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(回答先: 左派も、金持ちになれば右派に転向:研究結果 ハフポスト 投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 2 月 13 日 22:21:46)
貧乏人とまで言わなくとも金持ちでない人が“努力して”金持ちになる可能性はとても低い。だからこそ、アメリカンドリームといった呼び名もつく。
スレッドの記事にある「科学的な調査の結果」が、「宝くじで得た金額が大きい人ほど、右派的な考え方が強くなったという。これらの人々の多くが、かつて左派的な政治家に票を投じていたにもかかわらずだ」という分析手法や評価であることに唖然とする。
配当(還元)率が50%を下回るような宝くじを買って一攫千金をめざすひとは、それ自体で考え方にバイアスがかかっており、想定する変化や傾向を調べるための対象としては好ましい存在ではない。
肝心なポイントだが、「500ポンド(約8万4400円)以上を手にした人々の18%近くが、当選後に、左派(または支持政党なし)から右派に転向」という事実をどのように評価するのかは大きな問題である。
5千万円や1億円ならともかく、家族で一回1泊旅行したら消えてしまう程度のお金で“政治的信条”を変えることの“奇妙さ”は、総投入額の50%未満しか払い戻しがない宝くじに熱を上げる“愚かしさ”に通じるものがある。
払い戻しの率が悪く理屈としては割が合わないことを承知でバクチとして宝くじを買うことを否定はしないが、そのような理解がないまま宝くじを買っている人の判断は“危うさ”があると指摘できる。
数百万円の宝くじが当たったとしても、ほぼ一回こっきりのラッキーであり、持続的な所得増加を意味しない。
3億円が当たったとしてもだが、継続的な所得ではない宝くじの当選で政治的判断を変えるのは愚かと言える。
このようなことから、「お金は本当に人を変える」ことを否定はしないが、この調査がそれを論証しているとは言えない。
せいぜい、宝くじに熱を上げる人のある割合は判断力に難があるかもしれないという話である。
このようなことから、「この調査は、右派的な傾向と、貧困層への共感の欠如が、富と権力に関連していることを示した他のさまざまな調査を追認する」ものでもない。
「お金は本当に人を変える」を確認したければ、目の前に現金を積み、ある条件を受け容れたらあなたのものになるがどうする?というテストのほうがいいだろう。
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