http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/346.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/903c7b577a387fe025d68f5a70e46563
2014-02-12 07:36:57
都知事選の結果で驚いたのは、田母神俊雄候補が61万という少なからぬ票を獲得したことです。細川候補や宇都宮候補のほぼ3分の2に当たる得票です。石原慎太郎という極右と二人三脚での得票でした。
日本自体が右傾化してきた傾向を象徴しているといえそうです。しかも、20代、30代の若者がかなり票を投じています。だから、この年代が社会の主流を占める10年後頃には、もっと右傾化が進んでいると予想することもできます。
では、リベラル・グループはダメなのか。決してそんなことはありませんよね。
小沢一郎氏は、こう総括しています。「細川、宇都宮両候補の投票を合わせると、200万票近くで、あちらとほぼ互角。最初から一本化して闘うことができていれば、もっと票は伸びただろうから、勝てる選挙だった。決して負けたとは思っていない」と。
知事選の結果が出た翌日2月10日の記者会見で、小沢氏は日中、日韓関係について質問を受け、「中国、韓国との関係が、非常に緊張している。非常に危ない。非常に心配している」と、答えました。安倍首相の靖国参拝など右傾化を示す行動が目立ち、いたずらに緊張度を高めているという認識です。
安倍政権は、河野、村山談話を実質的に否定する「安倍談話」を発表するタイミングを狙っていると見られています。敗戦後の歴史を否定し、憲法の平和条項をもくつがえそうとする集団的自衛権行使容認による実質改憲など、右傾化を強めています。田母神氏の得票数は、右傾化の度合いを占めるリトマス試験紙です。
では、これから私たちはどう動くべきでしょうか。右傾化の傾向を一つ一つきちんと批判し、リベラルの結集を図る努力を積み重ねるほかないように思われます。
教育課程における日の丸・君が代強制、教科書における日本近現代史の書き換え、「道徳の時間」の特別教科化とそのための検定教科書による画一道徳教育の強化、集団的自衛権の行使容認、辺野古での米軍基地新設、特定秘密保護法などを、消費税増税やTPPなどと合わせて、ひとつひとつ押し戻す戦いが必要です。
今回の知事選で負けたと意気消沈している暇はありません。第一、安倍政権にしても余裕たっぷりというわけではありません。むしろ追い詰められている面もたたあります。頼りのアメリカ、そしてそのオバマ大統領からもうさんくさい目でみられるようになっています。
4月のオバマさんの来日を控え、安倍首相はTPP交渉の進展のため、コメ農家の犠牲を強行、さらに辺野古での基地建設も急ぐと見られます。これを押し戻すことで、日本国民の安心・安全を図るとともに、安倍政権に打撃を与えることができます。
私たちリベラルの踏ん張りが勝負です。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK161掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。