http://www.asyura2.com/14/senkyo161/msg/148.html
Tweet |
「もんじゅ」の事故の想定資料を集めてみました。
私の住んでいるところは「もんじゅ」から直線距離で百数十qです。事故が起きれば強制避難地区となるでしょう。
避難をする気はありませんが。
(高速増殖炉の特性)
1.核暴走(核爆発)事故を起こしやすい
高速増殖炉は非常に暴走(核爆発)事故を起こしやすい原発です。 •核分裂の速度が軽水炉の250倍も速いため非常に制御が難しく、一瞬の間に手がつけられなくなってしまいます。
•炉の中での燃料の配置が微妙で、ほんの少し変形したり溶けたりすると核暴走(核爆発)を起こします。
•ナトリウムの中に「泡」が入ると、一気に出力が跳ね上がり、それが又泡を増やして暴走を起こす、チェルノブイリ原発と同じ性質があります。
•原子炉を停止する「ブレーキ」は制御棒だけ。その効きも軽水炉より鈍いのです。(軽水炉では制御棒の他にホウ酸を注入して核分裂を止める仕組みも備えています。)
2.冷却材にナトリウムを使う
普通の原発は、炉を冷やし、熱を取り出すのに水を使いますが、高速増殖炉はナトリウムという金属を98度以上に熱して液体にして使います(ちょうど水銀のような感じです)。このために様々な危険が生じます。 •高温のナトリウムは、空気に触れると燃え出し、水に触れると爆発し、コンクリートに触れても燃えたり爆発したりします。さらに、「もんじゅ」事故で鉄も溶かしてしまうことがわかりました。
•このナトリウムと水が、蒸気発生器の中では、わずか3.5ミリの細管の壁をはさんで流れます!。イギリスでは蒸気発生器でナトリウムが漏れて大きな事故を起こしました。細管の内も外もただの水が流れている加圧水型軽水炉でさえ、腐食による穴開きが防げず、とうとう蒸気発生器ごと交換しているのです。
•ナトリウムが漏れてもコンクリートに触れないように床には全部鉄板をはりますが、「もんじゅ」事故では鉄も溶け、もう少しで床コンクリートに触れて大爆発になるところでした。
•中心部分の室内は、ナトリウムが漏れても燃えないように窒素ガスを充満させます。だから何かあっても簡単には人が入れません。
•原子炉の中を流れる1次系ナトリウムは、非常に強い放射能を帯びてしまいます。事故や点検、検査が難しく、働く人の放射能による被害(被曝)も増えます。
•ナトリウムは、水と違って不透明ですから、検査や点検でも炉の中が見えません。全てロボットによる手探りになり、非常に難しくて危険です。
3.猛毒のプルトニウムを燃料にし、それを増やす
プルトニウムはもともと自然には存在せず、核爆弾をつくるために原子炉から取り出された物質です。その名前もギリシャ神話の地獄の王=プルートからつけられました。 •プルトニウムの微粒子を吸い込むと肺にくっついて放射線を出し続け、肺ガンを引き起こします。
•耳掻き1杯ほどの量(1g)で、数百万人を殺す事ができるほどの猛毒です。
•プルトニウムの放射能は、半分に弱るまでの期間(半減期)が2万4千年!。現代から逆算すれば「クロマニオン人」の時代です。
•プルトニウムは、長崎に落とされた原爆の原料で、ソフトボールくらいの量(5kg)があれば核爆弾が簡単に造れます。(高速増殖炉「もんじゅ」の燃料には、1.4トンものプルトニウムが使われます。)
•高速増殖炉を動かすには、原発の使用済み燃料からプルトニウムを取り出す「再処理工場」が必要ですが、「再処理工場」は、事故が無くても原発の数百倍の放射能を垂れ流す上に、万一重大事故が起これば原発よりもはるかに被害が大きくなる「悪魔の工場」です。
•高速増殖炉を運転しようとすれば、大量のプルトニウムを生産、加工、輸送しなければならず、常に大事故の危険がつきまとう上、環境への漏れは完全に防ぐことは不可能です。 ◦フランスのラ・アーグ再処理工場が、基準値の数万倍の放射能を海中に流していたのを国際環境保護団体「グリーンピース」が見つけました。
◦イギリスのセラフィールド再処理工場を中心に、広い範囲で子供たちの歯からプルトニウムが検出され、工場に近いほどひどく汚染されていることも最近わかりました。
•さらに、プルトニウムを厳重に管理するために、秘密主義、人権抑圧の「警察国家」が生まれてしまいます
4.構造に無理があり、特に地震に非常に弱い
高速増殖炉は、構造的にもさまざまな無理があり、特に地震に弱いという致命的な欠陥を持っています。 •軽水炉の冷却水の温度は約300度ほどで運転されますが、高速増殖炉の冷却材=ナトリウムは500度以上の高温で運転されます。
•このため材料の腐食や熱による変形、温度変化による衝撃など、さまざまな無理が起こります。
•主な材料に使われるステンレスは熱膨張が大きいので、その影響を避けるために、
1.パイプをわざとグニャグニャ複雑に曲げ、軽水炉の10倍以上も長くする。
2.パイプや機器類をきっちり固定しないで動くように取り付ける。
3.パイプや機器類の材料は、太く薄くする。
などの無理をしなければなりません。
•こういう特徴から、当然地震に合うと激しく揺れ動き破壊される危険が大きいのです。
•起こるかどうかわからない地震には目をつぶらなければ高速増殖炉は造れなかったのです。
•もし、大地震が起こったら・・・あきらめてもらいます。それが高速増殖炉です。
(事故が起これば)
日本列島の半分を失う
核爆発の死の灰が
世界を襲う。
わが国で初めての大型実験炉ともいうべき高速増殖炉「もんじゅ」――出力28万k―は、大量のプルトニウムを使うため、あのチェルノブイリの大事故よりもはるかに高い可能性で、恐ろしい核暴走→核爆発事故が起こりうるとされています。さらに、水や空気にふれると激しく反応するナトリウムを冷却材として使うことが、危険性をより大きくします。
このことは4年前の事故でどれほど扱いにくく危険なものかということを恐ろしい思いで知ったはずです。あの時床の鉄板がもう少しで溶けて穴があくところでした。実際再現実験をしたら大きな穴が開いてしまいました。
コンクリートとナトリウムが反応して爆発する。あの時新聞で取り上げられたことです。ピンとこないでしょうが、コンクリートをさわってみると絶えず湿っていて水々しい。実はコンクリートは40%も水を含んでいます。水と石灰と砂・砂利でできているのです。そこへナトリウムが触れるとどうなるか。コンクリートごと大爆発する。まさにコンクリート爆弾となるのです。もうわずかでそうなるところだった。そうなればまた管が壊れナトリウムが吹き出し連鎖反応的にもんじゅが壊れ究極の原子炉事故となっていた。これは現実の話なのです。
核曝発の事故がおこった場合、猛毒プルト二ウムを含む放射能が広範囲に放出され、日本列島の半分(約16万k平米)を失ってしまうことになります。地球の被曝量はチェルノブイリの比ではありません。しかも最近、建設地である敦賀半島西岸でM6.9クラスの活断層が発見されたことから、事故の危険性はますます大きなものとなっています。
http://www.geocities.jp/tobosaku/kouza/fbr2.html
(引用終わり)
このような事を知りながら、20年も前から「もんじゅ」を建設し、なを、稼働する計画を持っている自民党とは、どのような政党であるか。
この事実だけでも自民党など、葬り去らねばならない。
一億人の怒りで、自民党を消滅させねばならない。
安部、枡添!
そんなものは埃の類。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK161掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。