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(回答先: オバマ政権内部にいる「日本を守りたくない」人たち 浮世風呂 投稿者 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 日時 2014 年 2 月 15 日 00:20:51)
古森 義久氏は本気で書いたのだろうか?
「日本は本当に同盟国と言えるのか?」とか「日米同盟が機能しない事態が起きうる」とかもっともらしい嘆き(愚痴)を書いているが、米国支配層に従属してきた日本支配層という歴史的経緯と現実を考えれば、恥ずかしすぎて文字にできるようなことではない。
米国政権が、台湾や韓国そして日本を防衛するというのも、台湾や韓国そして日本のためではなく、米国(世界)支配層のためである。
アジアの分断と対立が世界戦略の重要な構成要素であり、同時に、前線基地の確保であり、それほど危なくない兵器を大量に捌くためのネタでもある。
むろん、現段階で中国共産党の思い通りにアジアでの覇権を許すことはない。
しかし、米国政権が、日本の領土である尖閣列島を日本領として認める立場を打ち出し、中国政権と角を突き合わせることによってどういうメリットが得られるというのか?
日本の親米派・嫌中派が溜飲を下げるだけの話で、米国にとってなんのメリットもない話だ。
米国政権なら、領有権に関する立場は中立を維持し、日中双方から色目を使って貰ったほうがいいに決まっているではないか。日中が存在感や有用性をより認めるようになれば、対アジア政策もスムーズに展開できる。
どのみち、日本の支配層は、粗雑に扱われても米国にすがりつく習性が身についているから放っておいてもいいのだが...。
何より、米国支配層は、経済的利益を対日よりも対中からより多く得ている。そして、言うまでもなく、その差は今後ますます拡大する。
米国にとって敗戦国として従属させてきた日本は重宝だし、経済的利益もまだまだ手にすることができる。今後は、親米派が期待する同盟国らしく、カネも血も負担する国家に日本が変わっていくことを求める。
敗戦経済大国に対するこのような変身要求は、ドイツに対しても同時並行で行われている。
米国のこのようなスタンスは、オバマ政権だからとか民主党政権だからというわけではなく、米国支配層の確固たる考えに基づくものである。
だから米国が悪いというのではなく、それが主権国家としてまっとうな振る舞いである。
共和党系の人士が日本びいきの振る舞いをするのも、日本の支配層が米国支配層の意向に沿った政策を実現しやすくするためのパフォーマンスである。日本の支配層はつれなくされても離れないが、国民が米国に愛想を尽かす可能性は捨てきれないからである。
日本は、米国をあてにした外交ではなく、一身で責任を負う覚悟で外交に励まなければならないのである。
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