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2014-02-11 20:35
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都知事選挙での、佐高信の細川支持と他候補への侮辱発言が問題になっている。
佐高信は左翼だったが変節したのではないかという人もいるが、そうではない。
もともと彼は『現代ビジョン』という総会屋雑誌の編集長だった。この雑誌名はおそらく『現代の眼』の真似だろうが、同誌は新左翼を標榜する総会屋雑誌で、反権力・反体制・反共を掲げていた。
そして80年代に入ってから、商法改正によって企業に無心しにくくなって潰れたのだった。
こうした雑誌は、企業を批判してみせ反体制を装うが、批判をされたくなければ―と言って、まとめ買いや広告によって利益を得、企業にとってウザイ共産党も批判する、というやり方だ。
これを知っていると、佐高の言動は不思議でもなんでもない。細川元総理を応援する小泉元総理は郵政民営化の中心だが、このさいヤマト運輸の社長は自社の商売に有益だからと後押ししていた。そして佐高は、ヤマト運輸は役所と喧嘩できる勇敢な会社であり、経営者は労働組合の大切さを理解していると言って絶賛していた。
この一方で、ヤマト運輸はサービス残業により一日に数億もの不正な利益をあげているとして問題になり、もっとも強く告発したのは共産党の機関誌『赤旗』だった。
この他にも、佐高は企業批判を売りにしながら、悪徳経営で問題になっている会社と経営者を賛美している。ソニーについても、ワタミについても、そうだ。
そして、本多勝一が他人に押し付けられたと講演で語っていた『週刊金曜日』を引き継いだ佐高は、ここでインチキな共産党批判をしていた。特に酷かったのが、『ナニワ金融道』で知られる今は亡き青木雄二が、自分は唯物史観だから無宗教であり、正しいのは共産党だけであると言ったのに対し「共産党には宮本顕治という神がいるじゃないか」の一言で黙らせてやったと自慢していた。
これは明らかに捏造である。少なくとも曲解である。青木雄二は著書にも書いているしインタビューでも述べているが、その当時、細川新党ブームが話題で、しかし、いくら政治改革を標榜しても、資本主義の抱える根本的な矛盾に言及しないのでは政治経済の改革は無理だから、消去法で正しいのは共産党だけだと、青木雄二は言っていたのである。
それに、青木雄二は選挙で共産党を応援したことはあるが、党員であったという話は無かった。共産党の議員や赤旗の記者に訊いたことがあるけれど、青木雄二が入党したという話はまったく聞かないし、選挙で応援してくれる有名人だからありがたい存在というだけだと明言していた。
また、なにかというとすぐ「宮本顕治があー」と、うわごとのように繰り返す佐高の言うこことは、陳腐すぎるし古すぎる。当方も共産党を批判したことはあるが、そこを改善して支持が集まるようになればいいとの観点から建設的なものであるつもりだし、少なくとも今の具体的な事実に基づいている。
ところが佐高は紋切り型で観念的なものでしかなく、青木雄二など他人をダシに使って虚偽まで言っていた。だから佐高信は、共産党および少しでも支持する人を嘘で中傷しながら、保守のなかでさえも批判されている悪しき資本主義の政策を推進する細川と小泉を支持する、似非左翼なのである。
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