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集団的自衛権―聞き流せぬ首相の答弁  朝日新聞 社説
http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/538.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 2 月 15 日 11:55:02: mY9T/8MdR98ug
 

 安倍首相の「立憲主義」や「法の支配」への理解は、どうなっているのだろうか。

 集団的自衛権をめぐる国会審議で、こんな疑問をまたもや抱かざるを得ない首相の答弁が続いている。

 日本国憲法のもとでは集団的自衛権の行使は認められない――。歴代内閣のこの憲法解釈を、安倍内閣で改めようというのが首相の狙いだ。

 歴代内閣は一方で、情勢の変化などを考慮するのは当然だとしつつも、「政府が自由に憲法の解釈を変更することができるという性質のものではない」との見解を示してきた。

 この矛盾にどう答えるか。野党議員からの問いに、安倍首相は次のように答えた。

 「(憲法解釈の)最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任をもって、そのうえで私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは、内閣法制局長官ではない。私だ」

 最高責任者は、確かに首相である。内閣法制局は、専門的な知識をもって内閣を補佐する機関に過ぎない。

 それでも法制局は、政府内で「法の番人」としての役割を果たしてきた。首相答弁はこうした機能を軽視し、国会審議の積み重ねで定着してきた解釈も、選挙に勝ちさえすれば首相が思いのまま変更できると言っているように受け取れる。

 あまりにも乱暴だ。

 首相の言うことが通るなら、政権が代わるたびに憲法解釈が変わることになりかねない。自民党の党是である憲法改正すら不要ということになる。

 首相はまた、解釈変更の是非を国会で議論すべきだとの野党の求めも一蹴した。解釈変更は政府が判断する、その後に必要となる自衛隊法などの改正は国会で議論するからいいだろうという論法だ。

 ここでも議論が逆立ちしている。集団的自衛権の行使容認は本来、憲法改正手続きに沿って国会で議論を尽くすべき極めて重いテーマである。

 選挙で勝ったからといって厳格な手続きを迂回(うかい)し、解釈改憲ですまそうという態度は、民主主義をはき違えている。

 一連の答弁から浮かび上がるのは、憲法による権力への制約から逃れようとする首相の姿勢だ。そのことは、こうした立憲主義を絶対王制時代に主流だった考えだと片づけた先の発言からもうかがえる。

 これでは、首相が中国を念頭にその重要性を強調する「法の支配」を、自ら否定することになりはしないか。


http://www.asahi.com/paper/editorial.html  

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コメント
 
01. 2014年2月15日 12:03:43 : G4jH7GRqJ1
「(憲法解釈の)最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任をもって、そのうえで私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは、内閣法制局長官ではない。私だ」
-----------------

ぢつに正しい主張である。一点の曇りもなぃ。

朝日は、これまでの反日言動を顧みて反省するべきである。
それもせずに、正義ぶっておる。まことにケシカラン。
唾棄すべき新聞だ。


02. 戦争とはこういう物 2014年2月15日 12:39:57 : N0qgFY7SzZrIQ : 2JKp4gCZWY
■ 第99条[憲法尊重擁護義務] 天皇又は摂政及び確立された国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/345.html

 首相の「解釈改憲」を指す発言は、憲法に規定された公務員の義務に違反していると考えられます。


03. 日高見連邦共和国 2014年2月15日 12:51:05 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

おい、安倍シンゾー。

“日米安保”との整合性はどーすんだよ!!

あとは“国連を通じた国際貢献”の視点も欠けまくり!!!

そこを論じないと片手落ち以下も甚だしいぞっ!!!!!
(怒)


04. 2014年2月15日 13:01:39 : wiQOzdkm1q
「(憲法解釈の)最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任をもって、そのうえで私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは、内閣法制局長官ではない。私だ」


今までに政府が、首相がまともな責任を取ったことが有るのか?
なにか有っても、責任をうやむやにするか、他所へ責任をおっかぶせるだけだろう。

逃げけることが出来なくなれば、辞職して責任を取ります、くらいなものだろう。
原発の始末も出来ないくせに、何を言っているのだ、バカヤロウ!!!


05. 2014年2月15日 13:05:43 : Z4nyzUxg7w
集団的自衛権―読み流せぬ朝日新聞 社説

> 日本国憲法のもとでは集団的自衛権の行使は認められない――。歴代内閣のこの憲法解釈を、安倍内閣で改めようというのが首相の狙いだ。

憲法9条には「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」
と書いてある。
「集団的自衛権の行使は認められない」の前に、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と書いてあるのだから、自衛隊の存在自体が憲法違反である。

> この矛盾にどう答えるか。

朝日新聞はこの矛盾にどう答えるか。

>  首相の言うことが通るなら、政権が代わるたびに憲法解釈が変わることになりかねない。自民党の党是である憲法改正すら不要ということになる。

「自衛隊の存在は合憲」が通るなら、政権が代わるたびに憲法解釈が変わってもおかしくない。自民党の党是である憲法改正すら不要ということになる。

> 選挙で勝ったからといって厳格な手続きを迂回(うかい)し、解釈改憲ですまそうという態度は、民主主義をはき違えている。

「解釈改憲ですまそうという態度は、民主主義をはき違えている」と言うのならば何故、朝日新聞は自衛隊は憲法違反だ、憲法を守って直ちに自衛隊を解散せよと主張しないのか?
朝日新聞は民主主義をはき違えている。

> これでは、首相が中国を念頭にその重要性を強調する「法の支配」を、自ら否定することになりはしないか。

これでは、朝日新聞は中国の脅威を念頭に置かずに憲法改正に反対し、憲法による「法の支配」を、自ら否定することになりはしないか。


憲法 第二章 戦争の放棄
第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


06. 2014年2月15日 13:34:14 : ImOQE0Zm5I
安倍はまるで朝鮮人みたいだ。息をするように嘘をつく。そしてまた民主主義を履き違えた独裁だ。常識で判断して誰もが正しいと思える民意を無視して外国の利益を計るなど逆賊である。こんな事を許していたら日本にもテロやクーデターが発生する。

07. ダイナモ 2014年2月15日 14:10:12 : mY9T/8MdR98ug : Kr2S1L17Og
>>06

ImOQE0Zm5Iよ、

「安倍はまるでお前みたいだ。息をするように嘘をつく。」

差別主義者・排外主義者が、民主主義を持ち出すとは片腹痛い。


08. 2014年2月15日 14:18:47 : KJSEn7PoKM
 2012年の選挙で、安倍首相を再度登板させたのは新聞とテレビだよな。そして、朝日や読売などの大新聞社の幹部は頻繁に安倍首相と会食して、官房機密費からお小遣いをもらっているよな。

09. 2014年2月15日 14:22:52 : xkwz7aGpx6
この発言のオリジナルは下記で見ることが出来る。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&u_day=20140212

民主党大串博志氏の質疑が内閣法制局及び、常々解釈による合憲は認められないと
していた公明党の太田昭宏(国土交通大臣)に集中したから、発言したくストレス
が溜まっていた安倍首相がこのような専横な発言をしたのであろう。

この発言、および今までの国会質疑に際しての浅薄、専横な発言を見ると、この首相の頭は半分アルツハイマー状態のようだ。また東京オリンピック招致成功の際に
英国コンサルタントから教わった身振り手振りのプレゼンテイション術が空虚に見
えてくる。


10. 2014年2月15日 14:28:46 : P9bWXFKhCE
朕は国家なりってことですね。ルイ14世は朕は国家なりっておっしゃったそうだがその後は哀れの一言、さてさて今太閤ならぬ今朕はどうなることやら。

11. 2014年2月15日 14:39:53 : dQmKIWJ75Y
靖国参拝は集団的自衛権、憲法改正と直結している。
靖国参拝、と聞いていちばんビクついてるのが自衛隊員とその家族に他ならない。

12. 2014年2月15日 18:44:22 : 5sBUiUuGU2
憲法の意味を知らない人間が内閣総理大臣をしている国を近代国家とは呼べないし世界の恥だ。
自分たち(安倍首相)を縛るために存在している憲法を自分達の解釈によって変更しようとする試みが許されるのなら日本国憲法は存在しないのにも等しい。

安倍のようなとてつもないバカを首相にしている日本という国は、憲法が存在しない北朝鮮を笑えなくなった。


13. 2014年2月15日 20:09:35 : YxpFguEt7k
明石家さんま氏
「ぼくは昔、日本からアメリカに、戦争のためにアメリカに寄付するということがあった時、さすがに怒って国税局に行ったんですよ。俺は戦争のためとか人殺しをアシストするために働いてるんじゃないって言いにいったんです」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140215-00000042-dal-ent

安倍氏にも言ってほしい。


14. トンチキ 2014年2月16日 00:35:57 : ccSBwiVlD2M.2 : UljKcW8cqQ
「常識で判断して誰もが正しいと思える民意を無視して・・」などと書いている方がいますがアホなことを言いなさんなといいたい。「誰もが正しい民意」ほどあてにならないものはありません。選挙以外に合法的・合理的な民意の発露などないでしょうに。選挙の結果というものをもっと尊重しないといけません。マスコミは社会の木鐸などといって例えば朝日新聞のいっていることがすべて正しく常識的であるとはとても思えません。選挙民の投票により選ばれた国会議員が多数により国会で指名した内閣総理大臣が最高責任者であることは間違いないでしょう。いやなら選挙で落とせばよいだけの話ですよ・・ね。

15. 2014年2月16日 10:23:43 : WzX8nPCmYM
日本人の国民性が憲法を尊重する気質が醸成されることがなく現在を迎えているんだ。

立憲議会制の形態を二度ほど採用していずれも未熟のままだ。日本は欧米の国々とは違い、数世紀にわたって憲法の意義の国民的な認識の一致が未だ育ってはいないのである。各論が旺盛であっても、反論の為の反論しかできずに憲法の最も憲としるところの認識に至らないままの議論の応酬しかできていない。

今の状況を成熟への過渡期と捉えるとしても、それなら尚のこと現在の破憲主義のような改憲論は更に冷静な視点でもっと多角的な観点から是非が論じられなければならない。

そもそも現行憲法を破るような解釈が無数に存在するから日本が既に法治国家として脆弱すぎる悪影響を及ぼしてきたことが認識されるべきであろう。言い換えるならば、憲法がない国のようでもある。

憲法を尊重して法秩序を保ち、国力を高めて国民が平等の権利と利益を享受しようと一丸となって協力し合うべきところ、今は再軍備や核兵器やら、旧型原発を今すぐ再稼働などと、一見おだやかで上品であるかのような報道の裏では、まるで日本をかく乱して現行憲法に違背する状態であるにもかかわらず、強引に政治を行っているのである。

どうして現政権を擁護することができようか。国民は目覚めるべきである。


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