http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/207.html
Tweet |
細川護煕選挙を終えて記者会見(文字起こし)
この度の都知事選では、多くの都民の皆様から厚い御支持御声援を頂きました。特に先頭に立って支援してくださった多くの同友の志の皆様方にまず持って感謝の意を表する次第です。
今回は私の力が及ばず残念な結果となりました。出馬への逡巡があった為に、準備期間が短かったこと、脱原発が争点としてなかなか取り上げられなかったこと、つまり原発の問題を争点とさせまいとする力が働いたことがあったと思います。日々感じていた街頭での熱気と、本日判明した選挙結果との落差の大きさに改めて努力が不足していたことを痛感すると共に、熱心に応援してくださった皆様方のご期待に添えなかったことを誠に申し訳なく思っております。
今回出馬してわかったことは、東京の将来、日本の先行きに危機感を抱いている方が驚くほど多かったということです。3.11東日本大震災は、私たちに幾つもの大きな課題を突きつけました。私は原発の再稼動をやめて自然エネルギーとエネルギーの効率化によって、新たな成長を促していくことが日本の将来にとってベストな選択だと訴え続けてまいりました。そして何よりも脱原発の活動に改めて火をともす点火するという大きな役割を果たし得たと自負しております。実際世論調査でも、原発を直ちにゼロにする、近い将来ゼロにするという人が74%を占めております。NHKの調査によると、原発エネルギーを重視するという人が2番目に今回上がっていたということですがまさに今日本は原発なしで発展していくか否かの分岐点に立っていると、私はそう確信しています。
今回の選挙は、私にとって原発を次の世代に残さないための戦いであると共にまた、戦前の日本に戻すかのような今の政治の流れに立ち向かう戦いでもありました。今回の票の集計予想を見ると反原発候補の票は分かれましたが、あわせると矢張り再稼動に反対する都民の意思がかなり明確に示されたのではないかと思います。今回の結果は結果として受け止めて、今この選挙が終わった段階から私は今回一緒に立ち上がっていただいた志を同じくする方々と広く連携し脱原発の活動をこれからの自分の信念としてしっかりと次の世代に繋げてゆくつもりです。
脱原発はイデオロギーの問題ではありません。私はまさに今を生きる人たちの覚悟の問題だと思っております。私と共に連日街頭で運動を支えてくださった小泉元総理に心からの深い敬意を表すると共に、励まして頂きました多くの応援団、ボランティアの皆様方にも大きな感動を本当に有難うと心より御礼と感謝を申し上げます。本当に有難うございました。
なお、小泉さんからメッセージを頂いただいております。
「残念な結果ですが細川さんの奮闘に敬意表します。これからも原発ゼロ国づくりを目指して微力ですが努力を続けてまいります。ご支援賜りました皆様に心より厚く御礼申し上げます。小泉純一郎。」
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK161掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。