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<破れたり!反核・反原発の民意>
埴生の宿から、紅梅の枝を切り取ってきて花瓶に挿したら、今や満開である。だが、気分は晴れない。昨夜遅く電話が鳴った。日刊ゲンダイ記者からだ。彼も元気が無い。安倍の暴走を止められる絶好の都知事選が、見事に失敗したことについてのコメントを求められた。取材する方も、される方もつらい。反核・反原発は天の声である。原子力ムラを、これ以上、のさばらせると、日本の将来はないといっていい。分かり切っていることだが、この国の民度は低すぎて、まともに対応しない。政府広報の新聞テレビに屈しているからだ。民意は反映されない都知事選となってしまった。無念の極みである。
<無党派を眠らせ、候補分断>
都知事選の本義を、新聞テレビは徹底的に封じ込めた。原子力ムラ・安倍支援を貫いた。その結果、政治を動かせる無党派を眠らせてしまった。
読売・産経だけではなかった。新聞テレビは30年前の事件をことさらに宣伝して、数年前の金銭疑惑を全く報道しなかった。都民を眠らせたのだ。
ごく一部の意識の高い都民は、2人の反核候補に割れてしまった。野党分断に徹した共産党には、いつもながらあきれるばかりである。所詮、党利党略で動く日本の政党なのだ。
<低い投票率で自公に軍配>
かくして投票率は上がらない。無党派決起を夢見た細川―小泉陣営は、敗軍の将となる。石原・猪瀬の後継者の自公候補が都知事の椅子に座って、13兆円予算の多くを五輪利権に使うことになる。知らなかったが、都の予算は韓国政府予算に肩を並べるのだという。
悪政は直らない。都知事・都議会議員・役人の高給は放置される。改革は進まない。
筆者は東北地方出身者と東北からの電話攻勢を期待した。反核・反原発の世論に期待したが、不発に終わった。心から残念に思う。悪が栄える日本は、これからも続くことになる。
<原子力ムラは福島に次いで都知事選でも>
原子力ムラは恐ろしい悪魔の集団である。精神科医の診断を知りたい。
福島から列島、海洋までも放射能で汚染させながら、それでもしぶとく生き延びている。真実を報道させないことで、蓋をしてやり過ごしている。
本当の人間社会であれば、科学者が決起して反原発を叫ぶだろう。東電内部からの内部告発、東芝や日立の原子炉技術者からの内部告発で、原子力ムラを内側から退治するだろう。
それが全くない。不思議な日本と日本人なのである。せめて、このことに国際社会が深刻に受け止めればいいのだが、2020年五輪を東京に決めてしまう。国際社会も狂ってしまっている。
細川―小泉連合は、東京から押しつぶすと立ち上がった。その勇気に過去はどうであれ、人間であれば誰しも賛成するだろう。そう思った。しかし、ナベツネら悪しきマスゴミ人が、都民を目隠しさせたのだ。これに屈した都民も情けない。
依然として石原や猪瀬を支持した都民ばかりなのだった。沖縄の熱気は東京に届かなかった。
<新聞テレビの貢献>
都民を眠らせることに成功した新聞テレビへのご褒美は、いうまでもなく広告というカネである。官房機密費を懐に入れる輩もいるだろう。
日本にジャーナリズムは存在しない。これは、もはや隠しおおせるものではない。健全な日本国民は放送法に反するNHKの受信料を蹴飛ばしている。読売新聞購入を止めている。
しかし、まだ多数ではない。これが多数になった時、日本は変革することになるが、いつのことだろうか。
<財閥・電通に屈したマスゴミ>
日本の司法・立法・行政の3権は、誰の手に握られているのか。これに回答できる日本人は、まだほとんどいない。たとえ、いたとしても声には出せない。
勇気が無い。生活のことを優先させるからだ。
はっきり言おう。財閥である。財閥が日本を動かしている。安倍もその配下でしかない。新聞テレビも財閥の意向に抵抗できない。これを否定できる日本人はいない。
日本にジャーナリズムは存在しない。それでも、新聞テレビを信じ込む日本人ばかりなのだ。三井住友・三菱に操られている日本の権力機構なのである。財閥にメスが入れられる時、日本の民主主義は開花することになろう。
<安倍暴走で「戦争する日本」へ本格化>
細川―小泉決起を抑え込んだ原子力ムラは、安倍の原発・核売り込みに拍車をかけることになろう。トルコやベトナムの次はどこか。英国にも王手をかけている。ドイツと真逆の政策である。これを不思議と思わない日本人・都民なのである。
安倍の暴走は、遂に「戦争の出来る日本」へと舵を切る。安倍は連日、国会で答弁している。集団的自衛権を憲法改正なしで「出来る」と豪語する。中曽根の見解・ナベツネ見解と同じである。
ワシントンの反中好戦派は歓迎している。米軍の戦争に自衛隊を自由に使える、との思惑からである。
これまで自衛隊は我が世の春を謳歌してきた。衣食住を保障され、玩具の軍隊ごっこで安全を確保されてきた。しかし、安倍路線が強行されると、いつ何時、命を失うかもしれなくなる。
それで満足できるのか。
<日本海は波高し>
米州では、日本海という名称に対して、東海を併記することになる。これも安倍効果といっていい。日本海は尖閣・釣魚に限らず、波が高くなる。
改憲軍拡を求める米産軍体制との共闘でもある。オバマはどう出るのか。ワシントンの1%は依然、不気味である。TPPで日本経済を奪い、神道過激派・日本の1%を巻き込んでの軍事的利権に狂奔するかもしれない。
アジアが試練を迎えている。都知事選の敗北は、その点で痛い。
2014年2月7日8時45分記
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