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元記事 http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/02/post_8625.html
南国高知を震え上がらせた雪は雨となり昼には止んだ。厚い雲は東に流れ、ニュースが関東地方などでの大雪を伝える。
東京都知事選挙で投票に向かう人々の出足が鈍ることは確実となった。
残念だが舛添なのか・・・ いや細川だ。。。
と全国の脱原発派国民が身悶えるように気を揉む姿が見えるようだ。。。後は祈るしかない。
そんな中、私は「細川氏圧勝」と見ている。
舛添氏が勝つ理由を探しても見つからなかったからだ。
大雪による投票率の低下予想も含めてマスコミが伝える情報は、総て舛添自民の優勢を示すのだが・・・、結局、舛添氏が有利なのはマスコミ情報のみだ。総てが空虚なのだ。
雪で出足が鈍るのは脱原発を切望している脱原発派国民ではない。政党への義理立てで舛添氏に投票する以外ないと感じている自民公明の政権与党勢力だ。嫌々選挙に行かされている人のモチベーションは豪雪で極端に低下する。。。
。。。 。。。
細川・小泉氏の「脱原発黒船来襲作戦」の奏功を願って止まない。細川護熙氏に勝利して貰いたい。。。そうした私の脱原発願望が選挙を占う感覚を狂わせているのだろうか?
そうではない。あらゆる方向から考えて、細川氏が圧倒的優勢なのだ。
都知事選挙は、衆参国政選挙のように政党への信任投票ではない。そして舛添氏は自民党公明党の公認候補ではない。。。この事実が重いのだ。
過去の都知事選挙では、青島氏や石原氏のように、自民党支持層が厚い世論下でも無党派候補が自民候補を破ってきた。著名な無党派候補は人と人との繋がりが希薄な大都会東京で強いのだ。。。歴史が波乱を示している。
そもそも、小泉氏が頭を傾げるように、各候補者の街頭演説の様子は、マスコミが一生懸命に誤魔化すものの細川氏が圧倒している。。。舛添氏と小泉進次郎氏の関係に代表される自民生え抜き勢力との軋轢・元妻+女性問題など、自民党の中でも舛添氏に対するマイナス要因は多い。
これに加えて、新たに発掘された脱原発票の多くが細川氏に向けられると考えられる。。。
(写真は、田中龍作ジャーナルより転載)
自民党内にも脱原発派議員が50人はいると伝えられており、公明党・創価学会の女性は脱原発志向だし、連合東京内の脱原発派単組など、脱原発に宗旨替えする勢力は多い。そうした人々には小泉純一郎氏が推す細川護熙氏への投票に抵抗感は無いだろう。。。対して、極端な左翼思想だと国民に認識されている共産・社民が支持する宇都宮氏に共感することは無い。
つまり、最近脱原発に覚醒した人々は細川氏に投票する。普段は自民寄りだけれども今回の都知事選では脱原発・・・という票を積み上げれば相当の数になるのだ。
このように、脱原発票の底上げと、その投票動向が細川氏の圧勝を予想させるのである。。。脱原発国民は確実に増えている。
衆参国政選挙が終わって東京五輪招致成功後にマスコミが原発汚染水問題を隠しきれなくなって一斉に報道したことから、国民世論調査では脱原発が6割以上を占める。国民感情は一気に脱原発に傾き、脱原発派国民は倍増したと言える。
都知事選挙の有権者は10,806,141人(昨年12月2日、東京都選管発表)である。投票率が悪天候の影響で伸びず、50%を切ると仮定すると有効投票数は500万票前後か・・・
このうち、昨年7月の参院選東京選挙区では脱原発に動かなかった3割・・・つまり150万票が脱原発に動くと考えられるのである。
【2013参院選東京選挙区の結果】
この当選者以外に投票した都民が180万人近くいる。一人当選の都知事選では上位2強である舛添・細川両氏に集票される(デュベルジュの法則)。その結果が問題なのだ。
参院選後に増えた「脱原発増加分」は、昨夏の参院選では自民・公明党候補などに投じられた票である。。。となれば、今回の都知事選挙では、共産党が熱烈に支持している宇都宮候補には向かい辛く、自民党元総裁・小泉氏が応援している細川候補に向かい易い。
『原発問題だけを考えて都民の投票行動が決まるものか・・・』(脱原発は争点にならない)と言いたい人もいるだろう。しかし、昨夏の参院選後に原発容認から脱原発に変わった人にとって都知事選挙の争点は「脱原発」だ。これら都民は一様に『騙された』と思っている。。。原発安全神話に騙され、また汚染水問題を隠されていたことに怒って脱原発に変わった人の意思は固い。
小泉氏と同じような動機(過ちを改むるに憚ることなかれ)で脱原発に変わった都民が全体の3割いるとすれば、これは大きい。。。そして世論調査はその存在を示唆している。
そういう都民が都知事選で最後に選ぶのは、種々の社会問題を解決する力があって、更に脱原発を実現する実行力のある候補者だ。。。そうした人の脳裏には細川氏以外映らないだろう。
何はともあれ、細川氏が都知事になれば脱原発政策だけしか実行されない。というマスコミの都民を欺く仕掛けは不発だった。。。細川氏が、高齢者対策や医療・介護・福祉政策を切り捨て、都市直下型地震対策も疎かにするというマスコミの画策は、都民を洗脳するまでには至らなかった。
結局、今回の都知事選の争点は脱原発だ。。。NHK会長も脱原発を争点と認めたからこそ原発問題報道を自粛している旨、国会で答弁している。
前述のように、何れの考え方も細川氏圧勝を示唆している。
他の要素は。マスコミのデータだが・・・
マスコミが舛添氏優勢および細川氏・宇都宮氏の接戦を伝えるために使用しているデータは、細川氏の公約が出揃った1月22日(選挙告示前日)よりも前に実施された世論調査と、選挙戦3日目までの期日前投票の出口調査で・・・ どれも組織票が影響する調査結果を意図して選択・利用していると理解できる。
選挙中盤から終盤にかけては目新しいデータはなく、マスコミは序盤の報道を焼き直して「舛添リード、細川・宇都宮接戦」を演出しているに過ぎない。街頭演説の様子がネットで伝わるなどして内実は大きく様変わりしている。。。マスコミの焦りが舛添氏優勢を伝えているのみと考えた方がしっくり来る。
しかし、このマスコミの汚い情報操作による舛添氏優勢情報は、嫌が応にも脱原発派陣営の危機感を掻き立て、宇都宮氏を諦めて細川氏への一本化投票を促す結果を招くのだ。
以上を総括すれば・・・
雪が降ろうと槍が降ろうと今回投票所に向かうのは、「衆参国政選挙後に脱原発に目覚めた都民」だ。此れまでは騙されていたからこそ脱原発の細川・小泉W首相を支持するのだ。
蓋を開ければ雪も投票率も関係なく、細川氏の圧勝に終わる。。。但し、うちの女房殿は、『勝つのは舛添でしょう。』と気軽に予想している。
。。。 。。。
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