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田母神氏の応援で「百田尚樹氏VS朝日新聞」再燃 都知事選
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140204/plt1402041535005-n1.htm
大ヒット映画「永遠の0」の原作者で、NHK経営委員の百田尚樹氏(57)が3日、東京都知事選(9日投開票)に立候補している元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)の応援演説に立った。ベストセラー作家の登場に聴衆もわいたが、これに朝日新聞が4日、「識者からは疑問の声があがる」などと、批判的な記事を掲載したのだ。
百田氏はこの日、西新宿など都内3カ所でマイクを握り、「子供たちに国や日本人が立派であると教えないと、日本は本当に素晴らしい国にはなれない」「田母神さんは立派な国家観、歴史観を持った本当の男です」などと訴えた。
応援団長の石原慎太郎氏(81、日本維新の会共同代表)がインフルエンザで倒れたなか、田母神陣営には願ってもない援軍となったが、朝日新聞は黙っていなかった。
4日朝刊に「NHK経営委員が選挙応援」「百田氏、演説で歴史・憲法観」「政治活動『立場を無視』識者」という見出しの記事を掲載した。記事は極めて巧妙で、文中に「経営委員の政治活動を禁じる法律や規則はない」と書きながら、識者の「極めて異例」「誤解を与えかねない」などと、百田氏の選挙応援に否定的なコメントを掲載しているのだ。
百田氏と朝日新聞には因縁がある。
安倍晋三首相が昨年末に行った靖国神社参拝について、百田氏がコメントしたところ、朝日新聞デジタルは《百田尚樹さん「参拝は大歓迎。たまたま今日だっただけ」》との見出しを付けて報じた。
これに対し、百田氏は発言の内容や趣旨をねじ曲げて報じられたとして、自身のツイッターで「印象操作の意図が見える」「正しく書けよ」などと書き込んだ。
百田氏と朝日新聞は、ツイッターをめぐっても“騒動”があった。
百田氏がインフルエンザで寝込んでいたときに、ギャグで「食欲がない(涙)せめて、きれいなオネエチャンを食べたい!」とツイートしたところ、朝日関係者はギャグを真正面から受け止めてツイッターで批判したのだ。
百田氏は4日未明、田母神氏への選挙応援に関する一連の批判に対し、「アホか! 不偏不党は放送に関してのみ。個人の思想信条は認められて当然。これがダメだというなら、NHKの経営委員など、いつでも辞めてやる!」とツイートしている。
藤岡信勝拓殖大客員教授は「腰砕けの批判記事だ。百田氏に違法性がないと記事で何度も繰り返しながら、コメンテーターに批判的発言をさせることで、さも、NHK経営委員の言動に縛りがかけられるような印象を与えている。日本には言論の自由、思想信条の自由がある。百田氏はどんどん発言していくべきだ」と語っている。
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/02/04]
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