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2014-02-08 07:07:06
選挙戦最終日の本日2月8日まで、脱原発候補の一本化はなりませんでした。かくなるうえは、有権者自身が賢い選択をするかどうかにかかってきました。つまり、細川候補を勝たせるかどうかです。舛添候補に勝たせないためには、一本化するしかありません。そして、無党派層からのより多くの投票も期待できるのは、やはり細川候補ではないでしょうか。
共産党を中心とする宇都宮陣営は、結局、「主たる敵」が分からないままのようです。分かっているとしても、結局、独りよがりの体質から抜け出すことはできませんでした。
過去に何回も犯してきた過ちを、今度も繰り返すことになりました。「自分たちが正しい」という独りよがりで、結局、升添候補という主たる敵を勝たせるかもしれないのですから。一本化すれば「脱原発」に踏み出せる大きなチャンスを、みすみす逃してしまう。あまりに情けなくて、涙がこぼれます。
今回、升添候補が勝利すれば、安倍政権は「原発、いけいけ、どんどん」です。宇都宮陣営の人々が、「闘いは続くのだ」と気張ってみても、権力側からは鼻の先であしらわれるのがオチでしょう。
今回の選挙戦の中できわめて明確になったことがあります。それは「みなざまのNHK」のはずが、「安倍のNHK」に変貌してしまっていたということです。今回の知事選の争点であるはずの「原発をどうするか」について、就任したばかりの籾井勝人という会長が、直接、「原発はテーマからはずせ」と、指示していたことを自ら認めたのです。
NHKの経営を維持できているのは、ひとえに皆様の受信料によってです。皆様がお支払いになる受信料で、NHKは成り立っています。だから、公共放送という看板なのです。国策放送ではありません。
ところが、安倍という男がその公共放送を乗っ取り、支配下に置きました。NHKの10人の経営委員のうち5人が交代するのを機にすべてお友達を送り込み、その結果、籾井勝人という安倍の意を体する人間を新会長にすることに成功、完全に掌中に収めることができました。しかも、籾井という会長は、就任会見でも明らかにしたように、名うての偏向人間です。
皆様の受信料で成り立つ「皆様の公共放送」が、「アベノおもちゃ」として運営されるようになったのです。完全に私物化し、皆様に安倍の方針を宣伝する機関として活用し始めました。「安倍の放送協会」と化した「イヌ・アッチ・イケー」には、受信料を払う義理はありません。安倍氏本人に資金負担させればよいのです。
*ボクは、私たちみんなの放送局は受信料を負担してでも維持すべきという考え方です。民放はどうしてもスポンサーの口出しに弱い。だから、カネを払ってでも自分たちのテレビ局を維持することは、大きな意味があります。
それはともかく、「安倍放送局」と化した端的な表れが、2月5日の参院予算委での籾井・NHK会長の答弁です。民主党の有田芳生議員が、NHKのラジオ番組で原発問題をテーマに話そうとした東洋大の中北徹教授がテーマ変更を求められた問題を質問しました。すると籾井会長は「選挙期間中の番組は公平性を期す必要があり、テーマの変更を求めた」と、自身の関与をアッサリ認めたのです。
都知事選での争点からの「原発隠し」を、籾井という会長は就任早々から直接支持していたわけです。それをおかしいと思う感覚もなく、しゃあしゃあと言ってのける。細川陣営が掲げる「原発問題」を隠してしまえという官邸側の意を体して、視聴者の目や耳に触れないようにする。そのかわり、ソチ・オリンピックはこれでもか、と洪水のごとくたれ流す。
敵は、こうした巨大宣伝機関を手中にしました。検察などの国家権力もいのまま。そんな手ごわい相手です。ここはひとつ統合するほか、打つ手はありませんよね。
ともかく、投票所へ足を運びましょう。そして、賢い選択を見せつけたいものです。
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