http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/555.html
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http://31634308.at.webry.info/201402/article_15.html
2014/02/15 20:49
このブログで度々取り上げている浜岡原発の再稼働申請について、見識の東京新聞、毎日新聞が社説で警告を発している。この原発は、東海地震の想定震源域の真っただ中の、地震の巣の上に立地しており、東京都に近く、直ぐそばに日本の大動脈が走っている。中部電力は、地震対策も施し、津波に対する防波壁も嵩上げした。しかし、社説にあるように、自然現象は何があるかわからないし、絶対安全なものはない。
民主党の菅元首相は、自分より有能な小沢氏を座敷牢に閉じ込め、政治力を抹殺し、民主党がこれほど国民の信望を失った原因を作った張本人の一人で、野田元首相と共に首相の器ではなかったと思っている。ただ、菅元首相の行った中で、浜岡原発を停止させたことは英断であったと思っている。
電力会社の経営者が自社の経営利潤だけで原発を再開するというのは、福島のような大事故を引き起こしておきながら、経営者が誰一人として逮捕もされないからだ。また、原発事故を起こし、補償を支払いながら黒字に出来ること自体あり得ない。普通の会社なら真っ先に経営者が捕まり、会社も倒産である。それが政府、検察によって守られている社会である。こんな社会であるから、モラルの無い利益原理主義の経営者がはびこるのである。
東京新聞【社説】『浜岡・審査申請 地震の巣の上なのに』
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2014021502000094.html
中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)は“地震の巣”の上に立つ。日本経済の大動脈近くでもある。4号機の審査が申請された。だが最も再稼働が難しい原発であることに、今も変わりはない。
南海トラフ巨大地震を念頭に、地震の揺れの強さの想定を引き上げた。高さ二一メートルの津波に備えて、長さ一・六キロの壁を造った。高台に発電機を設置した−。
だが私たちは東日本大震災から学んだはずだ。自然災害の大きさは、科学の予想をはるかに上回ることがある。
中部電力は「あくまでも対策が新規制基準に適合するかどうかの審査申請。再稼働とは無関係だ」と繰り返す。
その通り。いくら机上の模擬試験で満点を取ったところで、国民の不安はぬぐえない。再稼働には、国民の理解が不可欠だ。
原発は特別な施設である。万が一にも事故が起これば、広範な地域に回復不能な被害が及び、多くの人命を脅かす。回復不能の損失すらありうる。そのことも福島原発事故に思い知らされた。
中でも浜岡は特別な原発だ。東海地震の想定震源域の真っただ中、つまり、地震の巣の上に立っている。東京、名古屋、大阪を結ぶ大動脈の近くでもある。福島よりも、首都に近い。“地元”は、静岡県だけではない。その先行きは国民的関心事なのである。だからこそ、民主党政権は特に停止を要請したのではなかったか。
米国やカナダからシェールガスの輸入が始まれば、燃料費は必ず下がると予想される。火力の効率化で原発停止の穴を埋めながら、再生可能エネルギーの進化と普及を図ろう。そんな時代の先取りこそが、中電にとどまらず電力会社と地域の持続可能性に通ずる道ではないのだろうか。
毎日新聞社説:浜岡原発審査 再稼働より廃炉検討を
http://mainichi.jp/opinion/news/20140215k0000m070192000c.html
中部電力が、運転停止中の浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。同3号機についても申請の準備を進めている。だが、浜岡原発は南海トラフ巨大地震の震源域の真上という極めて危険な場所に立地している。検討すべきは再稼働ではなく廃炉の方である。
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