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安倍首相の周辺の人材について
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52563241.html
2014年02月19日 在野のアナリスト
大雪被害に対し、政府の動きが緩慢で、天ぷら問題などもありましたが、それと同じぐらいに東京の出足が遅く、舛添新都知事に批判が集まっている、という記事があります。選挙公約に、防災に強い町をうたっていたのに、奥多摩は未だに孤立状態のところがあるにも関わらず、舛添氏がそれに対して何らかの対策を命じた、という声が聞こえてこないことがその背景です。
実は、舛添氏にはもっと重大な問題もあります。安倍政権の憲法解釈について異論を呈すなど、選挙で協力してもらったにも関わらず、掌返しをしたことに自民が怒り、新党改革時代の政治資金問題を調査している、という話があります。本来、自民としてもここで引きずり下ろしたくはありませんが、五輪利権で対立するようなら、むしろ舛添氏を辞任へと追いこみ、ふたたびの都知事選の間に、自民党主導の規定路線をきずくことで、利をえよう、との戦略もあります。
さらに、選挙特番でもバラしたように、自民党にとって舛添氏は苦肉の策。そして責任は都連代表の石原氏に押しつけることも可能で、やる気になったら自民都連が舛添下ろしに動ける状況です。それがイヤなら、舛添氏は平身低頭、せっせと自民に山吹色の饅頭を運ばなければなりません。脛が傷だらけの舛添氏にとって、雪害対策などしている場合でない。防災に強い町、雪害に対応することより、身に降りかかる火の粉をどう払うか? とでも考えているのかもしれません。
そんな自民も慌しくなってきました。衛藤首相補佐官によるYouTubeへの米国批判動画。この国の保守を名乗る政治家の幼稚ぶりが目立ちます。米紙が、アジアを危険に晒すのは日本、という記事を乗せるだけの理由を、自らつくっているのですから。これは動画削除では済まず、辞任させなければ収まりがつきません。はっきり言って、オバマ大統領のアジア歴訪で、日本がキャンセルされかねない事態です。ただでなくとも、NHK人事に関して米国が神経を尖らせる中、内閣の中にも反米的体質をもっている人物がいる、と見えてしまうのはマイナスでもあります。
そんなNHKも、籾井会長の「どこが悪い」発言、米大使館による取材拒否、など揺れています。明らかにリークですが、リークが出たこと自体が問題であり、極端に偏った人事を行ったため、頼るべき相手を失くした人にとっては、リークが最大の攻撃材料になったのです。そして、そのリークを許すような発言をすること自体、籾井氏の浅はかさを示す、という点では致命的です。
安倍氏周辺の保守系の人物は、責められると開き直る、という癖をもちます。声が大きくなり、早口になってまくしたてる、自説を擁護する論調を一つの理屈だけで滔々と語る、という点も驚くほど一致しますし、やたらと善悪二元論のような、わかり易い図式で描こうとするのも似ています。そこが、若者に指示される部分なのでしょうが、その仮想敵国に米国を入れてしまえば、今の国力や立場からみて、政権など吹き飛ばしてしまおう、と考えるのも当然と言えます。
そして、失言をくり返す人物をずるずると処分できない安倍氏への不満は、頂点に達していると言っていい。日本ではほとんど報じられませんが、米要人の相次ぐ円安牽制発言など、米国は着々と日本包囲網を敷いているのです。靖国参拝の前に、渡米して情勢を探り、大丈夫と伝えた飯島参与といい、安倍氏の周りにいる人間の質は、とても外交に堪えうるレベルではありません。結局、安倍氏本人もそうですが、周囲にいる人間まで含めて大人にならない限り、安倍政権における外交では国益を損ない続けることになってしまう、ということなのでしょうね。
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