でさっそくこんな嘆き節が出始めた。
彼らが指摘するのは、舛添が先週14日の記者会見で「保育所整備に国有地を活用する」と打ち出した件だ。舛添は都知事選の公約で「待機児童解消で都有地を活用する」としていたが、この日、「都有地はいいところがなかったので、国有地を活用することにした」と公約修正。そのうえで、こう力説したのだ。
「私は厚労相だったので国の立場は知っている。きょう、国と話をして、国の保有地を安い地代で使っていいとOKをもらってきた」
この発言、厚労大臣経験者の自分だからこそ、リーダーシップが発揮でき、安い賃料で国の了解をもらえたかのように聞こえる。実際、新聞各紙やNHKは「国有地活用 国からOK」などの見出しで、舛添の“新政策”として目玉扱いしていた。
ところが、国有地の保育所利用は目新しい話でも何でもないのだ。都の担当者でさえ「昭和の時代からやっている」と言うし、財務省は2010年8月から国有地を定期借地で保育所に貸す制度をスタートさせていて、昨年末現在で17件の実績がある。むしろ国側は保育所用地として国有地を積極活用して欲しがっていて、昨夏、関東財務局が都内の区市町村に直接説明して回ったというのだ。
「舛添知事がおっしゃっているのは、従来からある制度の活用ということで、新たな制度を作るわけではありません。安い地代? すでに今の制度で『権利金不要』『公租公課を減額』にして初期投資を抑えるしくみになっています。財政法9条に国有財産の売却は『適正な対価』というのがありますし、東京都だけ特別安くということにはなりません」(財務省国有財産業務課)
他の自治体も使っている既存の制度を、自分の“手柄”としてアピールする――。厚労相時代、新型インフルで深夜に会見し医療現場を混乱させたことが問題になったが、舛添の「オレが、オレが」のパフォーマンス体質は、まったく変わっていないのだ。
舛添を持ち上げたメディアも問題だ。国有地の保育所利用が既存の制度であることを伝えたのは、東京新聞だけだった。ちょっと調べれば分かるのに、メディアもまんまとダマされた。先が思いやられる。
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