小泉純一郎の「脱原発劇場」は、これからが本番だ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140218-00025191-playboyz-pol
週プレNEWS 2月18日(火)14時0分配信

先の東京都知事選で、応援する細川護熙氏よりも注目を集めた小泉純一郎氏。２００９年に政界を引退してもなお、「小泉劇場」と呼ばれるそのパフォーマンスが一般市民の高い人気を得ていることを改めて証明した。

小泉氏は、今後どういった動きを見せるのか。細川氏の敗戦後、すぐに「これからも『原発ゼロ』の国造り目指して微力ながら努力を続けてまいります」とのコメントを発表したように、まだまだ意気軒昂（いきけんこう）。

テレビ朝日コメンテーターの川村晃司氏が言う。

「小泉元首相の脱原発路線は本気です。スイッチが入って、完全に戦闘モードになっている。おそらく都知事選が終わっても、彼の行動は続くことでしょう。東京都で細川候補を応援したように、脱原発を公約する各地の県知事候補を応援するため、地方入りすることは十分に考えられます」

実際、小泉元首相は山口県知事選（２月６日告示、２３日投開票）にまずは参戦する腹づもりだったという。細川候補の選対関係者がこうささやく。

「実は、小泉さんは脱原発を訴えて山口県知事選に出馬を検討していた飯田哲也さんに、立候補すれば山口まで応援に駆けつけると、人を介して伝えようとしていたそうです。ただ、その話が伝わる直前に飯田さんが会見を開いて出馬見送りを表明してしまったため、小泉さんの山口入りは幻に終わってしまった。もし、出馬見送りの会見前に小泉さんの意向がきちんと伝わっていたら、あるいは飯田さんは翻意して出馬に踏み切っていたかもしれませんね」

小泉元首相の周辺人物もこう断言する。

「もともと小泉さんはこの春頃から原発再稼働を阻止するために行動を開始すると周囲に語っていました。というのも、今年の春から来春の統一地方選にかけて、石川、滋賀、福島、愛媛、佐賀、京都など、原発立地やその周辺自治体で多くの知事選が予定されている。小泉さんはその知事選に脱原発を掲げて出馬する候補を応援するつもりだったのです。

東京都知事選は猪瀬前知事が金銭スキャンダルで辞職して急遽告示されることになったので、予定を早めて応援に入っただけのこと。これで打ち止めなんてあり得ません。小泉さんにとってはむしろ、これからの各地での知事選支援が本番なのです」

さらに、息子・進次郎氏についてもこういった声が上がっている。　細川候補が公約を作るにあたって、政策アドバイザーを務めた元経産官僚の古賀茂明氏が言う。

「進次郎氏を年末に予定されている福島県知事選に担ぎ出すという動きも出ています。進次郎氏は復興庁の政務官として、被災地の復興に全力を尽くすと、かねて発言していた。福島県は原発事故の被害を克服するため苦労している。その自治体のトップとして復興をやり遂げたいと主張すれば、大義は成立する。自民党から離党して出馬しても、政治家としてプラスになりこそすれ、マイナスになることはないでしょう」

父は脱原発候補を勝利に導くために、全国の選挙区を行脚。そして子は来るべき政界再編の若きキーパーソンとして、さまざまな政党、自治体からのラブコールを一身に浴びる――。父・純一郎７２歳、子・進次郎３２歳、「小泉劇場」はむしろこれからが本番なのだ。

コメント
01. 日高見連邦共和国 2014年2月18日 15:25:52 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk あんがいこの人の“脱原発”はけっこう“純粋”なんじゃなかろうか、と思う今日この頃。 でも“過去の所業”に対する真摯な反省や謝罪が無い限り、この男には絶対に心を許さない。
02. 2014年2月18日 15:34:12 : tXn0CMr4zo ＞細川候補が公約を作るにあたって、政策アドバイザーを務めた元経産官僚の古賀茂明氏が言う。 古賀茂明は橋下徹から委任された大阪府市統合本部の特別顧問。大阪都構想と東京の国家戦略特区構想は相性抜群だ。そしてこれはTPPを見据えた地ならしでもある。府市統合は当初の黒字見込みがデタラメで支持を得られない状況だ。 新自由主義は目先の数的な経済合理性に左右され易い。橋下も小泉同様に脱原発を掲げていたがコロッと変節してしまった。 安倍による日本改造の両輪は＝国家主義と新自由主義だ、国家主義面を引っ張る人間、新自由主義面を引っ張る人間、それぞれが役割を負っている。 橋下、古賀、小泉…なんとも胡散臭い。
03. 2014年2月18日 15:56:58 : tXn0CMr4zo 細川は引退して20年近く隠遁していただけに現役世代の有権者へのインパクトは弱すぎる。左翼の小票を引き付けられても、保守票・自民票・無党派票などの大票を引き付ける力は小泉に比べると全く無い。つまり、都知事選で小泉こそが舛添に対抗でき得えたのに、彼は立候補しなかった。 今回、小泉は細川という観測気球を揚げてみたわけだ。この気球は案の定、自民票を食うことはなくしぼんでしまった。（これは小泉が自民党籍を持ち続けていることからしても、ある意味当然だ。脱原発派は自民党内にもいるが、その他の政策では自民党に反旗を翻せない、というよりも同じイデオロギーだ。） 善意の人である細川は、小泉に使い捨てられたと言っていいだろう。小泉が最後に紙切れ一枚のコメントだけ出して終わりにしたことがそれを物語っている。
04. 北の零年 2014年2月18日 16:48:26 : pi7eKAjFENWsU : BXxixfLlok 胡散臭さは政治家の属性。 疑いつつ誰かを選ぶのが議会制民主主義の、これまた胡散臭さだろう。 コレは幾ら言っても始らない堂々巡り。 胡散臭い人を排除するならオールアバウトに、コレも胡散臭いパーティを占う。 パーティは何処を折っても胡散臭い顔の金太郎飴だが、 脱原発は胡散臭さとは元来異なる未来の選択であり、丁半博打ではない。
05. 2014年2月18日 17:45:28 : tXn0CMr4zo かつて、原発が日本に増設される時も「原発には未来がある」といって、ばら色の未来宣伝がなされてましたが、「万人の利益」を第一義にとする功利主義の危うさはここに垣間見えます。脱原発運動が単純な功利主義に陥ったら終わりです。 極小世界と違って、我々の社会は、因果性を飛び越えて一気に未来には行けません。何故、今の この現状があるのか、というのは、それに先立つ事象があったからです。（原発推進政策や小泉新自由主義だけが悪いとは言いませんが） 失業、介護負担、子育て負担、貧困等で、今を未来につなげられるかギリギリの人が大量にいる中で、そういう人々の現状を無視して、その先の展望が開くのかという視点の人も多くいる事は確かです。
06. 2014年2月18日 19:59:28 : RMaPsHzDL7 本気だと　言い続けてる　その裏に 確信潜む　実現しないと 小泉と　共産党が　仕組んでる 堂々巡りの　イカサマ博打
07. 2014年2月18日 21:01:19 : c8uYroBnUM >>01 ＞ この男には絶対に心を許さない。 それで良い。 最強最悪の劇薬を使って迄敵を封じようとしてるんだ。 そのぐらいの姿勢で良い。
08. 2014年2月18日 22:00:53 : Mhto2PuaTY 　小泉は自民党を割るんだろう。
09. 2014年2月19日 08:15:22 : ECjBPk5zrM >小泉さんはその知事選に脱原発を掲げて出馬する候補を応援するつもりだったのです。 脱原発を掲げる候補が、共産党候補だけだったとしても、応援するのだろうか？
10. 2014年2月19日 09:22:55 : UHQFOfVMdA 何回騙されたら気が済むのだろう。朝鮮人のおっさんの言う事を真に受けて聞く奴があるか。早く竹中とともに牢屋にぶち込むべき男だ。

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