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2014年2月18日
前回記事でも少し触れたが、今回の富士山を中心とした関東・甲信越地方の大雪に対する政府の対応の遅れやマスコミ報道のレベルの低さはひどすぎると思う。
これは、ちょうど3・11直後の原発事故に対して、スポンサーの東電に脅えたマスコミが、露骨に事故を隠蔽した体質や矮小化報道したことを想起させる。
東名高速では14日から降った雪の影響で、御殿場、裾野地方を中心に、一時40キロ以上にわたって車が立ち往生し外部と絶縁状態になっている。
16日の夜、除雪作業が終わったとして全線で通行止めが解除されたが、丸二日以上、人々は車に閉じ込められていたことになる。
トラック、乗用車、軽乗用車、バンなどが入り乱れて全長で40Kmを超える車列は、車両間の隙間を考慮したとしても、相当な台数になる。
運転者以外にも同乗者がいる場合も多いだろうから、真冬の高速道路に閉じ込められた人々の総数はいかほどになったのだろうか。
降り始めた14日の翌日の15日、地元民はあまりの積雪量に度肝を抜かれていた。
東北の豪雪地帯から見れば、1メートルに満たない積雪量は騒ぐようなことではないかもしれないが、非降雪地帯では驚天動地の出来事だった。
静岡県では、特に山間部の各地で陸の孤島状態になっているのに、異常事態を把握していないかのように初動対応が遅れている。
というか、事実上動きが取れなかった側面もあるのだが。
県東部で富士山の裾野に位置し、静岡と山梨を結ぶ県境に近い小山町須走(すばしり)は富士山の登山口で知られている。
この須走が15日未明にはすでに陸の孤島状態になっていて、住民3000人が閉じ込められている。
町が要請した自衛隊が救出や除雪活動に出動したのが16日の午後からだった。
15日(土曜日)は一体何をしていたのかと思う。
ほんとうに動けなかったのだろうか。
車で立ち往生した人たちは燃料切れで暖を取れなくなったり、降雪が排気ノズルをふさいだまま眠ってしまえば、一酸化炭素中毒の死亡事故を起こす。
したがって、これは予断を許さない状況だったはずだ。
地元民の自分は、東名高速内のこれらの車に対して、大丈夫かな、いつ救出に来るのかなと切歯扼腕(せっしやくわん)していた。
とはいっても、地元民も一時は閉じ込められた状況に置かれていたので、雪かきやその他で忙殺されていた。
静岡県東部と、もっとひどい山梨県の雪害状況を見ると、これは県レベルを超えて、国が動くべき懸案だとしか思えない。
政府の初動対応は15日の土曜日にあってしかるべきものだった。
官邸の対応の出遅れは腹立たしい限りである。
TPP参加に向けて驀進し、国家戦略特区などの売国政策に血道を上げている官邸は、原発事故だけではなく、自国民の受難に対して無感覚なのだろう。
グローバル資本に頭を撫でてもらうことしか念頭にない政府上層部は、悪代官たちが集う魔窟なのである。
彼らのやっている政策群が棄民ならば、災害への対応にも棄民感覚がにじみ出ている。
あんたらねえ、昨年の12月11日に法制化した「国土強靭化法」はいったいどうなったんでしょうか?
ちなみに、読者さんに知らせていただいたが、NHKも山梨の大雪害を報じなかったとある。↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140216-00010002-noborder-soci
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