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昨日9日、東京都知事選が行なわれ、舛添要一氏が200万票以上を獲得して圧勝し、次の都知事になることが決まった。(>_<)
mewは仕事から、午後8時チョット前に帰宅。TVをつけると、ちょうどNHKの都知事選開票の番組が始まるところだったのだけど。番組冒頭で、舛添氏の当選確実が報じられて、「あらら〜」と気が抜けてしまったりして。_(。。)_
確定得票数と得票率(上位4人)は、舛添要一(65)2,112,979票(43.4%)、宇都宮健児(67)982,594票(20.2%)、細川護熙(76)956,063 票(19.6%)、田母神俊雄(65)610,865票(12.5%)。
投票率は、46.14%(前回62.60%)で、戦後3番目に低い数字だったという。
* * * * *
東京では、8日に45年ぶりとなる大雪に見舞われ、9日にも道路に雪が残っている地域が多かったことから、9日に投票所に足を運んだ有権者は、37%しかおらず。期日前投票の9%と合わせて、投票率が46%にとどまることに。
<午前中はかなり雪が残っていた&ソチ五輪の夜更かし組がいたためか、何と午後0時までの投票率が7%台しかなくて。どうしようかと思っちゃったですよ。(~_~;)>
また、舛添氏の勝利する可能性が大きかったことから、既に結果は決まっていると思い、足もとが悪い中、あえて投票所に行くのをやめてしまった人もいたようだ。^^;
投票率が低くなれば、当然にして、自民党、公明党や連合の支援を受ける組織票を固めている舛添氏が断然に有利になるわけで。午後になっても、なかなか投票率が伸びないのを見て、mewは「勝負あった」と覚悟を固めたです。(-_-;)
<宇都宮氏も共産・社民の推薦を得ていたし。田母神氏は、超保守団体の議員やメンバーが応援していたので、そのような固定組織票があった分、大きな不利は被らずに済んだかも。
でも、特定の政党や団体と連携せずに、無党派層の支持獲得を目指していた細川氏は、この低い投票率で、大きなダメージを受けることになった。(ノ_-。)>
* * * * *
細川氏は、(後半は若干、戦略を転換したものの)基本的には「脱原発」をメインに主張して、選挙活動を行なう方針をとったのだけど。
都民の6〜7割は「脱原発」を望んでいるものの、都知事選の候補者選定においては、「原発政策」よりも「子育て、高齢者対策などの福祉」「景気雇用対策」などの争点を重視する人が多かったため、細川氏への期待がうまく票に結びつかなかったことも、票が伸びない要因になった。(-_-;)
mewは、複数のメディアが行なった出口調査の結果をチェックしたのだが。どの調査でも、今回、投票所を訪れた有権者が重視した争点TOP3は、「子育て、高齢者対策などの福祉」「景気&雇用対策」「原発政策」だった様子。
<産経新聞の調査結果では「少子高齢化・福祉」32・7%、「景気と雇用」(23・4%)、「原発・エネルギー問題」が20・9%に。福祉と景気の順位が入れ替わっていたものもあったけど。各社とも(比率を含めて)、おおむね、こんな感じだったです。>
そんな中、舛添氏は、これが東京都の首長を決める選挙であることを強く意識し、都政全般に関する政策を訴える選挙活動を展開。
特に都民の関心が大きかった「子育てや高齢者対策、福祉」や「景気雇用」の分野に関する政策を前面に出して訴えたことが、票の上積みにつながった。<実際、これらの分野に関心のある有権者の6割が舛添氏にい投票。無党派層からも、約3割の票を獲得していた。^^;>
<しかも、17日間の選挙戦で、街頭演説から練り歩き、会合でのあいさつも含め173回の遊説をして、有権者との接触(=確実な票固め)をメインに考えたドブ板選挙を行なったのも大きかったかも。>
宇都宮氏が、前回の都知事選よりも投票率が大きく下がった&有力候補者が多かったにもかかわらず、前回の96万票からさらに票数を伸ばしたのも、同氏が力を入れて主張していた「福祉」や「雇用」の政策に期待した人が多かったからだろう。(・・)
<宇都宮氏も、小さめの駅を回ったり、街頭で対話型集会を開いたりした効果が出たかも。>、
他方、細川氏は、「脱原発」を主体に訴えて選挙活動を行なった効果が出て、「原発」政策を重視する有権者の6割の票を得ることに。しかし、選挙戦で出遅れたことに加え、投票率が低く無党派層の票が得にくかったこと、また福祉などの争点を重視する女性や高齢者の票が伸びなかったことなどから、3位に甘んじることになった。(~_~;)
<尚、田母神氏は、20代男性からの支持が3割ぐらいあって、他の年齢層に比べてかなり高いのが目立っていたです。(@@)>
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ただ、細川氏が小泉氏とタッグを組む形で、都知事選に出馬することを決意した最大の目的の一つは、この選挙戦を通じて、東京から全国に向けて「脱原発」の世論を喚起して、安倍政権が原発推進政策に歯止めをかけることにあったわけで。
mewは、細川氏は、その目的はかなり達成することができたのではないかと思っている。(・・)
実際、先週までは、今回の選挙で「原発政策」を重視する人は15%ぐらいしかおらず。「福祉」「景気雇用」「防災」についで、第四の争点に過ぎなかったのだけど。
昨日の出口調査では、どの社の調査でも、「原発政策」を重視する人が20%以上にアップし、争点TOP3に躍進していたのだ。(・・)
また、mew周辺にも(の細川氏以外を支持していた人も含めて)、改めて原発の危険性や諸問題を意識するようになって、「今、原発ゼロでやって行けているのだし。再稼動は慎重にすべきだ」とか、「早く原発ゼロにした方がいい」とか言っているが何人も出ているし。
だんだん忘れられ始めていた福島原発事故の被災者や被災地の状況や、福島原発の汚染水の問題などに思いを致す人もいたりして。
今後、「脱原発」運動を広げて行くに当たって、ある種の「種まき」ができたのではないかと思ったりもした。(**)
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細川氏もその点では、手ごたえを覚えるものがあった様子。(**)
『細川氏は「出馬して分かったことは、日本の先行きに危機感を抱いている方が驚くほど多かったということ。3・11の東日本大震災は、私たちにいくつもの課題を突きつけた。(原発の)再稼働をやめて自然エネルギーとエネルギーの効率化によって、新たな成長を促すことが、日本の将来にベストの選択だと訴えてきた」と、手応えを強調した。
「何よりも、脱原発の活動にあらためて火をつけることができたと自負している。実際、世論調査でも、ただちにゼロにする、近い将来にゼロにするという人が74%を占めている。まさに今、日本は原発なしで発展していくかどうかの分岐点に立っていると、確信している」と述べ、「今回は私にとって、原発を次の世代に残さないための戦いであるとともに、戦前の流れに戻すのかという、今の政治との戦いだった」と、安倍政権への批判もあらためて口にした。(東京新聞14年2月9日)』
『細川さんは、反原発派の得票を合計すれば当選した舛添さんの得票に迫っているとして、「再稼働に反対する都民の意志がかなり明確に示された」と指摘。今後も脱原発の活動を続けていくと表明すると、集まった支援者から拍手が起こった。(時事通信14年2月9日)』
また、小泉氏も8日夜の最後の街頭演説の中で、今後も「脱原発」を訴える活動を続けて行くことを力強く宣言していたのだけど。
昨日も、自筆によるコメントを寄せ、「原発ゼロ」実現への意欲を示していた。(・・)
「残念な結果ですが、細川さんの奮闘に敬意を表します。これからも『原発ゼロ』の国造り目指して微力ですが、努力を続けて参ります。御支援賜わりました皆様に心から厚く御礼申し上げます 小泉純一郎」>
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今回の選挙に関しては、思うことや言いたいことが山ほどあるのだけど。もう終わってしまったことを、今さら「たられば」を交えてグチグチ書いても仕方がないと思うし。
それよりも、この都知事選を大きなステップにして、今後、いかに「脱原発の早期実現」や「安倍政権の暴走阻止」につなげて行くかが大事だと考えている。(・・)
また、それらを達成するためにも、mewとしては、是非、細川陣営と宇都宮陣営が、今後、様々な形で共闘して行けるといいな〜と強く望んでいるのだけど・・・。
細川氏も宇都宮氏も、先週、両者を一本化する提案は拒んだものの、選挙後に、懇談の場を設けることを確認したとのこと。"^_^"
宇都宮氏が出した一本化申し入れに対する回答書の4番目の項には、こんな記述がなされていた。
『この間の「一本化」をめぐるさまざまな論争が、脱原発に関わる市民運動に亀裂を生み、将来に禍根を残すことの危惧については私たちも共有しています。
細川・宇都宮両陣営に加わった脱原発を願う市民が、これらの論争で生じたかもしれないわだかまりを解消し、強固な結束により、原発事故の被害者の支援と全国の原発の再稼働に反対し、原発ゼロを実現する取り組みをともに続けていくことを心より希望するものです。そのような活動の一環として、この選挙の終了後に、選挙結果にかかわらず、両候補の胸襟を開いての懇談の場を設けることも両選対の間で合意されたことを付け加えます。]
細川氏も、昨日の会見で、こんな発言をしていたとのこと。
『「今回は結果は結果として受け止め、一緒に立ち上がっていただいた志を同じくする方と広く連携し、脱原発の活動を自分の信念として、次の世代につなげていくつもりだ」と今後も活動を続けることを誓った。(東京新聞14年2月9日)』
細川氏が、宇都宮氏や2人の間をつなごうとした脱原発活動を行なう人たちのことも「志を同じくする方」としてとらえてくれるといいな〜と思うです。(・・)
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正直なところ、mew的には、舛添氏が都知事になるということよりも、選挙で同氏を支援した安倍自民党が、「してやったり」とこの勝利を喜んでいることに、ムカついている&ガッカリしている部分の方が大きいかも知れない。(~_~;)
以前から書いているように、そもそも安倍自民党が、自民党を大批判して離党した(除籍された)舛添氏を支援することに決めた最大の目的は、、自民党&財界が石原元都知事の下で計画を進めて来た東京五輪の利権をキープすることにあるわけで。
mewは、ひとりの国民&都民として、東京五輪&東京自体が彼らの食い物にされるかと思うと、尚更に憂鬱な気分になってしまうところがあるのだ。(-"-)
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『アマチュア暴君・安倍陣営が、五輪組織委も経団連も牛耳る&猪瀬のアマチュア発言の真意』という記事などにも書いたのだが・・・。
http://mewrun7.exblog.jp/21556875
東京五輪の主催者は、東京都なわけで。東京都知事は、本当は、五輪開催に関して最も大きな権限や責任を有していて、国や諸団体と協力しながらも、自らがリーダーシップをとって開催準備に当たるべき立場にあるはずなのだけど。
でも、猪瀬前知事は、五輪開催の準備を行なう組織委員会の人事に自分の意思を反映させようとしたところ、その直後に、徳洲会からの5千万円受領問題が発覚して、知事退任に追い込まれることに。(~_~;)
そして、何故か東京都の知事が不在の間に、安倍内閣が主導する形で、森元首相が組織委員会の会長に就任することが決定。
さらには、予算や実務を扱う事務総長には、森氏が首相時代に結託していた元財務事務次官の武藤敏郎氏が起用されることに決まった上、名誉会長には経団連元会長の御手洗富士夫氏(キヤノン会長)、副会長には次の経団連会長候補になっている&アベノミクスに乗って最もイケイケなトヨタの豊田章男社長らが内定したとのこと。^^;
まさに政官財癒着による利権分配の構図をそのまま持ち込む形で、やりたい放題の人事を行なっているのである。(-"-)
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とはいえ、もし舛添氏が都知事選に負けるようなことがあれば、彼らの思惑はぶち壊されてしまうおそれがあっただけに、森氏を含め、関係者の皆さまは、ちょっとヒヤヒヤ、ドキドキしていた部分もあるのではないかと察するのだが。
昨日、無事に舛添氏の当選が決まったのを受けて、早速、森氏や財界の方々が喜びのコメントを出していたのを見て、ますますブル〜な気分になったりして。(>_<)
『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は9日、東京都知事選で舛添要一氏が当選を確実にしたとの報を受け、同委員会を通じて「大変喜ばしい。心よりお祝い申し上げる。舛添氏は立候補の時点から既に東京五輪・パラリンピックの成功を大きなテーマと掲げていた。開催都市として、大いにリーダーシップを発揮され、ご尽力いただけるものと大きな期待を寄せている」との談話を出した。
森会長は冬季五輪が開催されているロシアのソチを訪問しており、国際オリンピック委員会(IOC)調整委員長主催のパーティーで、同委関係者に舛添氏の当確を報告したという。(時事通信14年2月9日)』
『東京都知事選で舛添要一氏が当選したことを受け、経団連など経済3団体のトップらは9日、歓迎するコメントを発表した。経団連の米倉弘昌会長は「(舛添氏の)掲げた政策や、社会保障分野などでの行政手腕を有権者が評価した」と分析した。同様に日本商工会議所の三村明夫会頭(東京商工会議所会頭)も「都民の強い思いが反映された」と評価した。
また、経済同友会の長谷川閑史代表幹事は「選挙公約をどのような手順とスケジュールで実現するか、の工程表を早期に示し、改革の先陣を切っていただきたい」と要望した。
東京都は2020年東京五輪の準備や、首都直下型地震に備えた防災・減災対策など多くの課題を抱える。トップらは「都議会と連携をとりながら強力なリーダーシップを発揮してほしい」(三村氏)と新知事の手腕に期待を寄せた。(産経新聞14年2月9日)』
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mew的には、ともかく目立ちたがり屋で、なかなか大人しくはしていられない&人一倍プライドが高い舛添くんが、果たしてどこまでいい子に安倍&森&石原+α軍団の言いなりになって動くのか、非常に興味深い部分もあったりするのだけど。^^;
東京五輪開催に関わる施設やインフラ整備+αの超大型事業や、五輪準備の諸費用は、都民の税金だけでなく、国民の税金もつぎ込まれることから、都民だけでなく全国の人たちにも、しっかりとウォッチしておいて欲しいと思うし。
心の奥底で「おまえらの好き勝手にはさせてやらないぞ!」とつぶやきながら、ガン見状態にはいりつつあるmewなのだった。(@@)
THANKS
<東京五輪>森会長、ソチで6年後語る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140209-00000052-mai-spo
毎日新聞 2月9日(日)19時33分配信
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が9日、ソチ五輪のメインプレスセンターで記者会見して国内外のメディアに「国の力を示すのでなく平和大国としての姿や(東日本大震災からの)復興で世界に感謝を伝えるとともに日本のたくましさや強さを示したい」と6年後の五輪像を語った。
森会長は組織委の名誉会長にキヤノンの御手洗冨士夫会長、副会長にトヨタ自動車の豊田章男社長ら6人が内定したことを明らかにした。国際オリンピック委員会(IOC)が目指す女性や若い世代の登用がないことを海外メディアに問われ「理事で配慮できると思う。適材適所でやりたい」と説明した。
また森会長は日本語での会見だったため、語学力を問われ、「私の世代はよほど特別に勉強しないと、英語が理解できない。(第二次世界大戦中の)かつては敵国語で、外国とはつきあいもなかった」と語った。
他の副会長内定者は次の通り。桜田義孝・副文部科学相▽日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長▽日本オリンピック委員会の竹田恒和会長▽日本パラリンピック委員会の山脇康副委員長▽東京都の秋山俊行副知事。
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