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2014年02月12日
きょう2月12日の毎日新聞で倉重篤郎専門編集委員が自らの論評である「水説」の中で、与謝野馨前衆院議員の言葉を引用して次のようにアベノミックスを痛烈に批判している。
「一本目の金融緩和は、米国と同じ処方箋を導入しただけで、緩めても金を貸す相手がいない。ある銀行の頭取が日銀の口座に積むしかないと嘆いていた」と。
「二本目の財政出動は従来型政策。たいした効き目はないし、あったとしても一時的だ」と。
「三本目の成長戦略。たった4文字だがこれほど難しいものはない。この20年間、成長可能な新産業分野を探して、探して、探しまくったが見つからなかった」と。
こう言ったあとで与謝野氏は次のように語ったという。
「それよりも、現下の経済政策の肝は、拡大する一方の格差とどう向き合うかにある。世界的潮流となっているこのことこそが中産階層の衰退を伴いナショナリズム台頭の温床になっている。若者が右傾化している、ともいう。そういう時こそ、そうじゃないだろうという政治勢力が国会になければいけない」と。
いまさら与謝野氏が何を言っているんだ。
いまさら御用メディアの編集委員が何を言っているのだ。
そう一蹴するのは簡単だ。
それはあの小泉元首相の脱原発発言に対する批判と同じものがある。
しかし、彼らさえもそう言わざるを得ないほど安倍政権の政策は間違っているということではないのか。
共産党や左翼がそう言い続けてきたのとはわけが違う。
権力側の中からそういう声が出てこざる得ないほど安倍政権は行き詰まっているということだ。
日本が抱える問題はそれほど深刻であるということだ。
安倍政権は長くないと御用メディアも安倍政権を見限り始めたのだ。
そう言えば倉重氏は与謝野馨前衆院議員をこう紹介している。
「第一次安倍政権の幕引き官房長官も務めた人物だ」と。
この言葉がすべてを物語っているような気がする(了)
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