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カナロコ by 神奈川新聞 2月11日(火)4時0分配信
小泉神話は終わったのか−。「脱原発」を旗印に、東京都知事選で細川護熙元首相を全面支援した小泉純一郎元首相。郵政民営化の単一争点で、民意を総ざらいしたような旋風を巻き起こすには至らず、細川氏を押し上げることはできなかった。「小泉神通力の終焉(しゅうえん)」「もはや過去の人」。同じく脱原発を掲げた候補者の後塵(こうじん)すら拝する結果に、政界からはそんな声も聞かれる。しかし、本人は今後も脱原発の活動に身を投じることを宣言。「このまま終わるはずがない」。周囲の見方も一致している。
「これからも原発ゼロで頑張る」。細川氏落選が伝えられた9日、小泉元首相は落胆した様子も見せず、横須賀市の自宅で息子の進次郎復興政務官にそう語ったという。
細川氏も同日夜、敗戦の弁を述べる中で小泉元首相のメッセージを紹介。「これからも原発ゼロの国造り目指して微力ですが努力を続けてまいります」。自筆でそうつづられていた。
前回都知事選に出馬したみんなの党の松沢成文氏は「都知事選で脱原発の単一争点はなじまなかった」と民意を喚起できなかった要因を分析。「国政選挙なら面白い」とし、「次の総選挙に向かって(脱原発)新党をつくるくらいまでしないと無責任だ。小泉さんの世直しはこれからでしょう」と今後は国政を見据えるだろうと展望した。
郵政選挙で初当選した自民党の若手も「神通力は衰えたと言わざるを得ない。過去の人なのかな」としつつも、「国政(挑戦)の可能性はある。いずれにしても第2幕がある」。
ただ、共産党の小池晃政策委員長は「かつてのパワーは感じられなかった」。社民党の福島瑞穂副党首も「脱原発の一点では連携もあるが、消費増税が迫る中、社会保障や雇用問題も問われた選挙。都民が小泉劇場に酔えるわけがない」と指摘した。
1月23日の告示から選挙戦最終日の2月8日まで、寒風吹きすさぶ中、細川氏とツーショットの街頭演説を34回重ねた小泉元首相。「原発ゼロ社会は実現可能な夢」などと、名指しはせずとも一貫して、原発再稼働を視野に入れる安倍政権に政策転換を迫り続けた。
東北大大学院の河村和徳准教授(政治意識論)は、ともに脱原発を訴えた細川、宇都宮健児両氏の得票が当選した舛添要一氏に一定程度迫ったことから、「脱原発に関心のある都民は多かった。小泉元首相が国政課題である原発政策を都知事選の争点とした功績はある」と分析。「最終的には国政に向かうだろうが、神奈川はじめ再生可能エネルギーの普及に熱心な首長との連携も考えられるのでは」と予想する。
さらに「細川支援」でなく、「反安倍」の視点で小泉元首相の行動を捉えた場合、自民党内にもたらす影響は小さくないと指摘する。「除名した舛添氏を支援し、盾突いた小泉元首相の処分もできない。安倍政権の路線に不満がありながらも、高支持率で物が言えない党内リベラル派に奮起を促す結果にもなるのではないか」
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