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都知事戦総括2 右傾化と共産党排除と三宅雪子発言と(BLOG BLUES)
http://blogblues.exblog.jp/d2014-02-14/
小泉改革に反対するブログ運動
「改革ファシズムを止めるブロガー同盟」への参加以来、
左派・市民派ブログシーンに身を置く僕にとって、今回の
「宇都宮は降りろ、脱原発の足を引っ張るな」コールは、
ディジャブである。
小泉改革の時は、ブロガー同盟の盟主であった、
ここにタイプするのも気色悪い、卑怯卑劣な「世に倦む日日」が、
小泉改革を阻止するために民主党への支持一本化を呼び掛けていた。
で、結果は。小泉改革を阻止できぬまま、社共はさらに存在感を薄くし、
自民党VS民主党の二大政党制が明瞭となった。僕は、
二大政党制こそが格差社会・戦争国家への道と危惧し、
「比例区は共産党」「日本共産党を日本共生党に」の
同時キャンペーンを開始した。
左派・市民派ブログシーンという極限られた狭い時空間では、
それなりの影響力を行使し得たが、現実の政治シーンへのコミットは、
全然まったくまるっきし、なかった。当たり前だのクラッカー。あちゃ。
時は流れて。二大政党制の下、
民主党による政権交代という事象を挟みながら、この時もまた、
「政権交代」を錦の御旗に、民主党への支持一本化が叫ばれた。
で、結果は。現在只今ご覧の通り。
格差社会・戦争国家への道にずんずん嵌り込み、
今や米国からも警戒されるほど、日本の右傾化は顕著となった。
原因は、明らかだろう。
マルティン・ニーメラーの詩句にある通りだ。で、
あなたなら、どうする。泣くの笑うの死んじゃうの、
あなたなら、あなたなら。僕なら、徐かに急げだ。
三たび、作家・星野智幸の発言を引こう。
『「風」を起こすことで物事を変える、という政治のあり方自体が、
民主主義の放棄につながっていることを、なぜこの社会は学ばないのか』
『今大事なのは、流れを読まずに選挙に臨むことだ。それでもいつかは
物事を変えられると信じる気持ちだ』
僕はツィッターをまったくやらず、以下は伝聞に基づく。
間違っていたら糾してください。
三宅雪子という生活の党の人は、
一億倍悪い安倍をやっつけるために、
一万倍悪い小泉の手を借りると発言したらしい。
そうして安倍をやっつけた後、一万倍悪い小泉を糾していくと。
とても正気の発言とは思えない。
2倍と3倍の比較ではない。一億倍と一万倍である。
0.000000001も、0.00001も、同じ0として扱うのが、社会通念だ。
一万倍悪いやつの力を借りて一億倍悪いやつをやっつけたなら、
もう、一万倍悪いやつには頭が上がらない。これもまた、社会通念だ。
なぜ、こんな突飛な発言が、飛び出すのか。
そうとでも言わなきゃ、自身を納得させられないからだろう。
反新自由主義を掲げて戦ってきた自分が、小泉に与する、
そのアンビバレンツに、自身が引き裂かれるからだろう。
雪子さん、背筋を伸ばそうよ。党の決定には従えないと。
小泉全面応援を出馬の絶対条件にした、細川候補は支持できないと。
自分の主張に最も近いのは宇都宮だから、宇都宮候補を支持すると。
僕らの戦いは、スカッとさわやかに行こうじゃないか。
僕らは「壁」にぶつかる「卵」である。
組織力、資金力、情報力、宣伝力、すべてに劣る僕らに、
勝機があるとすれば、それは、正当性・正統性を貫き続けることだ。
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