http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/151.html
Tweet |
http://31634308.at.webry.info/201402/article_8.html
2014/02/08 22:41
今日で東京都知事選挙の遊説が終わった。今日も、ツイキャストで、細川氏・小泉氏の演説を聞いた。選挙運動最後の場所は、新宿駅東口アルタ前であった。雪の降る中の演説であったが、かなりの数の聴衆が傘をさしながら聞いていた。どこかの党の正式な支持を受けていない中、最初から組織票は見込めない。全く、雲を掴むような戦いであったと思われる。
今回の細川氏の演説と小泉氏の演説は、微妙に違った。細川氏の演説は、今の安倍政権が変な方向に向かっているが、それは政治の話だから我慢していたと述べ、しかしエネルギー基本政策で原発を基幹エネルギーの一つと位置づけ、さらに再稼働をする動きに堪忍袋の緒が切れて立ち上がったと言った。細川氏は、宮城県知事が進めているコンクリート防潮堤には反対で、瓦礫を防潮堤にして、その上に防潮の木を植えるプロジェクトをやっている。東北、福島の実態を知っているからである。安倍政府自体を批判するが、元自民党総裁の小泉氏の手前、政府へのあからさまな批判を抑えている。
小泉氏の演説のスタンスは、決して安倍政権に対する名指しの批判はせず、ひたすら原発ゼロの推進に絞って、自民党の政治についてはあからさまな批判は抑えている。小泉氏は、安全で、クリーンで、一番安いと思っていた原発のメルトダウン事故を見て、自分で勉強し直したと言っている。
最後の演説では、細川氏も原発一本に絞った言い方をした。他の都政の話は、都職員にやる気を出してもらったら十分やってくれると述べている。この辺は、熊本県知事を行った経験が活かされている。トップの仕事は、如何に部下を自発的に動くようにするかだ。オリンピックを原発に頼らないで、再生可能エネルギーで行うと宣言した。
いつも思うのだが、演説は小泉氏の方が上手い。上手いというか、確固たる信念に裏打ちされた言葉に力がある。最後の演説は今までで一番踏み込んだ言い方をした。小泉氏を嫌いでも、これを聞いて小泉氏の心を疑う人は、余程疑い深い人である。
・原発は税金を投入しないと収益をあげられない、孫へ負担を残す最も高いエネルギーである。
・原発は60年の間にスリーマイル島、チェルノブイリで事故を起こした。日本は技術を持っていているから安心と思っていたが、メルトダウンまでさせてしまった。二度と絶対に事故が起きないものを作れますか?(出来ないだろう!)
・こんな原発を子供、孫に残していけない。
・ドイツは与野党が福島を見て原発ゼロと決めた。しかし、まだ2基程度稼働している。日本は、今全ての原発が稼働していないのに、敢えて重要エネルギーと位置付けて再稼働すると言う。
・この選挙は、原発ゼロにしたい勢力と、原発を推進する勢力が勝つか負けるかのせめぎ合いだ。
・原発に頼らないで、再生可能エネルギーの社会に移行するようにしたい。原発を後世に残してはいけない!
・今回、聴衆の声援を聞いて、40年前の衆議院選挙に初立候補したときの心が蘇ってきた。
最後に小泉氏は、今回の都知事選後も、細川氏と原発ゼロの運動は続けると述べたことが印象的であった。言葉の端には、例え負けてもそうすると聞こえた。
演説の全てが終わったとき、自然発生的に、聴衆全体から「細川!!、細川!!、細川!!、、、、、、」の声が上がった雰囲気は、ムサシ製投票集計機に不正な操作がなされない限り、当選するのではないかと期待を持たせるものだった。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK161掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。