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混乱の発端/(C)日刊ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/news/147730
2014年2月4日
NHKの籾井勝人会長は、3日も衆院予算委員会に呼ばれた。NHKの混乱状態はまだ続きそうだが、これに拍車をかけているのが、籾井新体制で一気にNHK支配をもくろむ菅義偉官房長官と、菅に尻尾を振ってNHK内の主導権を握ろうと画策する井上樹彦編成局長といわれている。
「昨年の暮れも押し詰まった頃、菅官房長官は、都内某所で籾井次期会長と密かに会談し、その席に井上局長も呼んで籾井氏に紹介した。その上で、井上局長を報道担当の理事にするよう要請し、籾井氏も了解したといわれています。井上局長は、政治部長時代から当時、総務相として初入閣し、放送行政に力を振るい出した菅氏に急接近。選挙情勢など政治部記者を通じて集めた情報を菅氏の耳に入れるなどして信頼を得ました」(NHK関係者)
籾井氏は会長就任初日の1月24日、2月上旬に任期切れを迎える副会長の後任人事について、政治部長や報道局長を務め、現在は関連団体の役員を務める堂元光氏を任命することを決定。1月28日の経営委員会で同意を求めたが、なぜか経営委はそれを保留した。その陰に井上局長の存在があったという。
「井上局長は、前々日、籾井会長が堂元氏を副会長に据えるつもりであることを察知するや否や菅長官に電話。堂元副会長案を阻止するよう、菅氏に懇願したといわれています」(前出のNHK関係者)
■副会長人事でも主導権
実は、堂元氏と井上局長は、政治部の先輩・後輩ではあるものの、政治部時代から犬猿の仲。井上局長は「堂元副会長」では、NHK内の主導権を握れなくなると恐れたのだ。井上局長の要請を受け、菅は直ちに懇意にしている浜田健一郎経営委員長に対し、堂元副会長に同意しないよう求めたという。
「堂元氏は結局、副会長には就けず、NHKエンタープライズの今井環社長が就任するのではとの観測も出ています。今井社長は井上氏と関係が良好です。そうなれば、菅官房長官―井上局長ラインによるNHKの私物化が完成することになります」(別のNHK関係者)
籾井会長が「NHKのボルト・ナットを締め直し、公平・公正・中立の放送法を順守させる」と言ったのは、「安倍官邸=菅長官の言いなりになれということか」――。NHK内部にはそんな怨嗟(えんさ)の声が渦巻いている。
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