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2014-02-11 09:16
都知事選が終わって一夜明けて。昨日10日には、小泉元首相(76)が自宅付近で取材に応じ、カメラの前で、元気な姿を見せていた。(・・)
小泉氏は、連日、細川護煕氏と共に街宣活動を行なって、「脱原発」を主張し続けていた上、最終日は風説の中で応援演説を何度も行なっていただけに、かなり疲れが出ているかな〜と懸念していたのであるが。声も枯れておらず、改めて「原発ゼロ」の国づくりに意欲を示していたです。(@@)
『小泉元首相は「いい経験だったなぁ。人間ね、年をとっても、やるべきことを見つけるとね、元気が出るもんだよ。うーん、まあ残念な結果だけどね。これから、やはり『原発ゼロ』国づくり、大事だからね。これからも続けていきますよ」と述べた。
小泉元首相は、「もう選挙戦をやることはない」としたものの、講演活動などは続けていくという。(FNN14年2月10日)
また息子の小泉進次郎氏も、笑いながら「きのうも横須賀の実家でご飯を食べたんですけどね。いやぁ、元気でしたね。『これからも原発ゼロで頑張る』って言っていましたから、全く落胆ゼロでしたね」と語っていた。(同上)
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もしかしたら、「細川・小泉タッグが勝つことになったら、どうしよう?」と、最も戦々恐々としていたのは、東京電力だったのではないかと思うのだけど。<細川氏らは、知事になったら、東電の原発再稼動を認めないと宣言していたしね〜。(~_~;)>
その東電の幹部は、(臆面もなく?)、舛添氏の当選を歓迎し、同氏への期待に示していたという。(>_<)
『舛添要一・元厚生労働相が初当選した東京都知事選から一夜明けた10日、東京電力など電力業界の関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべた。「脱原発」を唱える細川護煕元首相らが当選すれば、各社が待ち望む原発再稼働が遠のく恐れがあったからだ。
東京都は東京電力の株式1.2%を保有する大株主とあって、都知事の影響力が強い。東電幹部は、舛添氏をこう評した。
「建設的な議論ができる人という印象だ」
舛添氏も「脱原発」を唱えるものの、細川氏の「原発即ゼロ」路線とは一線を画しており、電力業界では「閣僚経験者として、現実路線を重視する人」とみられているからだ。
猪瀬直樹前都知事は、値上げに強硬に反対したり、昨年には都立施設の電力調達先を東電から中部電力系に切り替えたりと、ことごとく東電と対立してきた。
東電関係者は「本来、株主は株価を上げるために企業価値を高めようとするはずなのに、猪瀬さんは当社の足を引っ張っていた」と打ち明ける。
「舛添氏は理詰め」との評もあるが、電力業界関係者からは「それでも、猪瀬さんよりきちんと話を聞いてくれそうだ」と期待の声が上がっている。(産経新聞14年2月10日)』
<そうそう。前記事で、猪瀬氏は、東京五輪の利権族に嫌われていたという話を書いたのだけど。
原発ムラにも嫌われていたので、早期退任に追い込まれたのではないかという話もあるのよね〜。(~_~;)>
こうして東電が喜んでいるというような記事を見ると、「う〜ん、やっぱ都知事選に勝ちたかったな〜」という悔しさが、ふつふつと湧き出て来ちゃったりもするのだけど。(-"-)
でも、世論調査や投票行動などを通じて、今でも都民&国民の6〜7割が、原発ゼロを支持して、再稼動に反対していることは確認できたし。少なくとも東電の柏崎刈羽原発の再稼動だけは、国民の力で何とか阻止したいと、改めて強い意欲を抱いたmewなのである。(**)
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話を小泉父子のことに戻すなら・・・。
進次郎氏は、脱原発に関しては、当初から「父は父、私は私」として、父親と連携して活動することを否定。<昨日も、今後、連携することを否定していたらしい。>
また、昨日は舛添氏に関して問われ、「都民が選んだ方だから、これからの健闘を祈る」とエールを送っていたのであるが。
ただ、自民党が、都知事選で同党を除名された舛添氏を支援することに決まった時には、「大義名分がない」と批判し、選挙で舛添氏の応援活動をすることも拒否したことから、党内で物議をかもすことに。^^;<関連記事・『進次郎が舛添支援を拒否・・・』>
安倍首相&周辺は、自民党の総裁&首相を務めた父の純一郎氏が敵方の支援に回った上、現に同党に所属する進次郎氏まで反旗を翻したことには、かなり不快感を覚えていたようで。
昨日は、安倍側近の萩生田総裁補佐が、TVで小泉父子に対する不満をあらわしていたとのこと。また、進次郎氏が処分される可能性もあるという。^^;
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『自民党の萩生田光一総裁特別補佐は10日夜、フジテレビのBS番組に出演し、東京都知事選で小泉純一郎元首相が党の方針に反して細川護熙元首相を支援したことに関し、「まな弟子の安倍晋三首相をサポートしてほしい。愛党の思いを持っていただいているなら、後輩たちの面倒を見てもらいたい」と不満を示した。
小泉元首相の次男、進次郎内閣府政務官が党本部による舛添要一氏支援を「大義はない」と発言したことに関しても、「党としてプロセスを踏んでいる。組織人として全体を見る目を持ってもらわないといけない」と注文した。(時事通信14年2月10日)』
『自民党の萩生田光一筆頭副幹事長は10日夜、東京都知事選で所属国会議員に求めた支援者名簿の提出に応じなかった議員にペナルティーを検討していることを明らかにした。党が支援し当選した舛添要一元厚生労働相に対し「応援する大義はない」と明言した小泉進次郎復興政務官も提出していないもようで、対象となる可能性がある。
萩生田氏は「何らかのけじめをつけることを検討している」と都内で記者団の質問に答えた。(河北新報14年2月10日)』
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そうそう。実は1月28日に、こんな記事が出ていたのだ。
『自民党の石破茂幹事長ら党幹部が、東京都知事選に出馬した舛添要一元厚生労働相を支援するため全所属議員(都連所属除く)に求めた「都内在住者名簿」の回収率が約4割(計145人、衆院108、参院37)にとどまったことが28日、分かった。
石破氏は今月中旬、27日を提出期限に議員1人当たり100人の名簿を集めるよう要請。ところが、マスコミによる世論調査で「舛添氏優勢」の報道が相次いだこともあり、名簿提出を見送った議員が多かったとみられる。
こうした状況に石破氏は憤慨。党は28日、未提出者に対し「自らの選挙との自覚のもと、全党を挙げて戦い抜く」とする名簿の督促文を送付した。(産経新聞14年1月28日)』
産経新聞は、名簿を提出しない人が多かったのは、「舛添氏優勢」の報道が出たからだとしているのだが。
上の「進次郎が舛添支援を拒否」にも書いたように、自民党議員の中には、安倍前政権や同党をさんざん批判しまくっていた上に、下野してすぐ同党を離党した舛添氏に不快感&嫌悪感を抱いている人がかなりいたので、消極的に舛添氏の応援や名簿集めをしようとは思わなかった人も少なからずいたように思うし。
また、超保守派の中には、同じ思想を持つ田母神氏をひそかに支援していた人もいた様子。^^;
石破幹事長も、舛添氏の除名処分の解除には消極的な姿勢を示していたという。
『自民党の石破茂幹事長は10日の記者会見で、東京都知事に当選した舛添要一氏に対する除名処分の解除について、「わが党の歴史の中で除名処分になった方が回復された例はない。本人や党内から意見があれば全く考えないわけではないが、そういう動きは承知してない」と述べ、消極的な考えを示した。(時事通信14年2月10日)』
mewは、その舛添氏に対する「しこり」は容易に消えないのではないかと思うし。今後、自民党の本部や都議団と舛添氏がぶつかるようなことがあった場合、その「しこり」がオモテに出て来るのではないかな〜と思ったりもしている。(~_~;)
* * * * *
当の舛添氏はと言えば、早速、自民党の役員会に顔を出して、安倍首相や党幹部に当選御礼のご挨拶を行なったとのこと。
『東京都知事選に初当選した舛添要一元厚生労働相は10日、国会内で開かれた自民党役員会に出席し、安倍晋三首相(党総裁)ら同党執行部に対し、選挙支援に対するお礼のあいさつを行った。
安倍首相は「当選おめでとう。(東京で開催される)2020年のオリンピック・パラリンピックを成功させなければいけない。国としても支援したい」と述べ、東京都との連携を改めて呼びかけた。
舛添氏も「東京が牽引(けんいん)役となって経済(の再生)も、東京五輪・パラリンピック成功も前に進めていきたい」と応じた。(産経新聞14年2月10日)』
昨日も書いたように、安倍首相が党内の反発を押し切って、舛添氏を支援することに決めたのは、東京五輪絡みの利権を確保するためだったわけで。
舛添氏には、安倍自民党や森元首相が率いる大会組織委員会(with財界)と協力して、何が何でも東京五輪を成功させるという使命があるのだ。(~_~;)
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舛添氏は、昨日、ソチ五輪を視察中の大会組織委の森喜朗会長とも電話で話して、早くも都知事として、ソチ五輪の閉会式に出席することを決めたとのこと。(@@)
『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会のレセプションが10日、ソチの五輪公園内で行われ、森喜朗会長は東京都知事に当選した舛添要一氏から電話があったことを明らかにしたうえで「『生涯をかけて成功に努力する』と話していた。安倍晋三首相や私とも考え方も合っている」と紹介。同氏がソチ五輪の閉会式に出席する見通しを示した。
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長、ロゲ前会長、準備を監督する調整委員長のコーツ副会長らを含め、国内外から285人が出席。バッハ会長は「日本は五輪精神をよく理解している。ともに成功に向けて努力していきたい」と祝辞を述べた。(毎日新聞14年2月10日)』
<舛添くんも、こうして、だんだん(ズブズブと?)世界に広がる五輪利権の輪の中に、取り込まれて行くのね。(~_~;)>
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森元首相は、五輪組織委員長として、ソチ五輪の開会式にも出席。大会期間中は、ずっと現地で視察を行なったり、IOCや各国の委員などと交流を深めたりして、東京五輪の準備活動に意欲的に取り組んでいるようなのだけど。<個人的に親しいプーチン大統領とも会談を行なったとか。>
ただ、森氏の76歳という年齢に関しては、国内外から問題視されており、「オール・ジャパン」ならぬ「オールド・ジャパン」と揶揄されているとか。(~_~;)
まあ、70〜80代になっても、mewより元気に活躍している人はた〜くさんいるので、年齢だけでは決められないところがあるのだが。森氏自身、先月には、6年半後の五輪の準備を行なうというのに、自ら「あと5〜6年しか生きられない運命だ」と発言しているだけに(これを聞いた時には「じゃあ、引き受けるなよ」と思わずツッコンだmew>、尚更に不安を覚える人もいるのではないかと察する。
「森喜朗元首相(76)は14日、都内で開かれた共同通信きさらぎ会で講演し、2020年開催の東京五輪について「私なりに協力する」と述べ、大会組織委員会会長に就任する意向を表明した。
同時に「会長になりたいと思っているわけではないが、頼まれると手伝ってやろうかなと思っているうちに中にどんどん入れられてしまう。今年77歳だ。うまくいってあと5、6年しか生きられない運命だ。最後のご奉公だ」と強調した。(共同通信14年1月14日)』
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また、森氏は今週、ソチで海外メディアを対象とした会見を行なったのだが。その際に、森氏を含めて役員がみんな高齢である上、女性がひとりもいないことや、語学力に乏しい森元首相が組織委を率いることに疑問を呈する声が出ていたとのこと。^^;
しかも、森氏は早速、「英語は敵国語だったから理解できない」などと失言大魔王ぶりを発揮したという。(~_~;)
『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が9日、ソチ五輪のメインプレスセンターで記者会見して国内外のメディアに「国の力を示すのでなく平和大国としての姿や(東日本大震災からの)復興で世界に感謝を伝えるとともに日本のたくましさや強さを示したい」と6年後の五輪像を語った。
森会長は組織委の名誉会長にキヤノンの御手洗冨士夫会長、副会長にトヨタ自動車の豊田章男社長ら6人が内定したことを明らかにした。国際オリンピック委員会(IOC)が目指す女性や若い世代の登用がないことを海外メディアに問われ「理事で配慮できると思う。適材適所でやりたい」と説明した。
また森会長は日本語での会見だったため、語学力を問われ、「私の世代はよほど特別に勉強しないと、英語が理解できない。(第二次世界大戦中の)かつては敵国語で、外国とはつきあいもなかった」と語った。(毎日新聞14年2月9日)』
『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が9日、ソチで記者会見し、森喜朗会長(76)ら執行部が高齢で語学力に乏しいことなどについて厳しい質問を受けた。森氏は第2次大戦に触れ、英語は「敵国語だった」などと説明した。
英語力について、森氏は「昔はボール、ストライクも『よし』『駄目』と日本語を使わされて野球をやっていた。私の世代はよほど特別に勉強した方じゃないと外国語をよく理解しない」と話した。出席者からは「敵国語とは不快な表現だ」(英国人記者)「ジョークだと言えば笑い話で済んだが、そうではなかった」(米国人記者)と当惑する声が聞かれた。 (共同通信14年2月10日)』
別に森氏が英語ができないことを批判する気は、さらさらないのだが。ただ、森氏と同じ年代の人でも、英語ができる人はたくさんいると思うので、戦争のことは言い訳にならないし。<まさか「鬼畜米英」がどうのとまでは言わなかったんでしょうね。^^;>
何分にも森元首相も、安倍首相と同じような超保守思想の持ち主で(日本は「神の国」とか言ったこともあるぐらいで)、現代的な人権意識や民主政の感覚に乏しい人ゆえ、そのうちトンデモ発言をして欧米メディアから不信感を抱かれるおそれも十分にあるだけに、「何だか先が思いやられてしまうかも〜」と懸念しているmewなのだった。(@@)
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