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都知事選総括3 田母神60万票は右翼勢力の地道な民主主義的努力の賜物(BLOG BLUES)
http://blogblues.exblog.jp/19479042/
僕が学生時代、右翼勢力というのは、
議会制民主主義における政治勢力としては、論外の存在であった。
暴力団が警察の頂上作戦対策として政治結社を称している場合が多く
(笠原和夫が映画「仁義なき戦い 頂上作戦」できっちり描いている)
右翼、ニアイコール暴力団というのが一般常識だった。
それが「新しい歴史教科書をつくる会」発足あたりから、
はっきり様子が変わってきた。議会制民主主義における政治勢力として
擡頭してきたのだ。一時期つくる会の有力メンバーであった
漫画家・小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」が一世を風靡したりもした。
つくる会や同会に賛同する人々というのは、実に用意周到であり、
空中戦と地上戦を同時に、きっちりと戦い続けてきた。
空中戦は、前述のゴー宣、そしてワック出版だ。
「WiLL」の新聞広告を目にするたびに、僕は、頭がくらくらする。
この雑誌が買われているのを未だかつて一度も目撃したことがないのだが、
どうして毎月、でかでかと全国紙に広告が打てるのだろうか。
資金力も相当なもののようだ。
内容は、もう、のけぞるほかない。
僕の学生時代なら、こんなことを口走っていたら、
まともに相手にされない。低能扱いされたはずだ。
それが毎月、でかでかと全国紙の紙面を占める。
次第次第に馴され、極端な意見が市民権を得る、当たり前になっていく。
見事なプロパガンダというべきだろう。
空中戦にも増して、僕が舌を巻くのは、執拗な地上戦だ。
つくる会や同会に賛同する人々というのは、行政や公共機関に働きかける。
最近では、図書館に対し「はだしのゲン」を開架するなとネジ込んだ。
ずっと以前から、NHKに対しても「偏向放送」に対する
異議申し立てとして、受信料不払い運動を展開していた。
その熱心さには、頭が下がる。民主主義の王道を行っている。
街頭闘争も仕掛ける。言わずと知れた、ヘイトスピーチデモだ。
インターネットの活用は、申すまでもない。他勢力の追随を許さない。
安倍自民党政府がネット選挙解禁に踏み切ったのは、
ネット言論なら、我がほう絶対優勢の判断があったからだろう。
小泉・細川の両元首相の力を借りて右傾化を止めるなど、
烏滸の沙汰であることが、ご理解いただけるだろう。
マスゾエくんは当選したら、早速、安倍自民党の改憲草案に異議を申し立てた。
誰やねん、今は戦時だ、舛添が当選したら改憲まっしぐらと口角泡を飛ばしていた、
のぼせ上がってたんは。んな腰の据わってないヘナチョコだから、
やすやすと右傾化を許すのだ。
つくる会発足から20年近く、右翼勢力は、地道な努力を重ねてきたのです。
田母神候補の60万票は、半月そこらの選挙戦によるものではない。
営々たる日々の積み重ねの上に、獲得されたものなのだ。
跳ね返すには、こちらもまた、地道な努力を重ねるほかはない。
反撃の狼煙はまず「民意ある戦い 受信料不払い編」からだ。
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