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惨敗した細川氏を「甘い」と分析した山本氏
東スポWeb 2月11日(火)11時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140211-00000010-tospoweb-ent
殿は甘すぎましたゾ――。猪瀬前知事の辞職に伴う東京都知事選挙は9日に投開票が行われ、無所属の新人で自民党東京都連と公明党東京都本部が推薦する元厚労相の舛添要一氏(65)が、圧勝で当選を果たした。強力ライバルになるはずの細川護熙氏(76)は小泉純一郎氏(72)と元首相タッグを組んだにもかかわらず、前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)に後れを取り、3位と大惨敗。「脱原発」で先の参院選を戦った山本太郎参院議員(39)から、なんと“甘さ”を指摘されてしまった。
連日小泉氏とツーショットの街頭演説を繰り広げ、どの候補者よりも観衆を集めていた。だが、その「小泉劇場」も有終の美は飾れなかった。細川氏は「努力が不足していたことを痛感する」と険しい表情。
「出馬に逡巡があったために準備期間が短かったことと脱原発が争点としてなかなか取り上げられなかった」と敗因を分析し悔やんだ。
ただ、「原発問題」は選挙戦において大手メディアにとってはかなりナーバスな問題。この問題の扱いを巡っては細川氏は選挙中も厳しい情勢が伝わるたびに、何度もメディア不信を爆発させていた。
「メディアの半分くらいは原発推進するグループに加勢をしている」と話し、2日に出演したフジテレビ系列「新報道2001」の討論会で脱原発に触れても、司会者に流され、「とんでもない。大体、そのテレビの系列新聞社は誰を推しているか分かっているが」と怒気交じりに話したこともあった。
支援した小泉氏は真っ向から脱原発を訴えたのに対し、細川氏は“原子力ムラの陰謀”と責任転嫁してしまったばかりに、半ば“危険人物扱い”されたのも事実だ。この姿は脱原発活動でテレビや新聞から干された元祖の山本参院議員とも重なってくる。
その山本氏は「即原発ゼロを訴え、既得権に牙をむけば、僕みたいに選挙中は扱ってくれないからドブ板選挙に徹し、若年層に訴えるしかなかった。細川さんはワイドショー選挙をできると思って、メディアを信じていたようだが、それは大きな間違いだ」と戦略の甘さを指摘した。
もっとも、細川氏が「脱原発活動をこれからも信念として、次の世代につなげていく」と継続を訴え、脱原発勢に元首相が立ち上がった事実は大きい。
「細川さんは魑魅魍魎(ちみもうりょう)だらけの政界の怖さを知っているのに、反旗を翻したファイティングスピリットは感動した。まあ既得権益の恐ろしさを先に味わった者としては、誹謗中傷は毎日届く。小さなハゲぐらいはできないと(笑い)」と山本氏は、エールを送ることも忘れなかった。
共に戦った小泉氏はこの日、事務所には姿を見せなかったが「原発ゼロの国造りを目指して努力する」と記した自筆のコメントを発表、細川氏が読み上げた。細川氏も「脱原発の活動を自分の信念として次の世代につなげていく」と力強く話した。
殿様の頭に円形脱毛ができた時が、本当の脱原発活動のスタートになるのかもしれない。
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