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チョットしつこいかも知れないけど。前記事『五輪に国家主義や妙な精神論を持ち込むな!+遅過ぎる安倍内閣の豪雪被害対応』にも書いた安倍内閣の豪雪対策に関する話を・・・。
先週、関東から東北にかけて降った豪雪による大きな被害が今も尚、続いている。(~_~;)
幹線道路に関しては、通行止めが解除され、除雪も進んでいることから、立ち往生していた何百台もの車両も、ようやく脱出し得ることになったのだが。
一般道路にはいまだに多量の積雪が残っているため、人や物も移動ができずに食料品や燃料が底をつき始めている地域が少なくないとのこと。しかも、今でも関東甲信越地方で、計2700世帯、6千人以上が完全に孤立した状態にあるという。
また残念ながら、落雪や雪崩などにより死傷した人が次々出ている上(雪の影響による死者は、20人を超えたとのこと)、昨日は、車に閉じ込められて死亡した人が見つかるなど、今後、死者や傷病者の数がさらに増えるおそれがある。(-"-)
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政府は雪が降り出した14日に省庁レベルで災害警戒会議を開いていたものの、予想以上の降雪となり、15日朝には山梨県内で過去最大の1メートル以上の積雪を記録することに。
15日には、各自治体から自衛隊派遣などの支援が要請が相次ぎ、省庁レベルでは、その対応を行なっていたのだが。古屋防災担当大臣が出席して災害対策会議が開かれたのは、16日の午後になってからだった。(-_-;)
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さらに、安倍首相が、豪雪被害に関して発言し、内閣府政務官を現地派遣などを指示したのは、17日になってからのこと。<後述するように、土日はほぼ完全にお休みしていたのよね。>
ようやく昨日18日になって、首相官邸に非常災害対策本部を設置して、孤立者の安全確保や除雪作業の加速などを指示を行なったという。^^;
『安倍晋三首相は18日、官邸で開いた政府の豪雪非常災害対策本部の初会合に出席し、「国民の生命、財産を守るため、対応に万全を期してほしい」と指示した。関東甲信や東北地方の大雪に対応する政府の会合に首相が出席したのは今回が初めて。被災地への自衛隊派遣も同日、倍増させたが、14日の降雪から4日後の遅い態勢強化となった。
首相は会合で、今後孤立による凍死の犠牲者を一人も出さない▽自衛隊の装備体制を大幅に強化し、次の降雪に備え総力を挙げて除雪対応を加速▽電気などのライフラインの復旧や道路の通行確保に努め、国民生活の早期改善に全力を挙げる−の3点に触れた。(産経新聞14年2月18日)』
『政府は14日昼に関係省庁災害警戒会議、16、17両日に関係省庁災害対策会議を開いた。だが、孤立集落が残るなどの被害が続き、豪雪非常災害対策本部への格上げを決めたのは18日になってからだった。(産経新聞14年2月18日)』
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そして、前記事でも触れたように、今回の豪雪被害に関する安倍内閣の対応の遅れに対して批判が強まっている。
各地の自治体や住民からは、もう少し早く対応していれば、被害の拡大が防げたのではないか、孤立化などによる生活困難者や死傷者の数を減らせたのではないかと疑問を呈する声も出ているようだ。(・・)
<っていうか、それこそ、もし民主党政権がこんな対応をしていたら、自民党議員もお抱えメディアも、こぞって「危機管理が甘い!」「政権運営能力がない!」とか言って、総攻撃していたと思いませ〜〜〜ん!?(@@)>
『民主党の海江田万里代表は18日の党常任幹事会で「政府は遅きに失したという批判を免れないのではないか」と指摘。みんなの党の中島克仁衆院議員は18日の衆院予算委員会で「想定外の雪に対し、内閣府の(週末の当直)態勢が十分ではなかったのではないか」と追及した。(毎日新聞
14年2月18日)』
『みんなの党の渡辺喜美代表は党役員会で、政府の対策本部設置が遅れたとして「大雪への事前準備を取っていたのか検証が必要だ」と指摘。生活の党の鈴木克昌幹事長も党会合で「初動の遅れなど反省点はいろいろある。雪をなめていた感じだ」と非難した。
民主党の松原仁国対委員長は17日の記者会見で、大雪被害が拡大した16日夜、首相が支援者らと天ぷら料理店で会食したことを「緊張感が乏しい」と批判していた。(産経新聞14年2月18日)』
<mewは天ぷら屋に行ったこと自体、責める気はないけど。(ちゃんと災害に対応していればね。)ただ、雪に閉じ込められて食べるものもない状態にある人が、これをきいたら、いい気はしないでしょうね。^^;>
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何と安倍自民党を応援している産経新聞までが、こんな書き方をしていたほどだ。<上にアップした記事の表現も、チョット非難め〜てる感じがあったりして。>
『予想を上回る大雪で、死傷者数など被害状況の把握は難航した。山梨県に亀岡偉民内閣府政務官を団長とする政府調査団を派遣したのも17日になってから。片側1車線の道路などで取り残された車両が道路をふさぎ、除雪車が入れないケースも目立った。
政府の対応が後手に回ったことは否めない。(産経新聞14年2月18日)』
また、古屋防災大臣も、17日の会見で『「今回は降雪シミュレーションの最悪のパターンが来た。検証したうえで今後のあり方を検討したい」と述べ、対応に課題を残したことを認めた』という。(毎日新聞14年2月18日)
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しかし、菅官房長官は18日の記者会見で、このような批判に対して(ややムキになって?)反論。^^;
『菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、大雪に対して政府の初動が遅れたとの批判が出ていることについて、関係省庁による対策会議を16、17日両日に開催したなどと説明し、「しっかり対応している。古屋圭司防災担当相が陣頭指揮に当たっているから、内閣全体で取り組んでいるということだ」と反論した。
安倍晋三首相が前面に立って対応していないではないかとの質問に対し、菅長官は「首相の指示で防災担当相がしっかり対応している」と強調した。(時事通信14年2月18日)』
安倍首相も18日の会合の中で『「地方公共団体とも連携し、警察、消防、自衛隊、国土交通省が、除雪、救助、物資輸送などの初動対応に当たってきた」と述べ、対応は十分に取ってきたと強調』していたという。(産経新聞14年2月18日)』
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mewは、もし安倍首相や菅官房長官が、もう少し謙虚に被災者と向き合う姿勢をみせていたなら、2度も続けて、このネタを取り上げる気はなかったのだけど。<他に書きたいネタが、めっちゃ、たくさんあるし。五輪だって、たまった録画も見たいし。^^;>
でも、いい加減な対応をしたくせに、こういう開き直りをされたり、エラそ〜に「国民の生命、財産を守るため、対応に万全を期して行く」とか言われたりすると、カチ〜ンと来てしまうとこがあるわけで。もう1回、しつこくこの件を追及したいと思うです。(・・)
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気象庁は、14日から15日にかけて、関東地方に大雪が降る可能性があると予報。これを受けて、古屋防災大臣は、緊急に関係省庁警戒会議を開催し、国民に十分な警戒とともに不要不急の外出を控えるように呼び掛けるメッセージを発表した。
ただ、気象庁は当初、15日未明から気温が上がって、関東地方では雨に変わると予想していたので、おそらくさほど積雪は残らないのではないかと油断していた人も多いのではないかと思うのだけど(~_~;)mew,too.
しかし、予想に反してかなりの量の雪が降り続けたことから、多くの地域で過去最大orそれに近いの積雪を記録することに。
もう15日の午前6時の時点では、山梨県の甲府や河口湖では100センチを超えていて、大きな被害が生じることは目に見えていたし。<午前11時の時点で、甲府市では1894年の統計開始以来最大の積雪114センチ。山梨県富士河口湖町143センチ、埼玉県秩父市98センチ、同県熊谷市62センチ、群馬県の前橋市73センチだったのよね。>
また、山梨県を含め、関東各地で停電をする地域が増えていたのだ。(-_-;)
実際、15日午前中から、埼玉、山梨、群馬県内の自治体は、自衛隊出動+αの支援を要請し始めていたのである。(-"-)
<mewは、この日、朝までフィギュア男子の試合を観ていた&午後からの仕事のスケジュールを決めるためにTVやネットで、雪の予報や状況もチェックしていたので、ここら辺は詳しいよ!
山梨の状況もTV映像で見たのだけど。15日朝には、もう道路やら車などが埋まっている状態で。街中にある歩道橋までもが、途中まで雪に埋もれて形が見えなくなってたぐらいだったです。^^;>
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もちろん省庁レベルでは、地方自治体の要請を受けて、それなりに対応していたのではないかと思うのだけど。
ただ、15日は土曜日だったので、おそらく安倍内閣の関係閣僚も、各省庁幹部の大部分もお休みだったと思うし。
mewがネットで調べた限りでは、15日には古屋防災大臣が動いた様子はないのである。(・・)
<15日には、ブログにもfacebookにも何も書かれてないし。古屋大臣が、何かしたという報道も一つもなかった。>
おそらく古屋大臣は、防災担当閣僚ゆえ、それなりに災害状況の情報は報告を受けていたのではないかと察するのだけど。
結局、古屋大臣が、本格的に動き出したのは、16日の午後になってから。午後1時に内閣府で、急遽、関係省庁を集め、災害対策会議を開催。山梨県知事とテレビ会議を行ない、救援策などを協議したという。<17日にも、災害対策会議を開催していたです。>
そして、「ればたら話」だと言われるかも知れないけど。mewは、もし15日のうちから、安倍内閣が主導する形で、救援活動に力を入れておけば、もう少し死傷者や大変な思いをする人は減らせたのではないかな〜と思う部分があるのだ。(・・)
<ただ古屋くんは、とりあえず「今回は降雪シミュレーションの最悪のパターンが来た。検証したうえで今後のあり方を検討したい」と、反省を示しているので(なのかな?)、まだよしとしよう。(++)>
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他方、「最高責任者は私だ」の安倍首相はと言えば・・・。
首相動静によれば、14日は官邸で1日中、公務をこなし、夜6時過ぎからマーシャル諸島のロヤック大統領と会談。その後、午後8時半頃まで、共同記者発表や公邸で首相主催の夕食会を行ない、そのまま公邸に泊まったという。
安倍首相は、当初、15日に福島県に視察に行く予定だったのだけど。降雪で交通事情が悪化していたことから、前日午後に中止(延期)を発表。
15日はオフになったこともあってか、安倍氏の発言から察するに、この日は未明まで五輪の男子フィギュアの試合をTVで観戦していた可能性が大きい。(・・)
15日は、午前中からずっと来客はなし。(閣僚や省庁幹部も訪れていないってことだよね。)
そして、午後2時半頃になって、男子フィギュアで優勝した羽生選手に祝福の電話を行なうと共に、報道陣の取材に応えた。
実は、mewは、夜のニュースで、安倍首相が朝から公邸にいると知って、「あ、もしかして大雪の災害対策のことも考えて、公邸にいるのかな」と思ったりもしていたのだけど。
<安倍くんは、首相就任1年を過ぎたというのに、いまだに公邸にはいらないので、緊急の災害や有事対応に支障が出るのではないかと批判されているからね。^^;
でも、さっき首相動静を見てわかったことに、先週は珍しく12日からずっと、私邸に帰らず、公邸にお泊りしていたのだった。(何でなんだろ〜ね〜。(・・))>
何と安倍首相は、羽生選手との電話が終わった途端、すぐに富ヶ谷の私邸に帰宅。15日の午後から16日の夜まで、しっかりとおうちでお休みしていたのだった。^^;
<私邸にも、ずっと来客はなし。尚、16日夜には、後援会関係者と赤坂の天ぷら屋で外食。>
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mewは、安倍首相が家に帰って、お休みをとったこと自体、批判する気はないのだけど。
それに、もしかしたら、電話やらメールやらFAXやらで、豪雪被害の状況やら対策に関して報告を受けていたかも知れないしね。(@@)
<古屋大臣は、安倍首相とは若手の頃から一緒に超保守活動して来て仲がいいトモダチだし。^^;>
ただ、mewは、安倍首相は15日の時点では、今回の被害の状況を軽く見ていたのではないかと思うし。古屋防災大臣や省庁官僚or官邸スタッフに、最高責任者として、支援対策に関して特に指示を出してはいないのではないかと思う。(**)
<何故って、これまでのケースから考えると、安倍首相は、有事や災害に関して、ちょこっとでも
指示を出した場合には、それをアピールするために、すぐに報道にのっけようとする傾向があるからだ。(~_~;)
たとえば、昨年の10月の台風災害の時も、とりあえず『安倍首相は16日朝、関係省庁に対し、緊張感を持って被害状況の把握に努めること、被災者の救命・救助を第一に救出活動に全力を尽くすこと、ライフラインの復旧など関係省庁一体となって応急対策に当たることの3点を指示した。(NNN13年10月16日)」みたいなニュースを流してもらうんだよね。>
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安倍首相は、17日朝に官邸に出勤してからも、古屋防災大臣とは会わず。<夕方、一緒に米国議員と会談したのだが。その時まで、会わなかった。>
結局、安倍首相が、最初にこの豪雪災害に関して公の場で言及したのは、17日の午前中に行なわれた衆院予算委員会だった。<自民党議員の質問に答弁する形でね。>
『安倍晋三首相は17日午前の衆院予算委員会で、関東甲信から東北にかけての記録的な大雪の影響により、交通機関の混乱などが続いていることを受け、内閣府の亀岡偉民政務官を団長とする調査団を同日、山梨県に派遣する方針を示した。「関係地方公共団体と連携を密にし、関係省庁一体となって、国民の生命、財産を守るために万全を期していきたい」と強調、秘書官に対応を指示したことも明らかにした。(時事通信14年2月17日)』
<ちなみに、17日の夜は超保守系雑誌の「正論」大賞の贈呈式に出席。(>_<) その後、麻生副総理と、四谷にあるフランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」で会食したとか。イヤだ〜。(め〜ったに行けないけど)mewのお気に入りのお店に、来ないでよ〜。(ノ_-。)
それはさておき、せめてこの日ぐらいは、麻生くんとのリッチな会食は控えればいいのにね。(~_~;)
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安倍首相は、「国民の生命や財産(or安全)を守る」というフレーズが大好きだ。
そのフレーズは、特に安倍首相が前のめりになっている安保軍事政策について語る時に、頻出する。(・・)
今国会では、集団的自衛権の行使に関する答弁の中で、何度も「国民の生命と安全を守り、領土・領海を守る」「私たちは国民の生命・財産をしっかりと守っていく必要があるわけでありまして」と主張しているし。<9条改憲でも、このフレーズを使うよね。>
8日には日本のミサイル防衛に関しても、「日本の弾道ミサイル防衛システムは、弾道ミサイルによる攻撃が行われた場合に国民の生命や財産を守るという専ら防御的なものであります」と語っていたりしてし。(~_~;)
安倍くんは「強い日本を取り戻すための『軍隊強化ごっこ』や『NSCでの危機管理ごっこ』」のことでアタマがいっぱいなのかも知れないけど。
mewは、自分の国の首相には、まず目の前にある自然災害などの被害にあっている国民の生命や安全を守ることを第一に考える人&敏感に反応できる人であって欲しいと思うし。
目の前にある危機(現に見えている大雪)の危機管理さえもできない&鈍感な人が、エラそ〜に「国民の生命を守る」とか「最高責任者は私だ」とか言うんじゃねぇ〜と。
ましてや、広域の大地震や大津波、さらには有事の危機管理など、「とても任せられたもんじゃない」と言いたいmewなのだった。(@@)
p.s. TVメディアも、もっと安倍内閣の対応が遅かったことを、ツッコンでいいんじゃないの〜?(・・)
THANKS
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