http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/363.html
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu305.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
知識人たちが衝撃を受けたのは、脱原発派候補の没落よりも、極右の候補者
だった田母神俊雄が、若年層から高い支持を得たということだ。朝鮮日報
2014年2月12日 水曜日
◆都知事選:20代の24%が極右の田母神氏を支持 2月11日 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/11/2014021101143.html
今月9日に行われた東京都知事選挙で、安倍晋三首相が積極的に支援した舛添要一候補が圧勝した。「脱原発」を公約した首相経験者の細川護熙候補は、安倍首相の政治的な師匠に当たる小泉純一郎元首相の支援を受けたにもかかわらず、予想されたより票が伸びず、3位にとどまった。
だが、今回の選挙結果をめぐり、知識人たちが衝撃を受けたのは、脱原発派候補の没落よりも、極右の候補者だった田母神俊雄・元航空幕僚長(航空自衛隊のトップ)が、若年層から高い支持を得たということだ。
田母神氏は4位となったが、61万票を獲得し、朝日新聞が行った出口調査では、20代の得票率が舛添氏に次いで2位、30代でも3位になった。田母神氏は「日本は大東亜戦争のおかげで、人種が平等な社会が100−200年早く訪れた」などと言った主張を繰り広げる極右派で、今回の選挙では政党の支持を受けられなかった。それでも若年層から高い支持を得たのは、中高年層よりもむしろ若年層の間で右傾化の傾向が進んでいるということを示したといえる。
田母神氏は2008年、現職の航空幕僚長でありながら、日本の侵略戦争を擁護する論文を発表した。「日本は侵略国家であったのか」というタイトルの論文で「大東亜戦争により、アジアの幾つかの国が白人国家の支配から解放された」「日米の戦争はルーズベルト大統領の策略によって引き起こされた」などと主張した。
田母神氏は戦争放棄をうたった「平和憲法」についても、露骨に不満をあらわにした。これまでにも極右的な主張を繰り広げる人物は少なくなかったが、自衛隊の責任者の中で、帝国主義時代の政治に介入した軍人たちの主張を繰り返した人物は田母神氏が初めてだった。自民党の議員ですら、田母神氏の発想は「帝国主義時代の軍人たちのクーデターと変わらない」として、解任を求めた。
田母神氏は「第2の石原莞爾」とも呼ばれた。石原莞爾とは、満州事変を画策し、戦争を主導した関東軍の参謀だ。
田母神氏は今回の選挙も、極右的な歴史観を披歴する機会として積極的に活用した。また、遊説では日本の侵略戦争を擁護しない教育を「自虐史観」と批判し、靖国神社への参拝も擁護した。田母神氏の主張はいわゆる「熱湯浴」を通じて拡大再生産された。ネット右翼とは、インターネットを中心に活動する極右派の若者たちを指す造語だ。嫌韓デモを主導するなど、活動範囲をオフラインにまで広げている熱湯浴が、田母神氏を通じて政治勢力化を試みた、と評する声も出ている。
都知事候補のうち、簡易投稿サイト「ツイッター」で話題になった比率(今月5日現在)を見ると、田母神氏は33%を占め、舛添氏(20%)を圧倒した。朝日新聞は「田母神氏の支持率が、戦争を知らない20代の間で高かったのは、インターネットを活用したためだ」との見方を示した。田母神氏は渋谷や原宿など、若者が集まる地域で集中的に遊説を行った。元都知事の石原慎太郎・日本維新の会共同代表や、極東国際軍事裁判(東京裁判)を否定する発言をしたNHK経営委員の百田尚樹氏などの極右派も、田母神氏を支持する演説を行った。
◆田母神俊雄氏に投票したのは 20〜30代男性「ネトウヨ」が多いのか 2月10日 J−CASTニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/8523984/
東京都知事選の得票で4位に入った元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)が20代など若い世代の支持を集めていることが、マスコミの出口調査で分かった。「ネット右翼」の伸長を示すものとして、論議になっている。
「テレビ見ていると、10%ぐらいの票が入っているんです。そういう意味では、一定の成果があったかなと」
田母神俊雄氏は、2014年2月9日夜の開票時にこう戦いを振り返った。
20代の投票先で24%を占め2位に
舛添要一氏(65)が200万票以上の得票で圧勝したことに、田母神氏は、「組織票が強かった」と漏らした。とはいえ、泡沫候補とされながらも、ネット上で若い人たちに相当支持されるようになったとして、満足感を示した。
実際、田母神氏は、若い世代に支持される度合いが高かったらしい。
朝日新聞の出口調査によると、20代の投票先トップは舛添氏の36%だったものの、田母神氏は、それに迫る24%を得て2位だった。得票数2、3位の宇都宮健児(67)、細川護煕(76)両氏は、それぞれ19%、11%だ。
また、TOKYO MXテレビの開票速報でも、田母神氏は20代で舛添氏に迫る割合を出口調査で示していた。20〜40代までだと、舛添氏に次いで2位に食い込んでいる。性別では、男性が13%と女性7%より多く、番組では、選挙ではあまり見ないような20〜30代の若い男性が遊説先に多かったと紹介していた。
田母神氏の人気は、若い世代が多いネット上で支えられていたようだ。
産経新聞の記事によると、ホットリンクがツイッター上での候補者出現割合を分析したところ、田母神氏がトップの33%を占めた。次いで、宇都宮氏の23%で、舛添氏は20%に留まった。田母神氏は、「ネット右翼」が多いとされる2ちゃんねるやニコニコ動画で話題に上ることも多い。共産、社民両党が推した宇都宮氏も若い世代の関心を集めており、長引く不況と世代間格差の中で明るい見通しが持てない現状への不満が支持に反映している可能性もありそうだ。
「新保守層」「極右」と賛否分かれる
自民党元衆院議員の早川忠孝さんは、自らのブログで、田母神俊雄氏が60万票の得票を得たことから、保守系政党間で自分の陣営に引き入れようとする競争が始まると指摘した。それは、「日本全国で100万票ぐらい個人で獲得する可能性がある候補者だということになる」からだそうだ。
また、評論家の古谷経衡さんは、ヤフー・ニュースサイト上で、ネット右翼をネット保守と言い換えたうえで、田母神氏が得た60万票ほどがネット保守の勢力を示すものだとした。そして、そこから逆算して、日本全体では約250万人のネット保守がいるのではないかと試算した。
これは、国会議員にして、2、3議席分の勢力だという。ただ、古谷さんは、日本の右傾化との指摘には懐疑的で、まだ共産支持者の半分に過ぎず、マイノリティーに留まっていると指摘している。
ネット上では、「ネトウヨ層の政治的影響力が強まった」「新保守層これから増えることは間違いない」と肯定的な向きは多い。その一方で、「この人たちが社会の主力になる20年後が怖い」「やっぱ極右の伸張が一番の問題だな」などと懸念する声も相次いでいる。
確かに、田母神氏の遊説を聞くと、侵略戦争や南京大虐殺、慰安婦の強制連行を全部ウソだと主張、新宿・歌舞伎町の一部や新大久保などで不法滞在の外国人などを徹底的に取り締まるといった過激な主張も見られる。しかし、同時に、都民税の減税や公共事業の拡大を通じた景気回復を訴えたり、子育て支援や高齢者対策を打ち出したりもしている。
むしろ遊説では後者を先に持ち出し、「私は本当にいい人なんです」と繰り返すなどしており、こうしたソフト路線が支持を伸ばしたとの指摘もあるようだ。
(私のコメント)
田母神俊雄氏の東京都知事選挙への立候補は無謀だとも思えましたが、結果を見れば投票数の12%を取る善戦となった。もし投票率が60%を超えるような場合だったら100万票も夢ではなかった。田母神氏の支持層の中心は20代でありネット世代が圧倒的な支持を集めたという選挙の分析結果が出ています。
田母神氏は65歳で世代差がありますが、なぜ20代のネット世代に圧倒的な支持を集めたのだろうか? 朝鮮日報や朝日新聞などがその事に危機感を感じていますが、現代の若者は朝日新聞を読まないし他の新聞も購読していない。見ているのはネットのニュースでありブログだ。だから20代には朝日新聞が何を書いても影響力がない。
おそらく10代の若者の支持率も田母神氏が圧倒的だと思いますが、もはや新聞やテレビの時代は終わり、ネットジャーナリズムが世論を動かす時代になりつつあるという事だ。単にネットだけなら家入候補ももっと票を取ってもいいはずですが、家入氏には政治的な主義主張が無く冷やかし半分的な立候補でもあった。
つまり10代から20代の若者の政治的主張の代弁者が田母神候補だったわけですが、いわゆる「熱湯浴」と呼ばれる世代だ。田母神候補のキャラクターもあるのでしょうが、舛添氏も宇都宮氏も細川氏も外国人参政権賛成や外国人労働者受け入れに賛成であり左翼やリベラルであり若者には受け入れられない政策だ。
特に外国人労働者の受け入れには10代から20代の若者に深刻な影響を与えており、ローソンなどのコンビニや、女性にしても韓国からの風俗嬢が若い女性の職場を奪っている。一流企業でもパナソニックやユニクロなどやる気のある外国人留学生などを積極的に採用している。当然そこから弾かれる日本の若者が居る訳であり、非正規労働などに追いやられる。
このような背景が日本の若者の保守化傾向を高めていますが、そのような若者の受け皿となる政党が無く、自民党は親米政党であり決して保守政党ではない。維新の会も一時は保守的な色彩がありましたが、橋下大阪市長も発言がぶれてしまってはっきりしなくなり、都知事選挙でも細川候補を応援する議員もいて分裂してしまった。
都知事選挙で田母神候補が61万票獲得したことで、一定の政治勢力としてのスタータスが得られたことが大きな収穫であり、今後は田母神氏の取り込みを図ろうという政党も出て来るだろう。自民党も保守色の強い安倍政権が出来たのも中国や韓国の反日が大きな要因になっていますが、10代から20代の若者世代には自民党に飽き足りない保守層が生まれてきている。
維新の会も民主党から離党してきた議員が入党したことで保守政党とは言えなくなり、野党再編を言い始めている。石原氏や中山氏などは田母神候補を応援していましたが、橋下大阪市長は侵略戦争だったことは否定できないと左旋回を始めている。つまり「維新の会」も保守の受け皿にはならないという事であり、今後は田母神氏が中心となって保守勢力を結集して行くしかない。
10代から20代のネット世代が田母神候補を応援したという事は、今後の日本は保守化して行くという事であり、朝日新聞や毎日新聞などの左翼メディアは衰退していく。日本は大国化した中国と先進国となった韓国と対峙して行かなければなりませんが、アメリカは中国と対立するつもりはなく、日本よりも中国重視のアメリカ政府高官が多くなってきた。ケリー長官もライス補佐官も親中国派だ。
アメリカ政府は、総理の靖国参拝にもクレームをつけるようになり、日米同盟も空文化して行くだろう。台湾もアメリカを見限って中国と高官同士の会談が開かれた。アメリカは従来からの同盟国と手を切り孤立化に向かっている。エジプトもサウジもトルコもドイツも重要な親米国家でしたが、アメリカと関係が悪化している。オバマは重要な同盟国を切り捨て中国とG2で手を組もうとしている。
つまり親米政党の自民党もアメリカに切り捨てられることも考えておくべきだろう。そうなった場合、日本は中国と手を組むか自主独立で行くしかない。つまりアメリカから手を切った日本は反米親中国政権になるか、自主独立核武装の道を歩むかの道を選択するようになるだろう。オバマ大統領の外交的な無能はゲイツ元国防長官の回顧録からも指摘されていますが台湾も韓国も中国に追いやっている。
東京における都知事選挙は、田母神氏の躍進によって日本の政治のみならず、外交にも大きな影響を与えるようになり、橋下大阪市長は腰砕けになりましたが、田母神氏が保守政治を立ち上げて10代から20代の[熱湯浴」の若者が台風の目になって行くだろう。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK161掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。