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2014年02月08日 「ジャーナリスト同盟」通信
<法務検察の重い課題>
法務検察は、日本の法治のレベルを象徴する権力機関である。公正・正義の日本なのか、そうではない腐敗の3流国なのか。世界の目線が集中する機構なのだ。猪瀬事件捜査は入口に過ぎない。その先へと進むのか、それともここで打ち止めにするのか。国民はしっかりと監視を強めている。世の中に格差・不平等が広がると、それは強まるものだ。既に、第2の猪瀬事件が噴出しているため、法務検察としては気が気ではないだろう。
<文春が小さく舛添疑惑を記事に>
細川護煕が都知事選に出馬の意向を表明すると、読売などは一斉に忘れていた30年前の事件を大々的に報道して、都民を覚醒させた。しかし、まだ煙が立っている舛添の2億5000万円疑惑には、一切触れなかった。
ということは、舛添当選が新聞テレビの目的だということがわかる。それが確実になった時点で、体制寄りの「週刊文春」が小さく記事にした。筆者はこれを昨日、電車内の広告で確認した。
本来は大きな活字で宣伝するところだが、週刊誌も舛添批判をためらっている。当局に遠慮しているのである。こんな無様な日本マスコミを、外国の日本研究者は「日本には言論の自由がある」と信じ込んでいたものだ。今彼らはどう評価しているのであろうか。むろん、日本の学者に問題があるのだが。
<日刊ゲンダイは舛添側近の証言を報道>
日刊ゲンダイは、この舛添金銭疑惑を2度も報道して、ジャーナリズムの使命を果たしている。2回目の報道では、舛添側近の証言を紹介して、2億5000万円事件が、猪瀬事件とはまるで桁違いの事件性を帯びていることを伝えている。
問題は、それでも他の新聞テレビは報道しない。都知事選における偏向報道を象徴していることが、これで小学生でも理解できるだろう。安倍政府と黒幕の財閥・原子力ムラの、恐ろしいほどの悪魔性を裏付けていよう。
<共産党は都議会追及>
そもそも、2億5000万円疑惑報道は共産党機関紙によって、大きく表面化、それを日刊ゲンダイが報じた。事情通は「赤旗のずっと以前にネットに載っていた」と証言している。
新知事会見の場で、真っ先に質問されるだろう。ここが注目点である。この場面での対応を、国民は監視することになる。それをどう報道するのか。読売産経の扱いが特に注目される。
その後を都議会で共産党が追及することになる。これは第2の猪瀬事件なのである。しかも、この疑惑には血税が関係している、と強く指摘されている。
<市民は刑事告訴>
税金の流用疑惑であれば、市民が黙ってはいない。検察庁に刑事告訴することになろう。この時点で、法務検察が国民監視の標的となる。
法務検察の対応いかんで、この国の民主主義の質が判明することになる。猪瀬事件よりも、はるかに悪質な事件性が指摘されている。法務検察としては逃げることが出来ないだろう。
国会でも追及されるだろう。
<石原事件はもみ消し?>
徳洲会事件の火付け役を買ってしまった筆者としては、猪瀬事件は入口にすぎないと指摘してきた。その先を関係者は注目してきた。ずばり本命は石原事件である。
維新の会は崩壊している。大阪での反乱は、東京の石原事件と無関係ではあるまい。幹事長の松野が政界再編に必死なのは、石原事件と連動していると見るべきだろう。
日本はドイツではないが、そうだとしても石原の極右政党が大きく拡大することはない。国民は石原が官邸に詣でて、両手を合わせたことを報道で知っている。法務検察が石原事件のもみ消しに狂奔すれば、この国の内部崩壊を裏付けることになろう。
<徳洲会事件の闇はまだまだ>
徳洲会事件の闇は深い。100億円近い使途不明金はまだ闇である。これを法務検察が黙認することなど出来ないだろう。
徳田と連携してきた金融機関は、必死で資金回収に当たっているようだ。金融機関内部の抗争を表面化させている。官僚の天下りさえも、まだ明らかにされていない。
日本の医療行政に重大な問題が存在している。100億円解明で、その謎が解けることになる。これを法務検察が無視するのかどうか。谷垣法務大臣の資質が問われていることなのだ。
中国でも政権は、不正腐敗に勝負をかけている。腐敗が清朝を崩壊させた。蒋介石の国民党も腐敗で敗北した。いま中国共産党が厳しい立場に立たされている。それは日本にも言えることなのである。
法務検察が、日本の今とこれからの鍵を握っている。検察の正義を今しばらく見守りたい。
2014年2月8日7時35分記
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