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2014年02月18日 「ジャーナリスト同盟」通信
<靖国で不戦の誓い?>
米外交の責任者のケリー国務長官は、日本を避けて韓国・中国との対話を行っている。靖国NOというワシントンの立場を、千鳥ヶ淵墓苑献花という実際行動で安倍に示した人物だ。韓国では朴大統領との会談では、予定時間を55分もオーバーしている。他方、米議会の代表としてロイス下院外交委員長が来日、安倍との会談の前に中曽根のセガレとも会談した。そこで「靖国で不戦の誓いをしたもの」という詭弁でもって、繰り返し安倍を弁護した。「こいつら、まだわかっていないのか」がワシントンの驚きであろう。
<中曽根のセガレも神道過激派>
英語では靖国を、過去の実体・史実から「戦争神社」と規定している。国際社会の常識である。戦争神社に参拝するということは、英霊なるものの存在を誰も知らないのだが、もしも存在すると仮定すると「次は勝ってみせる」と誓っていることになろう。
父親の康弘は首相として1度、公式参拝して中国の怒りを買ってしまった。「2度としません」と誓って北京の怒りを収めた。セガレは反省しているのか。そう考えていたのだが、セガレは安倍参拝に同調していたのだ。それが「不戦の誓い」という詭弁である。
<戦後体制破壊に執念>
不戦の誓いが本心からであれば、侵略戦争に対する徹底した反省と謝罪が求められるが、彼にはそれがない。過去に父親が議会で追及され、渋々侵略の事実を認めた場面があった。
不戦の誓いが本当であれば、中曽根が「戦後政治の総決算」、安倍が「戦後レジームからの脱却」という戦後体制を否定するスローガンを掲げることはしない。「総決算」と「脱却」は同意であろう。その根底に復讐の念を抱いている。
矛盾もひどすぎよう。ワシントンの好戦派を誤魔化せても、リベラルを説得することは出来ない。断言したい。
この2人の誤算は、多数の日本国民が戦後の平和と民主的な政治を評価している、という歴然たる事実なのである。天皇制国家主義は中世の遺物でしかないのだ。それによる被害者はアジア諸国民と多くの日本人だったのだ。
<米韓の親密度>
ロイス米連邦下院議長は、ロス郊外に建設された従軍慰安婦の少女像に献花したばかりの人権派なのだ。ちなみに、韓国民間シンクタンクによると、韓国人の安倍好感度は10点満点で0・99。オバマ・ケリー・ロイスなら10点だろう。また、関連して韓国の政府系東アジア歴史財団は「安倍政権の歴史認識と韓日関係」という研究本を出版、話題になっている。
神道過激派の正体は暴かれてしまっている。
<米中の親密度>
米中関係は時に、激しく言葉でやり合うことが無いわけではないが、実際の米中関係はすこぶる親密なのである。
中国の外交問題の権威ある新聞「環球時報」は、ゲイリー・フェイ・ロック駐中国米大使を「世界で最も輝かしい外交官」と評した。其れを米国雑誌「ザ・アトランテック」が、紹介したほどである。ロック大使と北京外交部の親密な関係を裏付けている。
北京で大活躍した米大使の後任・ボーカス上院議員は、これまた中国通で8回も訪問して、中国のWTO加盟に貢献した人物である。
日中ともホワイトハウスとは、ホットラインでつながっているが、北京と東京の落差が大き過ぎる。安倍の動向は女性大使の繊細さで、事細かに報告されているはずだ。
安倍の議会答弁や健康問題、それ以外にも大使館の目は光っているだろう。同盟国から監視される安倍内閣である。国際連盟を脱退して3国同盟へと走る戦前の国家主義の助走を見ているようでもある。
<黒を白といいくるめる国家主義>
目的のためには手段を選ばない。安倍発言の一つ一つについて指摘できるだろう。「天皇中心の神の国」というカルト・狂信的信条から発するため、出来ないことでも「出来る」と断定して、茶の間のお年寄りを味方につける。
悪しき指導者の手口なのだが、無知な人間には有効的なのだ。新聞を制圧することで、それは容易である。戦前の日米戦争では、敗北していても「勝利」だと国民に逆の事実を伝えることも、国家主義の特徴である。
究極のところ、彼らには国民・民意は軽い。国家こそが、天皇こそが全てという得意な観念が、頭脳を支配している。神道過激派と断罪するゆえんである。
<財閥が利用する国家主義>
この国家主義による利益集団が財閥である。財閥こそが国家主義の信奉者である。極右政治集団を支援する財閥という構造的結びつきが、日本の最大の恥部といえる。
誰も指摘出来ない日本の真実なのである。
2014年2月18日7時10分記
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